>>801
弁護士なんは英理ちゃんやったわ
赤井が良く喋るから勘違いしてたわ

英理ちゃん「いいですか、夫の秀一さんは奥さんの零さんに対し毎日のように『俺と仕事どっちが大事なんだ』『いつ仕事を辞めてアメリカに来てくれるんだ』等と発言しています。
妻の社会進出が進む現代社会においてこれは明らかなモラハラであり、まったく時代錯誤な価値観と言わざるを得ません。
幸い男性同士ということで妊娠の心配もありませんし、仕事においてはこれからも重要なパートナーであるべきお二方です。お互いの溝がこれ以上深まる前に円満離婚という形で進めるのが最善かと」

赤井「妃先生は残念ながら物事の本質がまったくわかっていらっしゃらない。
私だって妻の仕事の偉大さは十分にわかっている。
そもそも私が彼に恋をしたのはあの忌まわしき組織を共に壊滅に追い込んだ時のことだ。
愛する国の為に自らの命も顧みない彼の美しさは誰よりも私が一番知っているつもりだ。
しかし件の組織が壊滅し、束の間の平和が降りてきた今、大切な妻にこれ以上危ない目に合って欲しくないと願うのはそんなにいけないことでしょうか。
妻は同居中私に対し常に酒と煙草を控えるようにと口を酸っぱくして言っていましたが私は気を悪くしたことなど一度もない。私の体を案じてくれているのだとわかっていたからだ。
私が彼に危険な仕事からの引退を薦めたのも同様の理由からだ。
そして最後に一つ。おっしゃるとおり我々は男同士ではあるが、妻の零は私に二度の奇跡を与えてくれた。
一度目は私のプロポーズを受け入れてくれた時、そして二度目は私の子を身ごもってくれた時だ。彼は今まさに妊娠している」

英理ちゃん「えっ」
おっちゃん「えっ」
メアリー「えっ」
チュウ吉「えっ」
真純「えっ」
裁判長「えっ」

零「えっ……(なぜそれを)」