やはりたぎってしまいました
いつも美味しいネタをありがとうございます

キメ学軸猗窩煉(お付き合いしてない設定)

「杏寿郎!」
「…また君か。下校時刻は過ぎているぞ。もう帰りなさい」
「すぐ終わる」
「ダメだ帰りなさい。あと先生と呼ぶよういつも言っているだろう」

教科書を手に持つ猗窩座に部屋から出るよう促そうと席を立つ
今日の彼は社会科の教科書を手にしている
先日違う教科の教えを乞いに来て断られたのをきちんと学習したらしい
こういう素直な所は好感が持てるのだが、と杏寿郎はこっそり笑みを浮かべた
「ここ(社会科準備室)ももう閉めるから」
「これだけ教えてくれ。気になって夜も眠れない」
「大袈裟だな。仕方ない、少しだけだぞ」

諦めて席に着こうと腰を屈める直前、足元でバサッと音がして社会科の教科書が視界に入った
猗窩座が手にしていた教科書だと思ったのと同時に腕が杏寿郎の腰に回る
そのままグイッと身体を寄せられたと気付いた時には、首の後ろを固定され目の前に笑みを浮かべる猗窩座の顔があった

「な…っ!」
抵抗する間もなく唇が重なってくる
グイグイと唇を押し付けながら舌で杏寿郎の唇をなぞり、耐えきれず弛んだところをすかさず彼の舌が乱暴に侵入してきた
「んう…。ん…っ」
身体を密着させる猗窩座を引き剥がそうともがいてみるが上手く力が入らない
それに気を良くした猗窩座は杏寿郎の口腔内を思うままに蹂躙したあと唇を解放した

「キスをしたらどうなるか知りたかった」
「こんな」
「こんな可愛い反応されたらもう抑えられない」
「な、何を言っ…」
耳元で囁く声は、いつもよりトーンを落とした彼の本気の声だ
猗窩座の腕の中で杏寿郎は思わず身体を震わせてしまう

「他のところに触れたらどうなるか教えてほしい」
「だ、ダメだ離……ふ、あっ」
耳の中に舌が差し込まれピチャピチャと音をたてながら輪郭を辿る

さすがに本気で身体を引き剥がそうとするがびくともしない
さっきから思うように力が入らない気がする。体術を学んでいる彼に何が施されているのだろうか

「少しだけなら、教えてくれるんだろう?」
「れんごくせんせい」