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わいわい雑談スレでくんちゃんをすこれ1686 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 13:11:19.18ID:???
板の内容に関係あることないこと雑談流行話懐古話、何でもどうぞ。
ヘイト、ヲチ、晒し、誕生日誘い受け等ウザがられる話題は該当スレへ。

大人板なので構ってチャンはうざがられる傾向です。精神的にも大人に。

・次スレは>>950が立てること。立てられない時は代わりを指名。

※犯罪・事件性を含む実際の出来事を801ネタにするのは禁止※

・荒れてる時は避難所推奨
【避難所】わいわい雑談スレ5【IDなし】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1528867556/

※前スレ
わいわい雑談スレ1685
http://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/801saloon/1536278570/
0088やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 16:17:39.35ID:???
スマホのペン細いのないのかしら?割りと太いのばっかりよね?高いやつだといいのかしら?
0091やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 16:24:44.26ID:???
>>69

「ブラボー!」

スマホをポケットにしまった私は、力いっぱい両手を打ち鳴らした。尊い! 攻めちゃんの路地裏生ハメ中出しセックスあまりにも尊い! 自分の置かれた状況も忘れ、賞賛を送らずにはいられなかった。パチパチと拍手を送る手が止まらない。

青姦に突然乱入された攻めちゃんとモブは、果てた姿のまま呆気に取られたように私を見つめ固まっている。

「プライベートな行為中に失礼! ただあなた達のセックスがあまりに素晴らしく感動したので!」

ペラペラと言い募る私に、モブの尻からペニスを引き抜いた攻めちゃんがゆっくりと近づいてくる。
私の顔を真っ直ぐに見つめた攻めちゃんは、凛々しい眉を怪訝そうにひそめた。

「感動したと言いながら、どうしてそんな辛そうな顔で泣いているんだ?」
「......っ!」

攻めちゃんの言う通り、私の両目からはとめどなく涙が溢れていた。
ーーこれは感動の涙だと思っていたのに、私は辛そうな顔をしているの?
だったらそれはきっと、攻めちゃんにハメられていたのが

「受けちゃんじゃなかったから...」

私がその名前を口にした途端、攻めちゃんの顔色がサッと変わった。
0099やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 17:05:41.96ID:???
主役が婆なのが夢っぽくてきもいわ
婆みたいな汚物と攻めちゃん受けちゃん絡ませたくない
オリ主やりたがるメンタルリアちゃんなんなの
0104やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 17:24:27.38ID:???
台所の窓明けて昼寝してたら雨が降ってきてて大惨事になってたわ…
コンロも床もびちょびちょだし猫のフードもフニャフニになってたわ猫が騒ぐはずだわ
コンロ生きてたから良かったけど食器とか色々全て洗い直したわ
0105やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 17:27:37.73ID:???
>>72
私「あなたもわいわい婆なの?」

???「そうよ。ここでの名前はクンチャン=ヲ=スコーレ。くんすこって呼んでね」

私「婆も神様に自カプちゃんの世界に行きたいと祈ったの?」

くんすこ「ええ。もうここに来て一週間になるわ。ここでの世界にも大分慣れたからなんでも聞いて。まずはあなたの服装をなんとかしないと…」

私「自カプちゃんはどこにいるの!?」

くんすこ「今の時間なら学校よ」

私「行かなきゃ!」

くんすこ「気持ちはわかるけど落ち着いて。婆もそれやって通報されたわ。警察がパトロールしてるから学校の近くに行くのは危険よ」

私「あんもう!自カプちゃんがすぐそこにいるというのにじれったいわね」

くんすこ「こんなことならBAのセックスが見たいって素直に願えばよかったわ」

私「え?」

くんすこ「え?」
0111やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 17:39:54.64ID:???
婆を退場させたいけど一人称だと難しいわ…

>>91
「……どうしてお前が受けのことを知っている」

攻めはそう吐き捨て、鋭く私を睨め付けた。攻めの背後ではモブがもたもたと乱れた衣服を正している。
答えに詰まる私を一瞥すると、攻めは剥き出しのペニスをしまいながら、モブを振り返った。

「お前は用済みだ。とっとと失せろ」

とても先ほどまで情を交わしていたとは思えない、冷ややかな声音である。そそくさと立ち去るモブの背中を見送りながら、私は必死に思索を巡らせる。

私が受けを知っているのは、ここではない別の世界から来たからです……そう答えたところで、気狂いと思われるのが関の山だろう。
いや、興奮していたとはいえ青姦を盗撮し、あまつさえスタンディングオベーションを贈った後なのだ。今更すぎる悩みか。

私がそう腹をくくったのと、攻めがため息を吐いたのは同時だった。驚いて視線を上げた先、攻めがひどく疲れたような顔をして口を開く。

「お前が何者なのか知らないが、受けと俺は結ばれない。……あいつには婚約者がいるからな」
0112やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 17:57:32.19ID:???
婆の名前は婆…
底辺私立の大学にな馴染めず退学してからすでに10年は過ぎた
10年過ぎた辺りから数えるのも面倒で正確な数字はわからない
当初はアルバイトなんてのもしていたけれどどこもここも皆リア充で内気でおとなしい気質の婆はやはりここでも馴染む事ができず半年でバックレてしまった
たった半年で…でも頑張った方だと思う
婆の爺は定年退職してからも同じ会社でパートをしている
婆の婆は朝からお弁当屋さんで唐揚げをあげているらしい
婆は多分おそらく確実に世間で言うところのニートだ
家事もしないし親とも殆ど会話がない
パソコンに向かって某
す掲示板でいわゆる荒し行為をしたりお気に入りの作家のエロ小説やエロ漫画を読んでいる
こんな毎日下らない
婆が一番多分下らない
人に誇れることはなにもない高校で万引きしたこともあるからいわゆる犯罪者でもあったりする


はぁ…真夜中の3時ソシャゲのイベントも飽きてしまった課金しないと勝てないなんて世の中不条理だ
世の中は全てお金で顔でコミュニケーション能力なのだ
スマホを投げ出し暫く洗っていないタオルケットを頭から被る
明日には世界が終わっていますように…
婆はそう願いながら眠りに落ちた
0113やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 18:04:55.13ID:???
>>111
「ううう受けちゃんが婚約!? やめてやめてノマだけはやめて!!!」

受けちゃんのノマ。悪夢のような設定を聞かされ私はパニックに陥った。

「やだやだやだ受けちゃんに女がいるなんて耐えられないわ死ぬわいっそ殺して」

泣きわめき取すがる私に攻めちゃんは「なにを言ってるんだ?」と首を傾げた。

「受けの婚約者は男に決まっているだろ」
「ふぁっ!?」
「なんだ、おまえ何も知らないんだな......」

ふいに遠い目をした攻めちゃんは、悲しみをたたえた静かな声で訥々と語り始めた

「これも何かの縁だ、おまえに聞かせてやろう。俺と受けとあの忌々しい受けの婚約者の因縁の物語を......」
0121やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 19:40:45.00ID:???
>>113
「…というわけなんだ」
攻めちゃんは言葉を区切ると、拳を激しく地面に打ち付けた。私はそっと録音を止め、痛みに耐えている攻めちゃんの姿を写真に収めた。
幸福なスマホの容量圧迫にこちらの胸もいっぱいだ。
しかし、受けちゃんを取り巻く結婚話は思った以上にハードで、どう攻めちゃんに話しかけたらいいのか見当もつかない。
0122やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 19:42:44.23ID:???
>>113
攻めと受けが初めて顔を合わせたのは、今から15年前のことである。
当時4歳だった攻めは、いつになく上機嫌な両親に手を引かれ、とある富裕層の集まる区域へと足を運ぶ。
物語の中でしか見たことのない広大な私有地、その奥にそびえ立つ豪奢な家。品のよい調度品の立ちならぶ客間。なにもかもが攻めには新鮮だったが、攻めの心をなによりも強く惹きつけたのは、たった一人の幼子だった。

「ほら、攻め、ご挨拶なさい。これからあなたがお仕えする事になるお方よ」

母親に促され、攻めは幼子──受けへと目を向ける。ぬばたまの黒髪にふっくらと柔らかな肌。まろい頬をほの赤く染めて、受けが攻めにほほ笑みかける。
ふいに心臓を鷲掴まれる心地がして、攻めは自身の胸を手で抑えた。息を、吸っても吸っても、すぐさま肺から酸素が抜け落ちていくようで、息が苦しい。
それがなにを意味するか理解できないまま、ただ、攻めは受けに恋をした。初恋だった。
0133やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 20:41:30.57ID:???
>>105
そうだった。私は「自カプちゃんがいる世界」を望んだのであってそれがABなのかBAなのかは指定していなかったのだ。
まさか転生してまで逆カプ者に出くわすなんて…
「どうしたの?」
「来ないで!」
私は呆気にとられたくんすこ婆を置いて走り出した。
もう何度も見てきた世界だから道順は頭に入っている。
そこの角を越えると―――
「―――あった」
そこには寂れた神社があった。
こういった神社には神様がいなくなり代わりによくないものが憑いているのだ。
そう、呪いをかけるにはうってつけの場所。
「ふふ…ふふふふふふ…あー楽しい…」
神社に足を踏み入れようとした時―――
「待ちな」
聞きなれない声。
振り返るとそこには一人の男が立っていた。
また知らないキャラ。ということは…
「またわいわい婆…」
「あら婆以外のわいわい婆にも会ったのね。」
男が近づいてくる。
「来ないで!」
「落ち着きなさいよ。こんなところで呪いなんてかけたら呪い返しがくるわよ。」
「あんたには関係…」
ぐぅ〜〜っ
緊張感を断ち切るように間抜けな腹の音がした。
そういえば今日はまだ何も食べていない。思わず赤面する。
「あっはっはっ。腹が空いてりゃ戦は出来ないってね。これ食べなよ。」
男が懐からタッパーを取りだし投げつけてきた。
「これは…」
「婆特製馬肉の燻製よ」
「燻製婆…」
なんだかすっかり気が抜けてしまい素直にいただくことにした。
「そういえばあんたそんな格好でいいの?」
燻製婆に指摘されハッとする。くんしこ婆から逃げてしまったためまだジャージのままなのだ。
「そうよ!こんな格好じゃ笑われちゃうわ!服を調達しないと!」
「その必要はないわ。なりたい姿を強くイメージすればいいのよ。こんな風に…」
ポンっと可愛らしい音がしたと思うと燻製婆は騎士風の出で立ちになった。
「服装だけじゃなく見た目も性別も能力も好きに変えられるのよ。あなたも好きなキャラになるといいわ。」
「くんすこ婆のあの奇妙な出で立ちは本人のセンスだったのね」
私がなりたいキャラ…性別は女のままでいい。顔は可愛い系で服装は巫女風で…そうだ五寸釘を武器に戦うの!
そうイメージするとポンっと音がして私の姿が変わった。
「それがあんたのイメージするキャラなのね。―――これでフェアになったわね」
燻製婆が剣を握り直す。
「フェア?」
「婆のカプを教えなさい。返答によっては婆を燻すことになるわ」
「まさか…さっきの馬肉は…」
0134やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 20:50:07.28ID:???
ちょっと!こっちのルートわい婆しか出てこないじゃない!
婆達どんだけ転生してるのよ草だわ
0135やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 20:59:09.40ID:???
>>121
私が言葉もなく攻めを見つめていると、攻めは二度、三度と拳を地面へ打ち付けてから、ぴたと動きを止めた。

「赤の他人にこんなことを話すなんてな。はは、今日の俺はどうかしている。なあに、あいつのことはとっくに吹っ切った。……だからもういいのさ」

自嘲を口の端ににじませ攻めが立ち上がる。攻めの乱れた前髪の奥にひそむ瞳は、けれど、言葉とは裏腹に陰鬱な光を宿していた。

──攻めが受けを諦められるわけがないんだわ。

わかりきったことだった。攻めと受けが愛し合うのはこの世界の摂理なのだから。
二人を引き裂く存在など、この世界に在ってはいけない。激しい怒りが胸の内に湧き上がる。受けと攻めに幸せになって欲しい。今の私にはそれしか考えられなかった。
そして、まるで天啓を受けるがごとく、私の脳裏にある妙案が閃いた。それは……
0136やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 21:29:31.71ID:???
>>122
受けの父親は大企業の経営者一族の当主で地元の名士だった。受けはそんな父の妾の息子だった。父に与えられた屋敷で母と2人伸び伸びと暮らしていた受けだったが、突然母を病で亡くし本家に引き取られたのが彼がまだ3歳の時。
突然始まった義母や年の離れた兄達との暮らしに戸惑い萎縮していた受けの友人兼後の世話係として連れてこられたのが攻めだった。

屋敷での邂逅のあと受けの境遇を両親に聞かされた攻めは、幼心に受けの境遇に同情し、変わらぬ忠誠と愛を誓った。自分にあの美しい男の子を託された事が誇らしくて堪らなかった。
0147やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 22:33:15.30ID:???
>>136
それからの数年はまさに蜜月だった。受けのもとへ足しげく通う攻めに、受けが心を許すのは必然だろう。
塞ぎ込みがちだった受けはいつしかよく笑うようになり、その隣には当然のように攻めがいた。

「ねえ攻め。あのね……ありがとう」

うららかな昼下がり。手を繋ぎ庭園を散歩する二人の頬を、春のやわらかな風が撫で去っていく。
繋いだ手にぎゅっと力を込めた受けが、はにかむようにそう呟くものだから、攻めは怪訝な顔で受けを見やった。

「なんだよ、急に。話が見えないぜ」
「なんか急に言いたくなって。僕、攻めがいてくれて幸せだなって、そう思ったの」
「……そうかよ」

それきり攻めは受けから目を逸らす。どうやら攻めは、突如として真横に咲く薔薇に強い関心を抱いた様子だった。薔薇の花びらをしげしげと眺める攻めだが、その耳先は真っ赤に染まっている。
受けはそんな攻めにくすりとほほ笑むと、「ねえ」、甘えるように攻めの裾を引いた。

「ずっと一緒にいようね。大好きだよ、攻め」
「……そうだな。ずっと一緒にいる。約束だ」

幼い指と指が絡み合う。
このときの二人はまだ知らなかったのだ。受けには産まれたときから決められた許嫁がいるということを。
許嫁が初めて二人の前に現れたのは、受けの10歳を祝う誕生パーティだった。
0151やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 23:25:02.07ID:???
>>133
「18歳リアちゃんのお味はどうだったかしら?」
「外道め…!私はABよ!」
五寸釘を構えて告げる。
「残念ね…婆はCAなの」
よりによって最大の地雷カプ!
「うおおおおおおーーー!!!!」
雄叫びをあげて燻製婆に飛びかかろうとしたその時―――
『燻製婆に近づいちゃダメ!』
(え!?)
突如頭の中に声が響いた。驚いて立ち止まると目の前に一匹の馬が現れた。
「あら?どうしたの?今さら怖じ気づいたのかしら?」
(燻製婆には見えていない…?)
これはひょっとして―――
(あなた馬婆の幽霊?)
『そういうことになるわね。ちなみに私だけではないわ』
馬婆の背後に三匹の動物が現れる。
『にゃーも食われたにゃん』
(猫保護婆!)
『燻製婆は体から特殊な煙を出すんだワン!』
(ボーダーコリー婆!)
『その煙を吸うと体が動かなくなるのだ!だから近づいちゃいけないのだ!』
(ハム婆まで…!)
「そっちが来ないならこちらから行くわよ!」
燻製婆が剣を構えて向かってくる!
「きゃ…!」
『逃げるのだ!』
『いや間に合わないワン!とりあえず息を止めるんだワン!』
(そんな…息を止めながら戦うなんて無理よ!)
『燻製婆の弱点を見つけるんだニャー!』
(弱点…?そんなのわからないわよ!)
『燻製婆の言動を思い出すのよ!わいわいに張り付いてる神社婆なら何かわかるはずよ!』
(あ…!)
「ほらほらどうしたの?反撃してきなさいよ!」
燻製婆の剣を五寸釘で受け流しながら必死で思い浮かべる。ええと確かこんな感じで…
ポンッ
「え…」
変身した私の姿を見て燻製婆の手が止まる。それはそうだ。私が変身したのは―――
「トニー…」
そう、燻製婆の推しのトニー。
「考えたわね…。わかったわ婆の負けよ。トニーに殺されるなら本望だわ。」
燻製婆が武装を解く。
「婆の燻製美味しかったのに残念だったわ。来世では同カプだといいわね。」
「トニーはそんなこと言わない」
面倒だからそのまま殴り殺した。
『ありがとニャン』
『これで成仏できるワン』
(えっあなたたち式神みたいに戦ってくれるんじゃないの?)
『それはないわ。婆ACだし』
『ABとか無いのだ』
動物たちが消えていく。
まとめて地獄に落ちろ。
0153やまなしおちなしいみななし2018/09/07(金) 23:32:13.32ID:???
なにかがNGワードに引っかかってあぼーんになってたけど面白かったわ
オールスターいいわね
0158やまなしおちなしいみななし2018/09/08(土) 06:12:07.02ID:???
>>112

いつも見ている夢を見ていた
何かに追いかけられているような暗闇のなか闇雲に走り回る
誰に追いかけられているのか何から逃げ出そうとしているのかあるはずのない出口を、光を探してとにかく走り続けている

激しい揺れが深い眠りから婆を無理やり現実に連れ戻そうとする
ぐるぐると回転するような揺れとどこかへ落ちていくような感覚
高校の頃修学旅行で行った遊園地のジェットコースターのようだ
乗ったのは一度きり、一人で乗った苦い思い出と三半規管を刺激する動きで今にも吐いてしまいそうだ
追いかけられる夢のあとにこれはあまりにもひどい仕打ちだ
いくら何ヵ月もも洗っていないシーツでも汚したくはない
目を開けることも煩わしく手探りでごみ袋を探す
しかし手に触れたのは部屋中に散乱したゴミでも薄い本でもない
暖かい、大きな手
「…爺?」
久しぶりにその名を呼ぶ
しかし帰ってきた声は、あまりにも意外な人のものだった

「婆さん?大丈夫?僕は君の爺じゃない」
ああきっとこれは夢なのだ、でなければあの声が婆の名前を呼ぶはずがない
「まだ目覚めない?気持ち悪いのかな?」
「起きるのを待ってる必要ないだろ、たたき起こせよ」
ああ…この声も、なんて、素敵な夢…
ニヤリと顔が弛緩したと同時に脇腹に強い衝撃を受けた
「さっさと起きろよ!婆!糞婆ニート!」
「ちょっと受け!暴力はダメだよ!婆ちゃん怪我したらどうするの!」
脇腹の痛みも気にならない
今はこの夢を堪能していたい推しカプが婆の名前を呼んでそして喧嘩している…

しかしそんな喜びを奪いさるかのように高校の時のジャージの、伸びきった袖口を掴まれた
そのまま婆は臭いタオルケットの中から冷たく硬い感触の床にに投げ出された
0159やまなしおちなしいみななし2018/09/08(土) 06:35:50.77ID:???
>>135

「私が受けの婚約者を殺すわ」

当て馬は殺す。それがこの作品のファンで、攻めちゃん×受けちゃん婆である私のジャスティス。この世界の法は私だ。

「ハッハッハッハッハ! アーッハッハッハッハッハ!」

突然、攻めちゃんが激しく笑い出した。

「何がそんなにおかしいのよ?」
「あいつを殺すって! 靴も履いていない女が随分大それたことを言うじゃないか!」
「裸足で何が悪い! 推しカプに対する私のパッションをなめんじゃねぇわよ、婚約者は絶対に殺すわ」
「おまえがなにを言っているのかわからんが、いきなり青姦に乱入してきて拍手しながら号泣する基地害だ。おまえなら人殺しをしてもおかしくはないな...」

ふいに口元を弛ませた攻めちゃんは「ついてこい」と促すように顎をしゃくると、路地裏から表通りに歩き出した。

「おまえ、おもしろい女だな。久しぶりに笑わせてもらったから靴くらい恵んでやるよ」
0171やまなしおちなしいみななし2018/09/08(土) 19:13:59.13ID:???
>>159
攻めが私へ買い与えた靴はやわらかい本革製で、とても履き心地がよかった。ついでとばかりに服も一揃い与えられたので、ジャージに裸足から一転して随分まともな格好になった。

そして今、私は攻めの住むマンションの一室で、ソファに腰を下ろしている。そう、攻めと受けの愛の巣に足を踏み入れたのだ!
神聖な場を、私のような婆の薄汚い呼吸で汚してはいけない。途端にしおらしくなった私を、攻めが胡散臭げに一瞥する。

「先ほどお前は婚約者を殺すなどと豪語していたが、本気か?」
「もちろんよ。そのためにまずは敵の情報が知りたいわ」
「情報ねえ。何が知りたい?」
「何もかもを」

私の本気を見定めるように、攻めがその切れ長の目を細める。視線が絡みあったのは、ほんのつかの間だった。

「……情報などいくらでもくれてやる。お前が本当にあいつを亡き者にしてくれるならな」

言うなり、攻めは婚約者の情報をそらんじた。年齢、職業、現住所はもちろん、生育歴や家族編成などその情報は多岐に渡る。
何も見ずにこれほど答えられるなど……いったい攻めは幾度、婚約者へ殺意を抱き、またそれを押し殺したのだろうか。
攻め×受けの尊さを改めて噛み締めつつ、私は口を開いた。

「情報は出揃ったわね。さあ、殺しに行きましょう」
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