人肉レストランで婆は丸尾末広の漫画を思い出したわ
月的愛人って単行本に収録されてるんだけど
戦後直ぐの貧しい日本が舞台で美人母と小学生くらいの息子がいるの
復員してこないもしかして戦死しちゃったかもしれない夫を待ち続ける母に
変態小男の魔の手が伸びるのよ
変態小男は露骨に美しい未亡人の身体目当てなんだけどもちろん拒否られてるわ

この変態小男は米兵にツテがあるからって材料をまわしてもらって焼き鳥屋をやってて
美人母を援助するために店番の仕事を与えるんだけど
そのお肉は自分で殺して調達してましたってやつよ

で以下はオチなんだけど
でそのうち小学生の可愛い息子が行方不明になってしまって気落ちする母親の所に
優しい言葉をかけて母親をついには篭絡しちゃうのね
そして元気出しなさい日本人はもっと肉を食べるべきだっていって焼き鳥を食べさせて
母親は「美味しい…」っていって食べるのよ
それを変態が異様に食い入るようにジーっと見つめてるわけ

数日後に憲兵がやってきて川原でダンボールに入った子供の人骨が発見されて
遺留品その他で息子ってことがわかるの
で憲兵の調査でどうやら人肉を店に出してたらしいとわかって
そこで母親は焼き鳥をすすめられて食べた所で恐らく息子だったことに気付いて吐いて半狂乱
フラフラになって人ごみを歩いてたら復員してきた夫を見つけたところでまた吐いて妊娠が発覚
変態小男はしてやったり!お前は息子を食べた母親で息子を殺した男の子供を妊娠した女だって高笑いするの
母親は自殺して終わりよ