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わいわい雑談スレでくんちゃんをすこれ1686 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 13:11:19.18ID:???
板の内容に関係あることないこと雑談流行話懐古話、何でもどうぞ。
ヘイト、ヲチ、晒し、誕生日誘い受け等ウザがられる話題は該当スレへ。

大人板なので構ってチャンはうざがられる傾向です。精神的にも大人に。

・次スレは>>950が立てること。立てられない時は代わりを指名。

※犯罪・事件性を含む実際の出来事を801ネタにするのは禁止※

・荒れてる時は避難所推奨
【避難所】わいわい雑談スレ5【IDなし】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1528867556/

※前スレ
わいわい雑談スレ1685
http://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/801saloon/1536278570/
0197やまなしおちなしいみななし2018/09/22(土) 00:39:44.79ID:???
>>187
バックヤードの扉を叩きつけるように閉じると、私はその場に蹲った。あまりの苛立たしさに胃から酸っぱいものが迫り上げてくる。
婚約者に未練タラタラの男。あいつはまだいい。問題は女のほうだ。基地外じみた執念で“あの人”の殺害を決意しているあの女。私の考えが正しければ、おそらく……。

つと、静かな室内にバイブレーションが鳴り響く。はっとしてスマートフォンを手に取ると、メッセージが一件。
今しがた殺害宣言をされたばかりの“あの人”からの返信だった。
あの腹立たしい二人組の接客をこなしながらも、隙を突いてメッセージを送っておいたのだ。内容は実に簡潔明瞭。

《すぐに来て》

話が早くて助かる。
あの基地外女の話しぶりからして、おそらく行動を起こすまでそう間もないだろう。一刻も早く迎え撃つ対策を立てなければ。
そう、ただでやられるつもりなど毛頭もない。返り討ちにせねば。血祭りにせねば!
そうでなきゃ到底気が済まない!

「対抗カプ婆は死罪よ……! 腹黒攻め×受けちゃんにひれ伏しなさい!!!」

固く決意を燃やして、私は店を後にした。
0198やまなしおちなしいみななし2018/09/22(土) 01:36:27.30ID:???
↑は読み難いから恥を忍んで上げ直すわ
推敲したんだけど少しはマシになったかしら…?



バックヤードの扉を叩きつけるように閉じると、私はその場に蹲った。あまりの苛立たしさに胃から酸っぱいものが迫り上げてくる。
“あの人”の婚約相手に未練タラタラの男。あいつはまだいい。問題は女のほうだ。基地外じみた執念で“あの人”の殺害を決意しているあの女、私の考えが正しければ、おそらく……。

つと、静かな室内にバイブレーションの音が鳴り響く。はっとしてスマートフォンを取ると、メッセージが一件。
“あの人”からの返信だった。
あの腹立たしい二人組の接客をこなしつつ、隙を突いて、聞きかじった事のあらましを“あの人”へ送っておいたのだ。
返信は実に明瞭。

《すぐに来て》

話が早くて助かる。
あの基地外女の話しぶりからして、おそらく行動を起こすまでそう間もないだろう。一刻も早く迎え撃つ対策を立てなければ。
そう、ただでやられるつもりなど毛頭もない。返り討ちにせねば。血祭りにせねば! そうでなきゃ到底気が済まない!

「対抗カプ婆は死罪よ……! 腹黒攻め×受けちゃんにひれ伏しなさい!!!」

固く決意を燃やして、私は店を後にした。
0199やまなしおちなしいみななし2018/09/22(土) 12:25:42.30ID:???
>>151>>198
こうして私は邪魔なものをすべて皆殺しにした。
全ては自カプちゃんのため…そのためなら何も怖くない。
自分の命すら投げ出していい。その覚悟で臨んだのだから今の状況に不服はありません。
控訴もしません。ご迷惑をおかけしました。



「いやーなんといいますか…ゲームかなんかのやりすぎなんちゃいますかね?」
「いやミヤネさん、これはなろうって言うネットで流行ってる小説でー」



ーーーBAD ENDーーー
0204やまなしおちなしいみななし2018/09/22(土) 13:36:27.36ID:???
Y学園は某地方都市にある私立の男子校だった。いまどき珍しい全寮制の学校で、市街地から遠く離れた山の麓の敷地には、生徒はもちろん教師や食堂の調理師、清掃員に至るまで男しかいない。

そんな学園のこうもんの前で、校舎を見上げながらため息をつく男が一人いた。
0207やまなしおちなしいみななし2018/09/22(土) 15:06:09.87ID:???
>>204
「はぁ…。ここが俺の監獄か、クソ親父め」
そう忌々しげに呟いた男は額にかかる長めの黒髪を掻き上げると、浮かない顔で門の横のインターホンを押した。
「はい。ああ少々お待ちください」
応答から間もなく、建物の中から中年の男が一人出てきて門の鍵を開け、所在なげに立っていた男を敷地の中へ招き入れた。
0208やまなしおちなしいみななし2018/09/22(土) 15:56:30.84ID:???
>>207
「君が転校生の太田くんだね? まずは寮の君の部屋に案内するよ」
中年男は人の良さそうな笑顔を浮かべながらゆっくりと歩き出した。
「ここまで坂を登ってくるの大変だっただろ」
「......いえ」
「寮生活は初めてだよね? 不安じゃない?」
「......」
「でもね、うちの寮生はみんないい子ばっかりだから」
「......」
「すぐにたくさん友達が出来るよ」
「......いらないです」
「えっ?」
「友達とかいらないです」
すげない返事をする太田に、中年男は気を悪くした様子もなく「キミ、クールだねえ!!!」と何故か嬉しそうに笑うのだった。
0210やまなしおちなしいみななし2018/09/22(土) 22:34:58.42ID:???
>>208

この温厚そうな中年男は担任の山村だと名乗った。
山村の後ろについて廊下を進むうちに、だんだんと賑やかな声が近づいてきた。
「君のクラスはここ、2年B組だよ。さ、入って」
山村が教室の扉を開けるとそれまでのざわめきがしん…と静まり返り、人々の視線が一斉に自分へ向けられたのを感じた太田は居た堪れなくなり思わず俯く。

「はい着席!今日からこのクラスの仲間になる転入生を紹介する」
「G市から来ました太田訓です。…よろしくおねがいします」
「太田の席はあそこだ」
担任が指差した窓際の席へ座ると隣の席の男と目が合ったので軽く会釈した。
「僕は瀬川、瀬川夏樹。よろしく」
「よろしく」
「太田君って面白い名前だね。くん君じゃ変だし。くんちゃんでいい?」
変わった名前をからかわれるのは慣れているが、何故こいつは初対面でいきなり下の名前で呼ぼうとするのか。
しかもちゃん付け。
瀬川の馴れ馴れしさに戸惑うのと同時に少々腹立たしくもなったが、転校初日から揉め事を起こしたくもない。
「…なんでもいいよ」
太田はぶっきらぼうにそう答えると話を続けようとする瀬川から顔を背けた。
0215やまなしおちなしいみななし2018/09/23(日) 00:45:56.66ID:???
>>210
休み時間になった。瀬川に話しかけられるかと思ったが、最初の馴れ馴れしさが嘘のように彼は太田に目を向ける事も無く教室の隅にたむろしている友人たちの所へ行ってしまった。
内心ほっとしていると、別の男が太田の席の前に立ち「俺は学級委員の田中だ」と名乗った。七三分けの黒髪に黒縁眼鏡のその顔はいかにも学級委員然としているが、背がやたら高くガタイがいい。

「わからない事があったら俺に聞いてくれ。昼休みには校内を案内して食堂に連れていく」

それだけ言うと、山田はさっさと自分の席に戻っていった。なんともドライな対応だが、太田にはそれが有難かった。

そんな2人のやりとりをひっそりと見つめていた視線が一つ。友人の輪の中で仲間の話を聞くふりをしながら、瀬川はずっと太田に視線を向けていた。
0217やまなしおちなしいみななし2018/09/23(日) 01:51:40.17ID:???
>>215
これ学級委員の田中が途中で山田に変わってるけど彼は田中よ
担任の山村と山が被るから名前変えようとして書き換え忘れたのよゴメンね
0235やまなしおちなしいみななし2018/12/30(日) 13:55:57.53ID:???
ロベアレのエロよ



「……あ、ひッ」
「アレン、痛いのか!?」
ロベルトはアレンの声に反応して、また中を探っていた手を止めた。
「ち、が……、ちがう、っあ、そこ、ッ!」
「わかった、ここが痛いんだな。すまない」
そうじゃない、そうじゃないよロベルト。アレンは欠片ほどしか残っていない意識の中でロベルトに抗議した。
ロベルトはとても慎重にアレンの体を拓こうとしていた。のだが、アレンを気遣うあまり、かすかに悲鳴を上げただけでもその動きを止め、アレンの様子を伺うのだった。
確かに最初は痛みもあり、その気遣いはアレンにとって嬉しいものだった……が、前立腺の快感を知り始めている今、それはもはやありがた迷惑だった。
「ンっ、は、うあっ」
「あ、また同じところを……。痛かったか?すまないな」
いいところを触れられるたび、アレンの唇からは切なげな嬌声が上がった。もっとそこに触れてほしいと思うのに、ロベルトはそれをしてくれない。何度も何度も断続的に快楽を与えられ、アレンはもうおかしくなってしまいそうだった。
0236やまなしおちなしいみななし2018/12/30(日) 13:57:02.16ID:???
>>235
「ろ、ろべると、もう、いたくない、から……、お願い、手、止めないで……」
「本当か?でもなアレン、俺はできるだけお前を大事に扱いたいんだよ。今触ってるのは内臓だし、もし怪我でもしたらと思うと心配でたまらない」
だからもう少し我慢してくれ。ロベルトはそう言うと、アレンの後ろには指を入れたまま、もう一方の手で全身を愛撫し始めた。ロベルトの指が、触れるか触れないかの境目でアレンの敏感な箇所をなぞり上げる。
最初はこそばゆいだけだったそれも、執拗に繰り返されるにつれだんだんと快感に変わり始めていた。弱い場所をさすられるたび、体はアレンの意思に関係なくぴくぴくと反応してしまうのだ。
「ッ、は、ん……」
「指、増やすぞ」
ロベルトはアレンの体が先ほどより弛緩したことを認めると、アレンの中に三本目となる指を挿入した。
「はっ、は……ッ、あっ、あ!」
「アレン、大丈夫か、痛いか?」
アレンのそこはロベルトが思っていたよりもすんなりと指をのみこんだ。しかしアレンの口からは悲鳴ともとれる声が上がったため、ロベルトは少しうろたえた。注意は入念に払ったつもりだったが、どこか痛めてしまったかもしれない。
「っ、だから、いたくない、ってばぁ……、やめないで、ッひ、ぁっ!」
「……ああ。やめないよ、アレン」
ロベルトはアレンが痛がっていないこと、中がだいぶ慣らされて柔らかくなっていることを確かめると、三本の指でぐるりとアレンの中をなであげた。
0237やまなしおちなしいみななし2018/12/30(日) 13:57:41.44ID:???
>>236
「ぁっ、あっ、ああっ!」
「なるほど、ここがイイのか」
「ひッ……!」
ずっと焦らされていたソコを指で押し上げられ、さらには挟むようにして揉みこまれる。待望していた快感がアレンの全身を支配した。
「はっ……は、ッ、ぁ、だめ、ろべると、あっ、も、もっと……っあ、ひあぁあッ!」
前立腺を強く押し込まれた瞬間、アレンは甲高い声を上げ、薄い体をびくびくと跳ねさせた。射精こそしていないが、軽く達したらしい。立ち上がった性器からは先走りがとろとろと零れ出ていた。
「は……、ッ、はぁ、あ……、ん、ふ……」
「アレン……」
アレンは過ぎた快感を何度も与えられたことによる涙を流しながら、途切れ途切れに呼吸を紡いでいた。全身はいまだにぴくぴくと小刻みに痙攣している。
哀れに思ったロベルトは、アレンの目尻にキスをし、溜まっていた涙を唇ですくい取ってやった。アレンをそんなかわいそうで情けない姿にした張本人はロベルトなのだが。
0238やまなしおちなしいみななし2018/12/30(日) 13:58:39.05ID:???
>>237
「ッん、ふあっ、あ」
ロベルトがずるりと指を引き抜いてやると、開かれたアレンのそこはひくひくと物欲しそうにうちふるえており、ロベルトは思わず生唾を飲み込んだ。
「……アレン、挿れるぞ。いいか?ゴムはちゃんとつけるから」
「ん、う、……」
明確な返事は得られなかったが、アレンが小さく頷いた様子をロベルトはその目にとらえた。ロベルトはアレンの両脚を再度開かせ、その間で誘い込むように蠢いているそこに自身を埋め込み始めた。
「あっ、ぁああッ、ひ、ぅあ、い、イッ……!」
ロベルトの隆起した性器がアレンの後ろをいっぱいにこじ開ける。そして前立腺を擦り上げられたその瞬間、凄まじい快感に見舞われたアレンの視界はホワイトアウトした。
上半身は派手に浮き、膝はガクガクと震えている。おまけに性器からは精液がとろりと漏れ出ていた。
「あッ、ぁ、っひぁ、あ、ぁああっ……♡」
「アレン、イってるのか?……イってるんだな?そんなに気持ちよかったのか。俺は嬉しいぞ、アレン」
ロベルトは根元まで自身を埋め込み、アレンの腰を引き寄せると愉しげに腰を打ち付けた。そのたびにアレンの性器は可愛らしく震え、白濁を少しずつ吐き出すのだった。
「あっ、ひうっ、やっ♡」
「挿れられただけでイくなんて、可愛すぎるにも程があるぞ、アレン」
「ぁ、ち、ちが……♡ はっ、んッ、あぁっ♡ っうあ、ひっ、ぁっ……、っア、ふああああっ♡」
こんなにきもちいいなんて。ロベルトに突かれるたびに、アレンの全身には電撃のような快感が走り、視界には火花が散った。我を忘れてひたすらに快楽を貪っている彼は、きっともう何が何だかわからなくなっていることだろう。
「〜〜〜〜ッ♡ あ、……ッく、ん、ぅあっ♡ ああああっ♡ ろ、ろえうとっ♡ ぁっ、も、ひ♡ あぇっ、あッ♡ あ〜〜〜ッ♡♡」
「何だ?何を言っているのか全くわからんぞアレン。……しかし可愛いな……。やっぱり俺はお前が大好きだぞ、アレン!」
あまりの愛おしさにロベルトはアレンに覆いかぶさるようにして抱き締めると、胸や首筋にいくつも所有印をつけた。抽送のスピードが速くなり、射精が近いのだと悟る。もっと、もっとしてほしい。
アレンは前立腺はもちろんのこと、奥までも念入りに嬲られ完全に快楽堕ちしていた。
「あっ、あッん、ぁぁぁあっ♡ ひっ、そんな、されたら……、あっ♡ イッ、いく、イっちゃうっ、ろえうとぉ♡」
「ほらアレン、中に出すぞ。赤ちゃん、できるといいな!」
「は♡ あ、あ……♡ ぼく、なかだしされてっ……♡ あかちゃん、できちゃうよぉ♡」
深く犯されたアレンには、もう普段の思考能力は毛ほども存在していないのだった。
0248やまなしおちなしいみななし2018/12/30(日) 14:14:48.49ID:???
ちなみに婆は同軸リバは地雷よ
キャラ解釈的にはロベアレ本命だけどアレロベも食えるし生めるわ
ていうかエロならほとんどいけるわねなんというか別腹なのよね
0251やまなしおちなしいみななし2018/12/30(日) 15:55:59.70ID:???
所々修正したわありがとう婆たち


「だから、手袋とかした方がいいって言ってるだろ」

瑛太は、ぎゅうっと僕の両手に自らの手のひらを重ねて握り込む。こうされる度に、彼の体温がこちらに伝わってきて暖かい。
そんな暖かさにふわふわしていると、しもやけにでもなったらどうするんだよ、と彼はより一層深く僕の両手を握った。

「大丈夫だよ。僕は多分、しもやけにはならない体質だから」
「……、確かになったことはねーみたいだけど……」
「うん。ね、そんなに心配しないで」

瑛太の目を見据えながらそう言葉を発する。すると僕と目が合っていたことに耐えきれなくなったのか、そっと目を逸らされた。
こうやって僕のことを心配して、世話を焼いてくれるのは素直に嬉しい。それでも僕が手袋を着けないのは、こうして彼の暖かさを感じていたいからという理由もある。

「な、なん、だよ……」
「君の手ってとても暖かいよね」

握り込む力が弱くなった瑛太の手と、自分の手のひらをぴとりとくっつけて指を絡める。
そのまま顔を上げると、瑛太の頬に少しだけ朱が差しているように見えた。
もう少しだけこのままでいたいなぁ、なんてことを思った。
0253やまなしおちなしいみななし2018/12/31(月) 18:07:21.43ID:???
お待たせアレロベのエロよキャラ崩壊本当に申し訳ないしとても長くなってしまって草わよ大晦日に何やってるのかしらね



「ロベルト、それじゃできないでしょ。ほら、ちゃんとこっち向いて」
「そんなこと言われたって、恥ずかしいものは恥ずかしいんだよ!」
ロベルトとセックスしようとしてから一週間が経つ。しかし僕はいまだにロベルトを抱くことができないでいた。ロベルトが自ずと体を明け渡してくれるよう色々と試行錯誤していたのだが、これがなかなかうまくいかないのである。
ロベルトが抱かれる側になるよう説得することには成功したものの、今回は枕を抱き締めながら体を縮こまらせてしまった。
「見られるのが恥ずかしいの?なら照明落とすから。……ほら、これで大丈夫」
「そういう問題でも……ない……」
ロベルトの気持ちを考慮して部屋の電気を暗くしてやる。しかしそれでもロベルトは拒否の姿勢を崩さなかった。うーん、これは一捻り必要かもしれないな。
「ねえロベルト。お前はお利口さんなんじゃなかったの?」
「っ……、俺は……」
「本当にお利口さんなら、僕の言うこと聞けるでしょ。ほら、それ離して仰向けになって。ちゃんと気持ちよくしてあげる」
「……、う……」
「よしよし、お利口さんだね」
ロベルトは僕の言葉通り枕を体の横に置き、仰向けになってくれた。ロベルトの頭を撫でながら、僕は内心ガッツポーズを決める。ロベルトは僕に褒められるのに弱いが、こんな場面でも例外ではないとは……。そんな素直さが可愛いのだが。
その可愛い恋人を観察してみると、恥ずかしいのだろう、目も口もきつく閉じて険しい顔をしていた。……本当に面白いな。リラックスできるよう、目元や頬にキスを軽く落としてやりながら、肌を優しくさする。
0254やまなしおちなしいみななし2018/12/31(月) 18:08:53.62ID:???
>>253
「っ、……ぅっ」
ロベルトは感度がいい。普通の人なら何でもないような所に触れただけでもロベルトの体は反応する。それが可愛くて、僕はロベルトの弱い所を探すように体中に触れた。
「っ、あっ、そこは」
「ん、ここ、感じる?」
「あ……、っぐ、ひぅっ」
首元を唇で愛撫しながらロベルトの乳首をくにくにと潰すように揉んでやると、ロベルトは体をぴくりと震わせ、甘やかな啼き声を上げた。どうやら乳首が感じるらしい。女の子みたいじゃないか、可愛いやつめ。
「乳首、きもちいいの?」
「っ、なっ……、きもちよくなんてっ、あッ」
「乳首で感じられるなんて偉いなあ、ロベルトは」
「はっ、は……、え、えらい?」
「うん、えらい」
「ほ、ほんと、か……?ぁっ、あっ……んっ、ふ、は……」
ロベルトの乳首をつまみながら、同時に唇をふさぐ。舌を絡ませると、ロベルトもそれに応じてくれた。
「ん、っぷは、はあ……」
苦しくなる前に唇を離す。ふとロベルトの中心に目をやると、すでに軽く芯を持っていた。少しの愛撫とキスだけで勃つなんて……。思わずそこに手を伸ばす。
「あっ、ん、アレンっ!?何を……やっ、あ」
「これ、きもちいい?ロベルト」
「あ、ぁう、やっ……、んうっ」
「よさそうだね。ここ、硬くなってるよ。わかる?」
「はうっ、ん、い、いうなっ!ッア、あぅぅっ……」
自慰の要領でロベルトのそれをしごいてやると、それはすぐに質量を持って立ち上がった。ロベルトは僕の手の動きに合わせて愛らしく体を震わせる。裏筋が弱いようで、そこを何度もなぞりあげてやると、そのたびに上擦った声をあげた。
0255やまなしおちなしいみななし2018/12/31(月) 18:11:11.79ID:???
>>254
「ん、あっ、あれんっ……、あっ、いっ、でちゃうっ」
「イきそうなの?いいよロベルト、出して」
「ぁっ……あっ、っい、ッ〜〜〜!」
ロベルトは絶頂が近いらしく、悶えるような声を漏らした。かわいそうに、早くイかせてあげよう。扱くスピードを上げ亀頭を包み込むと、ロベルトの陰茎が震え、手の中に勢いよく精液が放たれた。
「は……、はぁ、はー……」
「ちゃんとイけたね、ロベルト。偉い偉い。……でも」
ロベルトは射精後の余韻に浸るように目を瞑り、胸を上下させていた。寝付きのいいロベルトはこのまま眠りに落ちてしまいそうだ……が、ここで終わらせてやる気はさらさらなかった。
「まだこれからだよ」
「ッあ……!?ひっ、な、なんでっ、ぁっ、あ!……っぁ、やめ、あれんっ!」
射精したばかりのそこを再び扱きあげ、先端の小さな皺をなぞり、敏感になっている鈴口を親指の腹で押し込む。ロベルトの制止する手を無慈悲に振り払って、今度は先端に爪を立ててやった。
するとロベルトは体をびくびくと痙攣させ、透明な液体を腹の上にぷしゃっと噴き出させた。
「あ……、ぁ、うあぁっ……」
「潮吹きできるなんてすごいじゃん、ロベルト」
「ぁ、ん……、し、しおふき……?」
「そう。すごいんだよ、ロベルトは」
「すごい……?おれが……?」
「うん。でも、ロベルトならもっとすごくなれるよ。ね、なりたくない?」
「も、もっとすごく……?なり、たい……」
「じゃあ、もっと脚開いて?」
「ん、わか、った……」
「そうそう、いい子だね」
大きな快感に呑まれて、判断力が鈍っているのだろう。ロベルトは僕の言うことを素直に聞き入れ、脚を大きく開いてくれた。ロベルトは完全に僕の掌の上だ。口角が自然と上がる。僕は用意していた潤滑油をロベルトの会陰に垂らし、奥の窄まったそこに中指を沈めこんだ。
0256やまなしおちなしいみななし2018/12/31(月) 18:14:56.89ID:???
>>255
「あっ、あっ、あ……!なに、っ……、ひっ」
「ロベルト、大丈夫だから……、ね?」
「ぁ、あうっ、ひ……」
ロベルトは怯えたように体を震わせ、異物を挿入される違和感に耐えているようだった。ロベルトの反応を慮りながら、ゆっくりとそこを探っていく。徐々に指を動かして拡げていくようにしていると、偶然にもある一点を掠めた。
「ひっ!ぅぁっ、……あっ!あ、そこっ、だめ、だめ、って、あれん!」
「ん、ここか。……ロベルト、『だめ』じゃなくて『いい』んでしょ?お利口さんなら素直にならないと」
どうやら前立腺に触れたようだ。軽く押すのを繰り返してやるだけでロベルトの体は大袈裟に跳ね、唇からは擦り切れそうな嬌声が上がった。誰がどう見ても感じていることは明白だ。
潤滑油をもう一度垂らし、人差し指を差し込む。そこは前立腺を刺激されたおかげかだいぶゆるんでおり、二本目だというのに先程よりもなめらかに僕の指をのみ込んでくれた。
「あっ、ぁうっ、あああっ……」
「どう、ロベルト。きもちいい?」
「んうぅっ、ぁっ、あ、いいっ……」
「ふふ、素直で可愛いね。いっぱいしてあげるよ、ロベルト」
「あっ、あぁっ、あっ!んっ、ぁッ、ひうっ……、あ、ッひ、なんかくる、っア、きちゃ……!あっ、ッ〜〜〜〜♡」
前立腺を揉みしだくように責め立ててやると、ロベルトは膝をがくがくと震わせて背を大きく反らした。その反応は完全に絶頂時のそれであったが、股の間を見ると射精はしていなかった。
0257やまなしおちなしいみななし2018/12/31(月) 18:16:52.97ID:???
>>256
「あ……、は、ッ……♡」
「ロベルト、お前もしかして……ここだけでイった?」
「ん、ふ、ひぅ……♡」
「お前、すごく立派だよ。素晴らしい」
「あっ、ん……♡」
どうやら本当に後ろだけでイってしまったようだ。称賛の言葉をロベルトに送ってみるものの、聞こえているのか聞こえていないのかよくわからない反応しか返ってこない。快感に溺れているのだろうか?なんて可愛いのだろう!
「ロベルトは、本当にお利口さんだね」
僕ももう限界だ。ロベルトの後孔から指をずるりと引き抜き、ヒクヒクと震えるそこに自身の先端を押しつけた。
「挿れるよ、ロベルト」
「ぇ、あっ、あ、まて、あれん、まってぇっ……♡」
「待たない」
「あっ♡ ひっ、ひうっ、あああっ♡」
亀頭をゆっくりと埋め込み、そして一気にロベルトを貫くと、彼は目を剥いて上半身を竿のようにのけぞらせた。はしたなく開いている脚はガクンと大きく縦に揺れ、弱い所をごりごりと押し擦るようにしてやると、ロベルトは胸を反らしながら全身を痙攣させた。
そのたびにきっと想像を絶する快楽が全身にほとばしっているのだろう、ロベルトの唇からは甘美な嬌声が幾度も上がった。
0258やまなしおちなしいみななし2018/12/31(月) 18:21:31.91ID:???
>>257
「やあッ、らえっ、らえ……♡ ん、んうッ……♡ ぁっ、あっ、ああああッ♡」
「お、またイった?今お前の中、きゅうって締まったよ、ロベルト」
「んっ、ん……♡ あ、ひぃ、いあっ♡ あ、いいっ……♡」
「うん。僕もすごく気持ちいいよ」
ロベルトを奥まで突くたびに中がきゅんと締まり、あたたかいそこが僕の昂りを優しく包み込む。ロベルトはこの短時間ですっかりメスイキを覚えたようだった。もうこの際だから僕専用のロベルトに調教してしまおう。
ロベルトのふくらはぎを肩にのせて挿入を深くし、抜けるぎりぎりまで陰茎を引くと、間髪入れずに強く腰を打ち付けた。
「ほらイけ、ロベルト」
「っひ♡ あ、ッあ、ぃ、イっ……て、いくッ、あッ♡」
「もう一回」
「あっ♡ ぁ、あ、い、いくぅっ……♡ イッ……♡ ひうっ、ひ、んあああっ♡♡」
「ん、可愛いね。上手にイけて偉いな、ロベルトは」
「っぁ、あん、ひあっ、あっ♡」
ロベルトが僕に犯され、淫らな姿を晒してひどく喘ぎ、僕の指示通りに絶頂している。その事実は僕に背徳的な興奮をもたらし、僕の背筋はぞくりと粟立った。中心が熱くなるのを感じる。
「ねえロベルト、僕もイきそう……どうしたらいい?」
「ぁっ、ひ、ッ……♡ あ、な、なかに、あっ♡なかにだしてっ……♡」
「ん、いいこ。いっぱい出してあげるね」
「ッ、あっ、ア、ぁあああ〜〜〜ッ♡♡」
すっかりメス堕ちしたロベルトのおねだりに応え、中の一番深いところで射精してやる。中に出されているのがわかるのだろうか、精液を出すたびにロベルトは体をぴくぴくと可愛らしく震わせた。
……もうロベルトは僕のものだ。気を失いつつあるロベルトの唇に、僕はそっとキスをした。
0265やまなしおちなしいみななし2019/01/11(金) 17:06:04.59ID:???
プゥゥゥゥ
受けちゃん「あっ」
攻めちゃん「www」
受けちゃん「聞こえた!?」
攻めちゃん「いや可愛いおならだったよ!匂いもほら…くっせwww」
受けちゃん「ぎゃー!!嗅ぐなー!!」
攻めちゃん「沢庵臭wwwwww」
受けちゃん「もう怒った!」ガバッ
攻めちゃん「おいやめろケツに鼻押し付けんな!」
受けちゃん「攻めちゃんもおならしなさい!」
攻めちゃん「そんなすぐ出るわけないだろ!」ブボボボボッ
モワッ
受けちゃん「wwwwwwwww」
攻めちゃん「wwwwwwwww」
受けちゃん「くっっっせーーーwwwwww」
攻めちゃん「腸内異常発酵してる臭いwwwwww」
0267やまなしおちなしいみななし2019/01/11(金) 18:57:49.13ID:???
攻めちゃん「いや」ブボボボボッ
攻めちゃん「しかしこれ」ブボボボボッ
受けちゃん「おい」
攻めちゃん「止まらんwww」ブボボボボッ
受けちゃん「いい加減にしろや!!」バシッ
攻めちゃん「はい」
受けちゃん「何だよ!さっきから人の顔の前で!」
攻めちゃん「はい」
受けちゃん「ブースカブースカ何度も何度もこきやがって!おならブースカ君かお前は!」
攻めちゃん「んふっwww」
受けちゃん「……」
攻めちゃん「いや…はい」
受けちゃん「しかもこんっなくっさいおなら…おならブースカ君でもそんな臭くないぞ!」
攻めちゃん「いやすみません」
受けちゃん「なに」
攻めちゃん「そのおならブースカ君ってなんですか」
受けちゃん「おならブースカ君はほら…おならブースカ国おならブースカ村の一番の荒くれ者で……ふっw」
攻めちゃん「wwwwww」
受けちゃん「wwwwww」
攻めちゃん「お前、お前こんなんで笑うの小学生と俺ぐらいだぞ!」
受けちゃん「そこが好き」ギュッ
攻めちゃん「受けちゃん」ギュッ

-HAPPY END-
0269やまなしおちなしいみななし2019/01/17(木) 22:15:12.38ID:???
いつもは婆に料理を作ってもらっているが今日は婆が昼ごはんを作ることにした。
とはいえ料理初心者の婆には簡単なメニューしか作れない。というわけで婆のリクエストのアクアパッツァは無視してオムライスを作ることにした。
まえずは卵を四つボウルに割り入れる。
まずは一つ目。シンクの角に叩きつけてヒビを入れたところドロリと白身が出てきた。
慌ててボウルの上に持っていき割り入れる。随分と殻が入ってしまった。
だがまだ卵は三つある。たかが四分の一の失敗だ。次頑張ればいい。
二つ目。今度は身長に叩いてみる。ヒビが入らない。もう少し強く叩く。やはりヒビは入らない。
更に強く叩くとまたしても殻が砕けて白身が出てしまった。
ボウルには結構な量の殻が入ってしまったがまだ半分だ。まだ卵側にも逆転のチャンスはある。
三つ目。今度は上手い具合にヒビが入った。ヒビに指を入れる。卵が砕ける。
なにまだ一つ残っている。こいつを成功させて有終の美を飾ろうではないか。
四つ目も砕けてしまった。卵をとくと大量の殻でジャリジャリという。とはいえ最近レスバばかりしていた婆にはいいカルシウムになるだろう。次は味付けだ。
味付けにはめんつゆを使う。万能調味料だ。これさえあれば全ての料理が作れる。
二周半ほど回し入れる。黄色かった卵液が茶色くなる。次はいよいよ焼き入れだ。
フライパンにバターを溶かし卵液を半量流し入れる。菜箸で混ぜて固まってきたところで火を止める。
と、ここで大変なことに気がついた。チキンライスを作っていない。
フライパンは一つしかない。仕方ないので白米にケチャップを混ぜるだけのケチャップライスを作る。
しかしこれではあまりに味気ない。なにかないかとパントリーを漁るとギョニソが出てきた。これなら加熱しないでも食べられる。
ギョニソをケチャップライスにザックリと混ぜ合わせる。見た目はほとんどチキンライスと同じだ。これならきっと婆は騙せる。
ギョニソライスを半量先程の卵に乗せフライパンの柄をトントンと叩き綺麗に包んでいく。
皿に盛り付けケチャップで婆の推しちゃんを描いてやる。我ながら上出来だ。
もう一人分も同じような手順で完成させ婆を呼ぶ。オチは特にない。これで終わる。
0277やまなしおちなしいみななし2020/04/30(木) 17:15:40.63ID:???
「攻めこれはどういうつもりだ」
ジャラリと腕の鎖を鳴らし受けは攻めを睨み付けた。攻めはベッドに腰掛けニヤニヤとした笑いを受けに向ける。
「なにって…監禁だよ。君が望んだんだろ?」
「ふざけるな。こんな鎖すぐ外せることはお前が一番よく知っているはず。それを…望んだだと?」
受けは怒りで顔を赤くしている。嘗められている。そう感じプライドを傷つけられたのだ。
攻めは膝に頬杖をついてそんな受けを観察する。
「外すのは簡単だろうさ。だがそれじゃつまらないだろう?ゲームをしようか、受け」
「ゲーム?」
「そうだゲームだ。この鎖がハマっている間は君はおれを好きにしていい。だが鎖を外したらそれまでだ」
「そんなことをしてお前になんのメリットがある」
「君のものになることが出来る」
攻めはそう言って『自らの右手にハマった鎖に』口付けた。
鎖の鍵を持つのは、受けだ。
「さあ受け?君の監禁は成功だ。俺は逃げない。俺の体を好きに使ってその欲望を満たすがいい」
受けは戸惑った。攻めへの恋情から発作的に攻めを監禁したものの、彼はすぐに抜け出ていくと思っていた。
玩具の手錠、女物のネックレス程に細い鎖。
そんなもので攻めを縛れるはずはなかったからだ。
それなのに攻めはここにいる。
(怖い)
受けの脳内にはその言葉しかなかった。手に入れてしまった。手に入ってしまった。
今自分の物になったこの男は、しかしいつでも出ていける手段があるのだ。
「お前なんか……いらない」
受けは攻めの手錠を外す。パチリと一瞬目を見張った攻めは、次の瞬間ニヤリと笑うと外されたばかりの手錠を受けに嵌めた。
「俺はいるよ。君のこと」
簡単に外せる玩具の手錠、容易く千切れる細い鎖。
だが受けは逃げ出せないのだ。
(めんどくさい男だ)
だが攻めは、時々うんざりしてしまう受けのそんな性質を何より愛しているのだからーー
「俺もまた面倒だな」
そして攻めは、うっとりと目を閉じる受けにキスをした。
0278やまなしおちなしいみななし2020/05/16(土) 19:29:51.38ID:???
「くんちゃんをすこれ」




それが婆の口癖だった







その婆はもう、いないーーー










ーーーーミライから来た婆ーーーー
0280やまなしおちなしいみななし2020/05/16(土) 19:34:46.64ID:???
「くんちゃんの話なんてしてないし」





婆がそう笑うと





「うそ。絶対くんちゃんの話してた」






そう食い下がる婆






そうして





婆たちは







恋に落ちた
0281やまなしおちなしいみななし2020/05/16(土) 19:36:43.49ID:???
「またくんちゃんみてるの?」





「だってすこれるし」




ねえ




もっと




婆のことも見てよーーー
0284やまなしおちなしいみななし2020/05/16(土) 19:42:39.16ID:???
ねえ




くんしこ婆




覚えてる?





「ミライの未来2が出たら一緒に観に行こうね」



そう約束した日




婆は




ずっと




辛かった
0287やまなしおちなしいみななし2020/05/24(日) 19:51:30.28ID:???
俺の名前はババオ。よくいるチート持ち転生者だ。
このチート能力のおかげで無敵状態。マジで敵なし。
そこらのモンスターなんてまるでタカラダニのようだ。あのコンクリートに大量発生する赤いやつ。触るとすぐ潰れるあいつ。
魔王の四天王を名乗るやつも一匹倒したがあいつはギンバエみたいだった。早くて厄介だったけどキンチョール(遠距離魔法)で一撃だった。
はっきり言って張り合いがなさすぎて退屈なのだが一刻も早く魔王を倒したい俺にとってはそんなこと言ってられない。
魔王を倒せば元の世界で生き返らせてもらえるのだ。そう、俺は一刻も早く帰りたい。
別に元の世界に恋人がいたわけではない。むしろ友達もいなかった。
成績は中の下だしこれといって秀でた才能もない。
この世界では最強の名を欲しいままにしているし女にも男にもモテモテだし一緒に魔王討伐の旅をしている気のいい仲間たちもいる。
それでも俺は帰りたいのだ。親の顔が見たいというのも少しはある。だがそれよりも。
この世界の文化が合わなすぎるのだ。
0288やまなしおちなしいみななし2020/05/24(日) 20:17:29.70ID:???
「ついたぞババオ!次の町だ!」
仲間のババヒロが嬉しそうに声を張り上げる。対して俺のテンションはダダ下がりだ。
町についてしまった。ババヒロたち数人といた時はあまり感じなかった異文化が突如存在感を出してくる。
「あーん婆体を清めたいわ!自分で自分が臭いわ臭いわ!」
ババコが続ける。確かにババコからは数日間風呂に入っていない強烈なスメルが漂ってきている。
とは言ったがこの世界には風呂というものがない。代わりに体を清める魔道具があるのだ。
これだけは元の世界より素晴らしい。どこの家庭にも一家に一台はついていて服を着たままでもものの2分で垢や汚れを落としきってくれる。こういった大きい町には旅人用に清め屋もある。その辺りはありがたいのだが。
「お先に失礼するわね」
ババコが清め屋の魔道具に金を入れる。見た目は元の世界のコインシャワーそのものだが違うところはシャワーが汚れを吸い取るところだ。
ババコがみるみる綺麗になっていく。ここまではいいのだ。
「はぁんスッキリしたわ」
ブシューッ
ババコが備え付けの香水を思いっきりふりかける。
この香水が問題なのだ。例えるならばお父さんが毎日使ってる枕の臭い。それを惜しげもなくふりかける。
「ババコぉ…」
「ひゃだ!ババオ香水苦手だったっけ!ごめんわよ!」
「しばらく近寄らないでくれ…」
あとどうでもいいがこの世界ではババコだけでなく全ての女性がオカマのような口調で話す。一人称も二人称も三人称も全て「婆」だ。
加えて美的感覚も元の世界とは大分違う。
「おいババオ!今の子お前に求愛ダンスしてたぜ!しかもめっちゃ可愛いじゃん!」
お前ここでも有名人なんだな!とババフミが茶化してくる。
ほう、可愛いのかこっちの世界では。悪いが俺にはカバにしか見えない…。
というのもこの世界では女性は鼻の穴が大きいことが美の証なのである。
ほとんどの女性は生まれたときから鼻の穴に詰め物をして穴を大きくさせている。
なのでどんな女も鼻の穴がデカい。ババコもデカイ。正直モテても嬉しくない。
0289やまなしおちなしいみななし2020/05/24(日) 20:30:44.49ID:???
しかも求愛の方法が尻文字なのだ。相手の名前を尻で書いて返事が貰えたらOKのしるし。なかなかシュールな光景だ。
しかしこの町にも俺の名前が届いていたか…。やれやれチートも楽じゃないな。←言ってみたかっただけ。

「清め終わったし飯食おうぜ飯!」
「婆カニムンナスがいいー!」
「そんな腹の膨れないものよりガッツリヒタニナスだろ!」
「えー前もヒタニナスだったじゃない!女子には重すぎるのよ!」
「なーにが女子だよ!歳のせいだろ!」
「なんですって!?」
「まあまあ喧嘩するなって。ババオは何がいい?」
「なんでもいい…。」
「遠慮するなって!みんな!たまにはババオの意見も聞いてやろうぜ!」
ババヤスが気を使ってくれているが本当になんでもいいのだ。正直ここの料理はどれも似たようなものだ。
いや本当マジで見た目が違うぐらいだ。
どれもこれもしょっぱい。とにかくしょっぱい。塩の味しかしない。素材の味を完全に殺している。
この味に慣れてるのにみんなよく旅道中倒したモンスターの肉を焼いただけのもので満足出来ていたな。
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