セロリの苗は荒らされていた。
 そーっと安室のベランダから距離をとるハロの後ろで、

「ハロ?まさか、君の仕業か?勝手に食べたな?」
 ハロを持ち上げて尋問する安室。
 ハロは困り顔だ。
「まさか君もセロリが好きだったとはな」
 買い置きしておいたセロリを調理しつつ、次は勝手に食べちゃダメだと念をおす安室。

 安室も食事を始める。
「ほら、君の好物もあげる!」
 安室はそう言って、ハロにセロリを食べさせた。
ブッ!!
 ハロはそれを勢いよく吐き出す。
「なんだハロ!?セロリ苦手なのか!?」
 盗み食いするほどだからてっきり好きかと思われたが、ハロはセロリが苦手のようだ。