どこにドラえもんが?

建築中のマイホームに作業員から「ドラえもん」の落書きをされたとして、兵庫県内の男性が、
施工した大手住宅メーカー「フジ住宅」(東証1部上場、大阪府岸和田市)に損害賠償を求めて大阪地裁に提訴し、フジ住宅が30万円を支払う内容で和解していたことがわかった。
 裁判では、ドラえもんの落書きが与えた「精神的苦痛」の大きさが争点となった。


 和解は8月31日付。訴状によると、男性は2013年2月、兵庫県内で自宅を新築する工事をフジ住宅と契約。
 7月に建築中の現場を訪れた際、玄関の基礎部分のコンクリートにドラえもんの顔が描かれているのを見つけた。下請け業者の作業員が落書きしていたという。

 その後、フジ住宅側が落書きを取り除いて自宅は完成したが、男性が今年5月、
「神聖な基礎部分への落書きで侮辱され、精神的苦痛を受けた」などとして慰謝料150万円を求めて提訴していた。

 裁判では、フジ住宅側は非を認めた上で、落書き部分は完成後に見えなくなる予定だったことを強調。
「一般的にドラえもんに侮辱的な意図があるとは認識しがたい。作業員に悪気はなく、精神的苦痛は小さい」などと反論していた。

https://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20180911-OYO1T50011.html
http://i.imgur.com/h9L2BaH.jpg