高校も卒業出来ず、手に職も持たずヒモとして暮らす 悟はささいな口喧嘩から、同棲相手の首を絞め殺してしまう
慌ててその部屋から逃げ出した悟は、公園で謎の男性 ゆうに出会う

「ビスケ食べる?」

ガラス製の熊の瓶にビスケットをつめたゆうは、悟を家へと誘う
「うちに、来る?」
ついた先は、大豪邸
怖気づく悟
「もし、誰かいたらタコ殴りにして逃げよう」と計画を立て家へと入りる
悟は、ゆうを押したおした

「すげえ匂うぜ、お前今女としてきたとこだろ…んん?
 俺の好みは、本当は年下だけど今日は特別サービスな
 男の味 教えてやるよ」

家政婦「ぼっちゃま?…下に靴がありました。誰?男の人でしょ?」
ゆう「……」
家政婦「もう!わかりましたよ
     奥様にもぼっちゃんのよろしいようにと言われてるんですから」
ゆう「あ  ありがと…」
家政婦「ええ、どういたしまして
     考えたら犬猫よりマシかも知れませんね
     世話しきれなくなったら自分で出てってくれるんだもの」

<ニュース>
警察は殺人事件と見て特別捜査本部を設置しました。
この女性の首には何者かに絞められたような跡があり
警察は、一連の殺人事件との関連性についても調べています

その日の夜のニュースでも、自分が殺した相手のニュースが流れず安心する悟
そして、その日の晩も悟はゆうを抱くのでした

悟「お前、俺のお袋に似てるよ
  まーお袋は、お前と違って女だったから訳も分からずいろんな男に抱かれて中絶できなくて、俺が生まれちまったんだけど
  すんげー若くてキレーなおふくろだったんだぜ何たって、俺がセックスした最初で最後の女だもん」
ゆう「…おかあさんと…ゆうみたいにしてたの…?」
悟「ん…九つの時からおふくろが死ぬまでずっとしてた」
ゆう「いいな…お母さんが抱っこしてくれたんだゆうのお母さんはしてくれなかった…えと…名前…」
悟「あ…悟」
ゆう「さとるは、きっとゆうよりお母さんに好かれてた
   さとるはいいなあ…」
悟「…どうしてだよ俺ずいぶんひどいやりかたでお前抱いたのに なのに」
ゆう「だ、だってさとるはゆうといっしょにいてくれるんでしょ
   ゆ ゆうはうれしいよ
   さとるはとってもやさしいよ…」
悟「これから、俺以外のやつはセックスすんなよ」
ゆう「うん…」

目を覚ます悟、しかしそこにはゆうの姿はなくシャワーを浴びようとしているところを見つけた
悟「ゆうどこ行ってた?
  何だよこれは!隠したってムダだっ!体中から女の腐った匂いがしやがる!
  …そうかよ しゃぶってくれれば誰でもいいんだな!! 
  お前もやっぱり他の奴と同じじゃねーか!」
ゆう「ち、、ちが…」
悟「何が違うんだよ!?出てく!!」
ゆう「……ま まってさとる ごめんね
   ゆう もうしないよ だからね」
悟「いいんだよ…おふくろだってそうだった
  お前みたいな奴に人の気持ちを分かれって方が無理な話だったんだ」

ゆうの家を出て、首を絞め殺した相手の家に戻る悟

「結局…ここで死体と寝るしかねーのか」
「誰が死体だって?お前いい加減その性格直さないといつか人殺すよ
 今までどこ行ってんだ?」
「うっせー」
「ふーんまあいいけどね
 あーこれこれっ 今日は一日中このニュースだぜ」

<ニュース>
今日午前10時頃
S区K公園内で近所の主婦A子さん(33)に
「ビスケットを食べないか」などと言って近づいてきた
不審な男に職務質問したところ
男は前日の5日夜に女性の首を絞めて殺したと自供を始めたため
その場で緊急逮捕されました。
容疑者はS区に住む 無職 古賀裕一(25)

<ニュース>
古賀容疑者はその後、先月28日に同区内で起きました殺人事件についても犯行をほのめかす供述をしており
警察は他の2つの殺人事件についても古賀容疑者の犯行とみてさらに厳しく追求していく構えです

アナ「教授、古賀容疑者は普段から大人しい優しい性格で近所の方にもいつも笑顔で挨拶するような青年だったという事ですが」

教授「家族や隣人には優しい思いやりのある青年が外では凶悪な殺人者になるこういうケースは今までにも実際にありました。
家族を愛することは、自分を愛することと同じ事ですから優しいように見えるだけで、それは本当の優しさや思いやりじゃない」

「…うそだ!!あいつは本当に…っ
 本当に優しかったんだ…俺が…俺がどんなにひどい事しても本当にやさしかったんだ!!」