いつも通りではないかっちゃんについて
かっちゃんは信用できなくなった「畏怖」、その源流を探り始めたと思う
そこで目下一番に「畏怖」を感じるOFA師弟と接触することにした

かっちゃんは「畏怖」を起因に行動していた
「畏怖」が悪性ならば、かっちゃんの世界の正当性は崩壊する
オールマイトの言うように「劣等感」だったら、
殆ど全ての人間に対して「劣等感」を感じていることになる
...かっちゃんは「畏怖」の正体を知りたかった

...思案の最中も時間は進む
「畏怖」を信用できないなら「拒否」も正常に作用しない
クラスとの交流は「傷付いた子供」には有難いものだったが
次第にかっちゃんは子供扱いに慣れていく

これらの環境は「自尊心(鮮烈さ)」を摩耗させるには十分だった
斯くしてかっちゃんは「健気でひたむきな子供」のまま、戦場に望むことになる

そしてライジング
おそらく全てが摩耗しきる手前、自傷しながら戦うデクさんを見て、
かっちゃんは自分自身の源流たる「畏怖(心配)」を理解する
そして体が勝手に動く

かっちゃんは、
心配だから最前線に立ちたがるし、
心配だから元凶たる敵に勝ちたいし、
心配だからトップに成りたい

つまり「畏怖(心配)」は最初から信じるに足る感情だった