>>235
「ろ、ろべると、もう、いたくない、から……、お願い、手、止めないで……」
「本当か?でもなアレン、俺はできるだけお前を大事に扱いたいんだよ。今触ってるのは内臓だし、もし怪我でもしたらと思うと心配でたまらない」
だからもう少し我慢してくれ。ロベルトはそう言うと、アレンの後ろには指を入れたまま、もう一方の手で全身を愛撫し始めた。ロベルトの指が、触れるか触れないかの境目でアレンの敏感な箇所をなぞり上げる。
最初はこそばゆいだけだったそれも、執拗に繰り返されるにつれだんだんと快感に変わり始めていた。弱い場所をさすられるたび、体はアレンの意思に関係なくぴくぴくと反応してしまうのだ。
「ッ、は、ん……」
「指、増やすぞ」
ロベルトはアレンの体が先ほどより弛緩したことを認めると、アレンの中に三本目となる指を挿入した。
「はっ、は……ッ、あっ、あ!」
「アレン、大丈夫か、痛いか?」
アレンのそこはロベルトが思っていたよりもすんなりと指をのみこんだ。しかしアレンの口からは悲鳴ともとれる声が上がったため、ロベルトは少しうろたえた。注意は入念に払ったつもりだったが、どこか痛めてしまったかもしれない。
「っ、だから、いたくない、ってばぁ……、やめないで、ッひ、ぁっ!」
「……ああ。やめないよ、アレン」
ロベルトはアレンが痛がっていないこと、中がだいぶ慣らされて柔らかくなっていることを確かめると、三本の指でぐるりとアレンの中をなであげた。