>>73
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947 マロン名無しさん sage 2018/11/07(水) 02:52:40.27 ID:???
包丁を受け取ったサシャの父親が無表情でガビの前にたたずむ。
ハンジが包丁を置くように言ったとき、サシャの父親がしゃべり始める。
「サシャは狩人で獣を殺して食う生き方をしてきた。だが同じ生き方を続けられない時代が
来ることがわかっていたから森の外にいかした。世界とつながり兵士となったサシャは
よその土地に攻め入り人を撃ち、人に撃たれた。森を出たつもりが世界は命を奪い続ける
巨大な森の中だった。サシャが殺されたのは森をさまよったからだと思う。せめて子供たちは
この森から出さないといけない、過去の罪や憎しみを背負うのは我々大人の責任。」
しゃべりながら包丁をサシャの母親に渡して母親が包丁をテーブルに置いた。
母親がベン(ファルコ)を離しなさいとニコロに言って、ニコロは力なく言うとおりにする
ガビが本当に私が憎くないのと問いかけたとき、カヤが泣きながら包丁をガビに振り下ろす。
ミカサがそれを止めるが、カヤは「よくもお姉ちゃんを、人殺し、友達だと思ったのに」
と罵声を浴びせる。サシャの両親が泣きながらカヤを抱きしめて、カヤは泣き崩れる。
ガビは放心してそれを見ていた。
ニコロはつきものが落ちたような顔つきで「ハンジさん、そのガキ(ファルコ)の口を
ゆすいでくれ、ワインが入った、手遅れだと思うけど」と言う。
ハンジはワインに何がは入っているのと問いかけ、ニコロが多分ジークの脊髄液だと答える。
ここで終わり