🦄は静か立ち去りました。
そして城の外に出ると、そのまま都まで駆けて行きました。
零くんはあの男とは離れられないと悟ったからです。
きっとあの二人は前世からの番いで、零くんは運命の人を見つけてしまったのです。
都に戻った🦄は、角を抜き🐴になりました。もうユニコーンとして、零くん以外の処女を乗せる気は無かったからです。
そして貯金を元手に乗馬クラブを開き、自ら乗馬として一生懸命働きました。
元ユニコーンのプライドは捨てました。非処女ギャルも乗せました。モブおじも乗せました(モブおじこそ処女のような気がしますが、🐴はそこに価値は見出しませんでした)。
一度零くんから手紙が届きました。
そこには魔王と番になってとても幸せな事、(どういう仕組みか分かりませんが)もうすぐ子供が生まれること、そして🐴(元🦄)にはとても感謝している事等が丁寧な字で書かれていました。
やがて🐴はサラブレッドの美馬と結婚し、可愛い仔馬にも恵まれました。
幸せに暮らした🐴でしたが、でも時々は零くんを乗せて颯爽と駆け巡った頃を懐かしく思い出すのでした。
というお話だったのさ…)Oo。🦄