>>17
わらしは走り出した!
ステップにあわせて舞う赤いペンキが衣を汚すのも気に止めず前へ駆ける。
何て爽快感。
おねはどんな顔でわらしを見ているのだろうか。彼女が愛しそうに見つめていた美しいものを一瞬にして汚される絶望?
ふふふふわらしに意地悪をしたんだ、そのくらいの報いは受けてもらうよぉ。
そして顔をあげる。視線の先のおねは。

「どうしてそんなに嬉しそうなのぉ」
「おねがわらしを選んでくれたからー」

暖かいものが胸をみたす。わらしはおねの胸に飛び込んでいた。