>>133
「18歳リアちゃんのお味はどうだったかしら?」
「外道め…!私はABよ!」
五寸釘を構えて告げる。
「残念ね…婆はCAなの」
よりによって最大の地雷カプ!
「うおおおおおおーーー!!!!」
雄叫びをあげて燻製婆に飛びかかろうとしたその時―――
『燻製婆に近づいちゃダメ!』
(え!?)
突如頭の中に声が響いた。驚いて立ち止まると目の前に一匹の馬が現れた。
「あら?どうしたの?今さら怖じ気づいたのかしら?」
(燻製婆には見えていない…?)
これはひょっとして―――
(あなた馬婆の幽霊?)
『そういうことになるわね。ちなみに私だけではないわ』
馬婆の背後に三匹の動物が現れる。
『にゃーも食われたにゃん』
(猫保護婆!)
『燻製婆は体から特殊な煙を出すんだワン!』
(ボーダーコリー婆!)
『その煙を吸うと体が動かなくなるのだ!だから近づいちゃいけないのだ!』
(ハム婆まで…!)
「そっちが来ないならこちらから行くわよ!」
燻製婆が剣を構えて向かってくる!
「きゃ…!」
『逃げるのだ!』
『いや間に合わないワン!とりあえず息を止めるんだワン!』
(そんな…息を止めながら戦うなんて無理よ!)
『燻製婆の弱点を見つけるんだニャー!』
(弱点…?そんなのわからないわよ!)
『燻製婆の言動を思い出すのよ!わいわいに張り付いてる神社婆なら何かわかるはずよ!』
(あ…!)
「ほらほらどうしたの?反撃してきなさいよ!」
燻製婆の剣を五寸釘で受け流しながら必死で思い浮かべる。ええと確かこんな感じで…
ポンッ
「え…」
変身した私の姿を見て燻製婆の手が止まる。それはそうだ。私が変身したのは―――
「トニー…」
そう、燻製婆の推しのトニー。
「考えたわね…。わかったわ婆の負けよ。トニーに殺されるなら本望だわ。」
燻製婆が武装を解く。
「婆の燻製美味しかったのに残念だったわ。来世では同カプだといいわね。」
「トニーはそんなこと言わない」
面倒だからそのまま殴り殺した。
『ありがとニャン』
『これで成仏できるワン』
(えっあなたたち式神みたいに戦ってくれるんじゃないの?)
『それはないわ。婆ACだし』
『ABとか無いのだ』
動物たちが消えていく。
まとめて地獄に落ちろ。