仕方ないな
杏寿郎病気バージョンも書くよ


猗「杏寿郎、お前様子がおかしいなどうした」
杏「そうか?」
猗「身体が震えているな」
杏「……少し寒い気がする」
猗「温めてやる」
ほら、と抱きしめると特に抵抗されず腕の中で大人しくしている
猗「お前はもう少し自分の事を気にしろ」
杏「君がとても気にしてくれているから問題ない」

猗窩座の肩に頭を乗せた杏寿郎は顔を向こうに向けていて表情が見えない
しかし柔らかい金髪をそっと撫でながら頭にキスをしても身じろぎする気配すらない

猗「この間看病してもらったからな。今度は俺が看病してやる」
杏「あれは…仮病だったんだろう?」
猗「杏寿郎のおかげで食欲が出た」
杏「随分がっついていたじゃないか」
猗「食欲が出たところで目の前に大好物があれば誰でもああなる」
ふふ、と笑う杏寿郎の顔をこちらに向け触れるだけのキスを何度も交わす

猗「まだ震えているな」
杏「あ、かざ」
猗「足りないならもっと温めてやろう」
杏「ん…っ」


杏寿郎仮病