当たっている──
安室は身動き一つできなかった。
動いてしまったら、背後の現物をより強く感じてしまうことだろう。
いや、振り返って確かめるべきだ。
まるで銃を突き付けられているようなナニかは、一体何であるかを。
しかし安室はやはり動けなかった。
それは少し、位置を変えて尻の割れ目に移動したからだ。
銃の先端ならもっと硬い。それはしっかりと形を主張しながら、押し当てられた。