「堕ろせ!」出産の意思を伝えると小澤は激高し、何度も腹を殴打
A子さんは意を決し、出産の意思を小澤に伝えたという。
「『あなたが仕事を続けたいのは重々わかっている。お金もいらない。別れて独りで産みます』と伝えたそうです。
でも、必死で思いを伝えたA子に対し、『は? そんなの俺がいいわけないだろ』『自分の知らないところで自分の子供が育ってるの嫌だろ!』と小澤はなぜか激高したのです。
それでもA子は『迷惑かけないし、一人で産むから』と懇願しました。しかし小澤はA子の胸ぐらをつかんでベッドに放り投げ、暴力をふるい始めたそうです。
お腹を守り、体を丸めるA子でしたが、小澤は何度も何度も執拗に『子供ができるなんて知らなかった』『産まないと言え』『堕ろすと言え』とお腹を集中的に殴ってきたそうです。
とうとうA子は『産みません。堕ろします』と大泣きしながら彼に伝えました」(同前)
落ち込むA子さんに対し「俺ばかり悪者にしないで」と逆ギレ
9月、A子さんは中絶手術を受けた。
「『直前に見たエコー写真が、今も目に焼きついている』とA子は言っていました……。A子は手術後、体調を崩したのですが、小澤の態度は変わらなかったようです。
落ち込むA子に対し『俺ばかり悪者にしないで』と逆ギレする始末だったといいます」(同前)
さらに中絶手術以降、小澤の暴力は日に日に酷くなっていったという。
「暴力は性行為中以外でもあったようです、ささいな口論の際にも殴られていたそうです。それでA子の彼に対する気持ちも徐々に冷めていきました。
ですが、初めての彼氏で交際期間も長いことから、まだどうしても捨てきれぬ情が残っていたようで、なかなか別れられずにいたのです」(同前)
腕や体を殴ったり、ときには馬乗りになって顔面を殴る
A子さんが別れを決意したのは今年8月。きっかけはコロナ禍で見せた小澤の態度だった。
「体調が悪くなり、A子はコロナ感染を疑いました。実はA子は中絶の手術を受けた後、子宮の病気にかかっていたんです。
もしコロナにかかった場合、その病気のこともあって重症化するリスクが大きかった。
それなのに小澤はA子を気にする素振りをまったく見せず、自分のことばかり考えていた。さすがにA子も呆れていました。
『私のことなんてどうでもいいんだ』って。それで本当に別れる決意をしたのです」(A子の親友)
8月末から、A子さんは何度か小澤に別れ話を切り出した。だが、「その度に小澤は不機嫌になり、暴力を振るわれていた」という。A子さんの親友が続ける。
「喧嘩になると、決まって最初は胸ぐらや腕を掴んで、腕や体を殴ったり、ときには馬乗りになって顔面を殴る。この時期のA子はいつも痣だらけでした。
小澤がA子に暴力を振るう時に、A子が少しでも反抗して、爪でひっかくなどすると逆上し、『DVだから訴える』とスマートフォンで写真を撮り、A子に迫ったそうです。
でも、しばらくすると、急に『ごめんね、痛かった?』と優しくなる。いつもの手口で、A子にすり寄ろうとしたそうです」