金玉

他の刀に目移りしてもいいけれどね、最後は僕のところに戻ってくるんだろう?
さて……きみが帰ってくるまで、きみに贈る歌でも詠もうか
僕の言う文系は文系じゃないって? 誰が言ってるんだい、お仕置きが必要だな
きみに歯向かう不埒者を、手打ちにすればよいのだろう?
まさかきみ、それは恋文じゃないだろうね……?
ふふふ。きみを待つ間に詠んだ歌がこんなに溜まってしまっていたよ
文系を名乗りながら、いざとなると、きみへの言葉をまとめられない……僕は、歌人失格だな……
君の想いを感じるよ