>>708のつづきを書こうかと思ってたけど
>>720の「雨降り」にたぎってしまったのでこっちにします!

「ただいま!ああいい匂いだな!今日の夕食は俺の好物の」
「おかえり…って杏寿郎!おまえずぶ濡れじゃないか!」
「雨にふられてしまった」
ニッコリ微笑み返す杏寿郎は頭の先から足の先まで濡れそぼっている
猗窩座は慌ててタオルを手に取って玄関の杏寿郎へ駆け寄り頭を包み込む
「(折り畳み)傘を持たせていただろう。使わなかったのか」
「使うほど降っていないと思ったんだが結構濡れたな」
フフ、と笑う杏寿郎に呆れながら頭をゴシゴシ拭いてやる
「いつも言っているだろう。少しの雨でも必ず傘を使えと」
「そうだったな。すまん」

タオルを床に投げ、髪から垂れる雫を舌で受け止めながらピッタリと肌に張り付いたワイシャツのボタンをひとつ、またひとつ外していく
「猗窩座?」
「本当に分かっているのか」
「ちょ…」
「その濡れた身体を」
「待っ…」
「誰にも見せるなと言っているんだ」
「んうっ…」

ボタンを全て外し全開にさせながら脱がそうとはせず濡れた髪に手を突っ込み頭を固定し乱暴なキスを交わす
「あ、かざ…っ」
玄関の少し高い位置から降り注がれるキスの嵐に杏寿郎は身を捩るが強く腰を引き寄せられ再度口を塞がれる
「…んっん、」
腰を固定しつつもう一方の手でやはりピッタリと張り付いたスラックスに触れ、太ももの裏から尻、腰へと手を這わせていく
はっきりと意思を持った手の動きに杏寿郎は息を呑んだ
「これを、何人に見せた」
「…っ?!」
「何人とすれ違ったかと聞いてる」
「…知らん!」
「そうか」

首筋に張り付いた髪や水滴を舌で舐め取りながら肌に張り付いたままの肌着の上から胸の飾りに触れる
反対の手で器用にベルトを外しフックを外しながら下着が張り付く股間へ触れていった

「お仕置きタイムといこうか」
「アッ…待っ…」
「あれだけ傘を使えと言っているのに」
「んっ…あっ…アッ」
「すれ違った人数を思い出すまで食事はお預けだ」