猗窩座スレ
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>>647
100万回とか嘘言うな
キャッキャウフフ百合みたいなのやいい子猗窩座に汚染されてて本編みある漫画なんて皆無じゃん 行冥の言うとおりだった。
第一印象は「無愛想」、初めて言葉を交わして印象に「ストイックで真面目」が加わり、
更に話して「芯の通った情熱家」だということがわかった。猗窩座との会話は途切れることなく、話をしている中でも猗窩座の誠実さや真摯さが見て取れ、その整った容姿よりも杏寿郎は猗窩座の内面に強く惹かれたのだ。
出逢ったその日の夜、2人でバーで飲みそのままホテルへ行ったが、杏寿郎はそのことを後悔したことは一度もなかった。
「・・・・・でも駄目だったんだ・・・。彼ならって思った。けど上手くいかなかった・・・」
再び項垂れ、独り言のように零す杏寿郎の背中を行冥があやすように優しく撫でる。
「俺も猗窩座君ならって思ってたんだよ。しっかりしてるし、誠実だし、自分の生き方に自信をもってる。それに彼は、多少厳しいことでも、お前にとって必要なことをちゃんと言ってくれる人間だよ」
「・・・・・・・・・」
「お前たちが別れた原因は知らないけど、まだ話し合う余地はあるんじゃないか?」
そう言い聞かせるように告げると、行冥は「コーヒーでも淹れよう」とソファから腰をあげた。
キッチンへ向かう行冥の背中をぼんやりと目で追っていると、
突然杏寿郎の尻ポケットの中の携帯がブルブルと震え出した。
薄っぺらな携帯電話を取り出すと、液晶画面に表示されているのは末っ子の名前だった。 >>629
もしこのスレ終わるまでに終わらなかったら○忖に続き落として欲しい
お願いします >>659
映画前は原作ではさらっと終わった列車戦
わざわざこの関係に気が付いて二次始める人はそういう嗜好がすごく強いはずだし
今もやりたいはずだろうけどね >>662
もう50パー(どころじゃないと思うが)潰れてるんだからそれなら吐き出したほうがいいじゃんって考え 「炭治郎?」
『杏寿郎兄さん、今どこですか?』
電話に出れば、挨拶をすっ飛ばした炭治郎の少し不機嫌そうな声が聞こえてきた。
「行冥兄の家だけど・・・・」
『・・・ねぇ、兄さん』
溜息とともに吐き出された炭治郎の呼びかけに、杏寿郎の心臓がわけもなくざわめく。
『家の前に、見たことある車が停まってるんです』
「へ?」
『俺の部屋からじゃ運転席は見えないけど、俺の記憶が正しかったら、あれ、猗窩座の車です』
「っ!」
事務的に淡々と告げられた内容に、杏寿郎は思わず携帯電話を落としそうになった。
『・・・・・あと30分もしたら起きてくる実弥兄が気付いたら大変なことになると思うけど?』
「た、炭治郎・・・・・っ」
炭治郎の脅しとも取れる言い回しに杏寿郎は思わず声を上擦らせてしまう。猗窩座の言う『大変なこと』が容易に想像できたからだ。
敵と定めた者に対しては容赦なく牙を剥く実弥と、仕事柄か論理的に相手を言い負かすことを得意とする猗窩座の衝突は、以前から杏寿郎を悩ませてきたのだ。
「・・・・・・彼に帰るように言ってくれ」
『帰ったら、事情話してくれるよね?』 >>663
そこDAT落ちって出てみれないんだよね
ここにあるきめつあんちスレにするね 取り敢えず落ち着いてみなさん
年下ピンク頭の攻めをイメケンスパダリ可愛い扱いせずにバドエンじゃなく生存大正ルートで殺伐してるけどあわよくばr18の薄い本を書いて提出して下さい。話はそれから >>659
あかれんてカプ自体はもう5年目でしょ?
そんだけたてばラブラブ多くなるのは普通
ハード目な作風多いのが初期に集中するのはどこでもわりとそう >>665
追記
黙りのままでも近いうちに実質的に死ぬだけなんだから 「・・・・・・わかった」
『それじゃ、とりあえず猗窩座にはお引取り願いますね』
「頼む・・・・・」
疲労の滲む杏寿郎とは対照的に、『わかりました』と軽く言い放つと炭治郎は電話を切った。
通話を終えた携帯電話を見ながら溜息を吐く杏寿郎の前に、コーヒーの入ったマグカップが置かれた。
「どうした?」
「・・・・・炭治郎から電話があった。家の前に、猗窩座の車が停まってると・・・」
行冥が不思議そうに尋ねてくるのに、杏寿郎はコーヒーに手を伸ばしながらやはり溜息混じりに返した。
「俺、携帯番号代えたし、連絡方法がないから直接来たんだと思う・・・」
「杏寿郎、猗窩座君とちゃんと話を――」
そんな杏寿郎に穏やかに言葉を綴ってくる行冥の台詞を遮るように、杏寿郎の携帯電話が再び鳴り始める。
液晶画面を見た杏寿郎は、着信相手の名前を見て瞬く間に顔を強張らせた。
「え、魘夢だ・・・・」
「修羅場だな」
真面目な顔でそう言ってのける行冥の言葉を聞きながら、杏寿郎は鼓動を逸らせながら通話ボタンを押した。
『おはよう、杏寿郎』
「・・・おはよう」
携帯越しに聞こえてくるのは、あのいつもの腰に響く低音だった。
『起きてた?』
「うん」 >>670
潰しても良いじゃんとは決して思わないけどそのままでも早いうちに死んでいくんじゃないかなってのは同意
だからここでアレコレ言われてても言われてなくても結果はなるようにしかならないと思う 『今日現場入りが早いから、撮影に入る前に謝っておこうと思って。・・・・ごめんね、昨日は。俺が誘ったのに、全然話が出来なかった』
「そ、そんなのいいよ・・・」
むくむくと頭を擡げ始める罪悪感に押し潰されそうになり、杏寿郎の声は知らず低く暗いものとなる。
『・・・・・・杏寿郎』
すると、不意に魘夢が声音を変えて囁くように名を呼んできた。
「ん?」
『俺、ちゃんと事務所に話すよ』
「何を?」
『俺がバイだってこと』
「!」
唐突にも思える魘夢の台詞に、杏寿郎の頭は一瞬真っ白になった。
「え、ちょ、いきなり、なんでそんな・・・」
狼狽する杏寿郎に、魘夢は『今までこそこそさせて悪かった。ごめん』と謝罪を口にした。
『ようやく踏ん切りがついたよ。俺は杏寿郎と堂々とデートしたい。この人が俺の恋人だって、ちゃんとみんなに紹介したい』
「いやっ、でも・・・・、それは・・・・」
『杏寿郎?』
口篭る杏寿郎に電話の向こうの魘夢が怪訝を纏ったのがわかり、杏寿郎の心臓がぎくりと跳ね上がる。
『なにかあった?』 >>667
ありがとう
さっきテストしてきたら見れるし書き込めたんだけどね
環境の違いかな
お待ちしております 「機関車魘夢」が出てくると何回でも笑うwww
私はここの流れで勇気もらいました
ありがとう
殺伐系はメジャーじゃないかもしれないけど
別にイイネがほしくてやるんじゃないから >>669
横
別にラブラブでも良いよ
その人は殺伐が好きなのにあれは嫌これは嫌やってるただのわがまま厨
ちょいちょい子供のわがままみたいなお前が描いとけ!てなるような脱線してるやついるけど、このスレにこれだけのコメントがきて伸びてる根本はタグ詐欺と界隈民名乗りながら普通に地雷落としする奴が問題って話
嗜好の好き嫌い語るやつは一番ウザいから頼むからもう黙っててほしい 自分が知る限り殺伐なの書いて界隈から浮いてるとか自虐してるの2人知ってるけど
1人はただエロければストーリー要らないと口外してるし
1人は杏がいつも快楽堕ちしてキャンキャンアンアン言うだけの誰おま
それこそ支部の初期のころの作品とは雲泥の差がある >>653
こういう人が裏切られたとか勝手に暴れるんだろうな >>676
伸びてるのは水腐が連投してるって考えないね あーただの嗜好叩きになっちゃった
タグ詐欺からこうやってただのわがままはっちゃけちゃう奴出てくるから嫌なんだよなぁ
感情的になりすぎるとダメだね
話ずらしていくのやめてくんない?それとも晒された本人たちがやってんの? >>678
そんなにすごい影響力あるの?このスレに笑 >>682
作文やってる水腐と賛同してる自演見えないふりやめたら 「なにもないよ」
取ってつけたような杏寿郎の被さり気味の返答に、ますます魘夢の疑念が深まったのが電話越しにもひしひしと感じられた。
携帯を握る手が妙に汗ばみ、まるで判決を待つ犯罪者のような心境に陥った。
『・・・・・・昨日、あいつと帰ったんでしょ?』
「っ!!」
そして
魘夢の口から放たれたのは、杏寿郎が一番避けたかった話題で。
『バーテンから聞いた。2人で店を出て行ったって』
「・・・・・・・・・・・・・」
『・・・・・・もしかして、今朝までずっと一緒だった?』
「っ!」
感情の削ぎ落ちたような平淡な声が核心を突いてきて、杏寿郎は思考回路が停止してしまったかのように弁解も言い訳も誤魔化しも思い浮かばず、ただ黙り込むことしか出来なかった。
『・・・・・・・・・マジかよ・・・・』
永遠かと思うような数秒の間の後、独り言のように落とされた呟きには、明らかな怒気が混じっていた。
「魘夢・・・っ」
杏寿郎が慌てて名前を呼ぶも、耳にあてた携帯電話からは、ツーツーと無機質な機械音しか聞こえてこなかった。 >>681
婆がタグ詐欺で愚痴りだした時水腐があさっての方向に広げるんだよ
気づかない? 作品の中身は問わない
ただし、タグ詐欺と擬態奴。オメーはだめだ 初期のドマイナーな頃は、別にブクマやイイネ目当てじゃなくやってるから
原作みの強い殺伐系かつ良作が多かったんだろうね
映画でもらえるイイネも増えて、欲にまみれて
原作みよりウケるかどうかが優先になり
こんどは人が減ってタグ詐欺しだすようになると
タグ詐欺しててでもって人は
もうもっと人気のジャンル言ってくれって感じね 昨日だったかしら婆言ったけど
自爆ちゃんの水腐が交じってるのに議論してるなんて皆正気? 垢消したらどうするのって騒いでるのツイに毎日せっせと地雷を埋め込んでる人?
あの率と座の乳首と穴ルと結腸の話ばっかりはさすがに座受け者名乗らないの卑怯だよ 『俺、ゲイなんだ』
茹だるような熱帯夜が続いていたある夏の日の夜、高校生だった杏寿郎は世界の終わりのような顔で、炭治郎ら兄弟と未だ健在だった母親を前にそう告白した。
朗らかで誠実で人情家で努力家で尚且つスポーツ万能でモデル並の容姿を持った杏寿郎は、誰からも好かれ誰からも信頼を寄せられ当然のように友人も多く、杏寿郎はいつも人の輪の中心にいた。
輪の中で、いつも杏寿郎は笑っていた。
『申し訳ない・・・。母さん、ごめん・・・・・・』
懺悔のような声は震え、俯くその顔から零れ落ちる雫は、炭治郎がはじめて見る杏寿郎の涙だった。
その時炭治郎は、いつも笑っていた杏寿郎がその胸の奥でずっと人知れず抱えてきた孤独を思い知ったのだ。
『なら、いつかカッコいい彼氏を母さんに紹介して頂戴ね』
きっと動揺もあったろうに、母はそんなことを微塵も見せず杏寿郎を優しく抱き締めた。
兄たちも、無言のままで杏寿郎を抱き締めた。 抱き締められながら声もなく涙を流し続ける杏寿郎を他の兄達と抱き締めたその日から、炭治郎は愛する大好きな杏寿郎を、どんなものからも守っていこうと心密かに誓ったのだ。
玄関の向かいの道路脇に停められた車の運転席には、炭治郎の予想通りの男の姿があった。
炭治郎の姿に気付いた男は落胆するように小さく嘆息を零し、助手席のウインドウを下げた。
「なにしてるだ、人んちの前で。ストーカーか?」
腰を屈め、下ろされたウインドウの上に腕を乗せながら炭治郎が声をかけると、素山猗窩座はその精悍な男前の顔に苦みばしった苦笑を浮べた。
「酷い言い様だな」
「親友の兄さんだから、これでも気を遣ってあげてるつもりだけどな」
「・・・・・・・・・」
「言っとくけど、杏寿郎兄さんならいないよ。だからここで待ってても無駄」
炭治郎が素気無い口調で言い捨てると、猗窩座はほんの少し困った風に眉尻を下げて首の後ろを掻いた。
そして少し逡巡する素振りを見せた後、「今、どこだ?」と尋ねてきた。
「杏寿郎兄さんにはとっくに新しい彼氏がいるんだ。お前はお呼びじゃない」
猗窩座の問いかけを完全無視し冷ややかに言い捨てる。 「機関車魘夢か?」
すると猗窩座は、その口許に皮肉めいた笑みを刻んだ。
告げられた名前に、炭治郎はこめかみがぴくりと動くのが自分でもわかった。
「あいつの噂を知らないわけじゃないだろう?お前らの兄弟は誰も反対しなかったのか?」
「お前に関係ない」
嫌味交じりの猗窩座の台詞に舌打ちしそうになるのを堪え、炭治郎は剣呑さを滲ませた声音で言い捨てた。
「なにがあったのか知らないけど、杏寿郎兄さんは過去の相手とヨリを戻したりしないから」
「俺らのことは俺らで話す。お前に何か言われる筋合いはない」
炭治郎に負けず劣らずの冷ややかな声音で言い返してきた猗窩座は、もう用はないとばかりに前を向き助手席のウインドウを運転席側のスイッチであげ始める。
炭治郎が腕をどかすと、程なくウインドウは上がりきり、それと同時に猗窩座がギアを入れた音が聞こえてきた。
(相変わらずのスカシッぷりだな)
遠ざかる猗窩座の車を眺めながら、炭治郎は胸の中で毒づいた。
何故猗窩座が急に産屋敷家を訪れたのか、凡その見当はついている。
杏寿郎が行冥の家にいるということがわかって、炭治郎の推測は確信に変わった。
―――杏寿郎は、猗窩座と関係をもったのだ。 >>689
水腐4
界隈者の本当のお話6
て感じ
それに釣られて私怨が1人
後は痛いほど同意できる話 だからこそ猗窩座は杏寿郎と話し合う為に家まで来たんだろうし、混乱の最中であろう杏寿郎は、猗窩座とのことを唯一相談できる行冥の家に行ったのだろう。
炭治郎が知る限り同じ相手と再び付き合ったことのない杏寿郎の今回の行動に想像以上にショックを受けている自分に苛立つように、炭治郎はくしゃりと前髪をかきあげた。
はっきり言って、杏寿郎が今まで付き合ってきた男は炭治郎に言わせれば全然大したことはなかった。
多少見てくれはよくても、杏寿郎につり合う様な器量の良い男はいなかった。
だが猗窩座は、炭治郎に初めて敵わないと思わせた男なのだ。
容姿も性格も生き方も、すべてにおいて。
(・・・・・・・・・またあいつに兄さんを取られるのか・・・)
ちくりと針が刺したような胸の痛みを無理矢理に押し込めながら溜息を吐き、炭治郎は玄関へと踵を返した。
が、その足はすぐに止まる。 「実弥兄さん・・・・」
玄関先には、いつからいたのか腕組みをして扉に寄りかかる、この上なく不機嫌そうな顔をした次兄の姿があった。
「杏寿郎は?」
「・・・行冥兄さんのとこ」
憮然とした声音で尋ねられ、一瞬迷った炭治郎が正直に告げると、実弥の片眉がぴくりと跳ねあがった。
「・・・・・・・・・塩撒いとけよなァ」
そして苦々しい口調で吐き捨てるように言うと、実弥は玄関の扉を開けてさっさと家の中に入っていく。
杏寿郎が行冥の元にいるということ、猗窩座がこの家に来たということ、それらを照らし合わせ、実弥も炭治郎と同じ考えに至ったのだろう。
今後の騒動を予期して溜息一つ零すと、炭治郎も兄の後に続き家の中に戻っていった。
それから1時間ほどして帰ってきた杏寿郎は、如何にも気まずげな顔をしていた。 「・・・・・・彼は、なにか言っていただろうか?」
「兄さんとのことに口出しするなって」
杏寿郎の質問に炭治郎が淡々と返せば、杏寿郎は苦虫を噛み潰したように顔を顰めた。
そして小さく溜息を零すと、リビングのソファに腰掛ける。
「―――俺、最低だ」
「・・・・・・・・・・・」
「わけがわからんまま猗窩座と寝て、それで魘夢を怒らせて幻滅させた・・・・・」
沈んだ声でぽつぽつと話す杏寿郎の隣に同じく腰を下ろし、炭治郎は杏寿郎の整った横顔をじっと見つめた。
「わけがわからないって何?無理矢理襲われたんですか?」
「ち、ちがう・・・っ!」
炭治郎が問い掛けると、杏寿郎はがばっと振り向いて力いっぱい否定した。
「そうじゃない。・・・・・・そうじゃないんだ・・・・・」
力なく独り言のように言葉を零しながら、杏寿郎はソファの背凭れにぐったりと身体を投げ出す。
「・・・・・久しぶりに彼と顔を会わせても、そんな気はこれっぽっちもなかったんだ。けど・・・、キスされて、そしたら何も考えられなくなって・・・・・」
「流されて猗窩座と寝ちゃったんですね。機関車魘夢の時と一緒じゃん」
疲労の濃い声音で語る杏寿郎に、思わず棘のある台詞を吐いてしまう。
すると杏寿郎は、眉尻を少し下げ躊躇いがちに顔を向けてきた。 「・・・・こんなだらしない兄貴なんか、呆れるよな?」
「呆れてないですよ」
杏寿郎に窺うような声音で問われ、炭治郎は杏寿郎の膝の上に寝転がりながら素っ気無く返した。
真っ直ぐに杏寿郎の整った顔を見上げると、炭治郎を見つめていた杏寿郎と視線が絡む。
「なら怒っているのか?」
「怒ってもない。俺は杏寿郎兄さんに傷付いて欲しくないだけです」
「・・・・・・・・・」
「機関車魘夢と別れて猗窩座とヨリ戻したって、兄さんたちは同じことを繰り返すよ。2人とも頑固だし、自分を変えないですから」
「・・・・・猗窩座とやり直すつもりはない」
「向こうはそう思ってないですよ」
「・・・・・・・・・・」
炭治郎がはっきりと言えば、杏寿郎は口を噤んで視線を頼りなく揺らがせた。
「ねえ、兄さんは今どうしたいんですか?猗窩座とやり直すつもりがないなら、機関車魘夢を選ぶってこと?」
問い質された杏寿郎は、やはりその双眸をゆらゆらと揺らしながら小さく息を吐いた。
「・・・・・・魘夢に謝りたいが、電話に出てくれない。・・・信頼を裏切った俺と話したくないというのは当然だが・・・」
「機関車魘夢だって最初の頃は二股かけてたじゃないですか。都合の悪いことは全部忘れてるなんてめでたい頭だな」
「そんな言い方はよせ」
「事実ですよ」
「炭治郎・・・」
困惑したように杏寿郎が吐息混じりに名前を継ぐ。
そんな杏寿郎の頬にそっと指先を伸ばしながら、炭治郎は「ごめんなさい」と宥めるような声音で言った。
「色々言ったけど、兄さんの思うようにしてください。俺はいつだって兄さんの味方だし、兄さんの側にいますから」 「炭治郎・・・」
「実の兄を口説いてどうすんだァ、末っ子」
杏寿郎の声に被さるように、呆れ返ったような声が杏寿郎の頭上から聞こえてきた。
「実弥兄・・・・」
頼りなげに実弥の名を呼ぶ杏寿郎の髪の毛をぐしゃりと掻き回すと、実弥は今だ杏寿郎の膝の上に転がったままの炭治郎に視線を移した。
「炭治郎、メシの用意は?」
「はーい」
実弥に促された炭治郎は、素直に杏寿郎から離れキッチンへと向かった。
「杏寿郎」
冷蔵庫から卵やベーコンを取り出す炭治郎の耳に、静かな実弥の声が届いてくる。
「しばらく頭冷やせェ」
「・・・うん」
「その後で奴と話し合って、どういう形になるにしろきちんとケリをつけろ」
「・・・・わかった」
「お前は悪くないって、俺は言わねェぞ」
「うん」
淡々とした2人の遣り取りを背中で聞きながら、炭治郎は黙々と朝食を作ったのだった。
「きょ〜〜じゅろ〜〜。ただいま〜〜〜」
それから1週間ほど経った日の夜。
久方ぶりに家に戻ってきた天元が、リビングに姿を現すなり荷物を放り投げてソファに座ってテレビを見ていた杏寿郎に後ろからがばりと抱きついた。 >>700
そうでしょ
このキチガイ杏寿郎アンチの水腐が目に入らない人は何なんだろうねー(棒) 「天元兄、お帰り」
振り返り少し疲れた笑みで出迎えた杏寿郎に、天元が「ん?」と眉間に皺を寄せた。
「どうした?杏寿郎。なんかあったのか?」
杏寿郎のこととなると動物並みに勘が働く天元がぐいっと顔を寄せながら杏寿郎に尋ねる。
「なぜだ?なにもない」
「嘘つけ!それがなんでもない顔か!杏寿郎マニアと名高い俺を誤魔化せると思うなよ!?」
「杏寿郎マニアとか、他所で言わないでくださいよ、天元兄さん」
杏寿郎の隣で漫画雑誌を読んでいた炭治郎が呆れ口調で口を挟むと、天元からは「うるせっ」と返ってくる。
「なぁ、杏寿郎。話してみろって」
「ぅ・・・」
話さなければどこまでも追求してくる天元のしつこさを知っている杏寿郎が、暫し逡巡する素振りをした後諦めたようにふっと小さく溜息を零した。
「・・・・・・・魘夢と連絡がつかない」
そして憂い顔で携帯電話を見つめがら杏寿郎がぼそりと呟いた途端、天元の顔に晴れやかな笑みが広がった。
「いいじゃん、別に!あんなのド派手にほっとけよ!杏寿郎にはもっといいヤツがいるって!」
「そう簡単な問題じゃないんだよ、天元兄さん」
いつものお決まりの台詞を喜々として杏寿郎に告げる天元に、雑誌を脇に置きながら炭治郎は溜息を吐いた。
「あぁ?」 頻りに私ならこんなスレ見たら垢消すわって言ってる人いたけど
掲示板関係で垢消すのってトレパク10割バッターぐらいしか見たことない
やっぱり表のノリに疲れてだよ消す人は 「天元兄さんが仕事でカナダ行ってる間に、杏寿郎兄さん猗窩座と再燃しちゃったんだから」
「「っっ!!!!」」
炭治郎の放った台詞に天元と杏寿郎が同時に声を失くす。
そして、はっと我に返った杏寿郎は慌てて炭治郎の台詞を思いっきり否定した。
「再燃などしていないっ!」
「ど、どどどういうことだよ・・・っ!お前、1回付き合った相手とより戻したことなんてねぇだろ!?」
「も、戻ってない!寝ただけだっ!」
動揺からかどもりながら問い質す天元に、杏寿郎も負けず劣らずの狼狽した様子で言い返した。
「寝たのかよっ!?」
思わず口を滑らせた杏寿郎の台詞に天元が目をむき、杏寿郎がしまったと手で口を隠す。
その時。
「杏寿郎!!」
リビングの扉をけたたましく開けながら、2階で仕事をしていた筈の実弥が飛び込んできた。
「実弥兄、どう・・・・」
「お前、機関車魘夢連絡とれねぇって言ってたよなァ?」
険しい顔をした実弥が杏寿郎の言葉を遮るように問い掛けてくる。
「・・・・うん。ジムにも来ないし、電話もラインも無視されている・・・」
トーンの落ちた声で杏寿郎が言えば、実弥はすぐさまテーブルの上に置きっ放しになっているノートPCを開き、インターネットを立ち上げ、カタカタとキーを叩いた。
「これ、見てみろ」 >>703
これ思い出した
>>107
>330 名前:雑談婆 ◆0cJVL6cRBQ [sage] :2021/09/06(月) 14:24:54.02 ID:???
>>>328
>最後同意です
>ここに水腐なんていない気がします >>705
それ5のヲチ系でよく言われるけど延々とヲチ続けられていなくなった人もいるから他ジャンルだけど
繊細な人もいるよ そして眉間の皺を解かぬまま、液晶画面に現れたニュース記事を顎でしゃくる。
「っ!」
実弥の隣から画面を覗き込んだ杏寿郎は、そのニュース記事を見て目を見開いた。
杏寿郎の肩に手を置き同じく画面を覗き込んだ炭治郎と天元も「「あ」」とほぼ同時に声をあげた。
『人気急上昇の演技派俳優機関車魘夢、カミング・アウト』
『突然のバイ宣言!「今は男の恋人がいる」』
『事務所はノーコメント』
「・・・・・ネットに会見の映像があがってる」
更にカタカタとPCを操作して、実弥が動画サイトを開き杏寿郎に見せる。そこには、リポーターに囲まれながら、その中心で落ち着いた様子で受け答えする魘夢の姿があった。
『えぇ、今の恋人は男です』
ひどく穏やかな笑みを浮べて魘夢がレポーターに向けて言葉を紡ぐ。
『こんなに好きになった人はいないよ。誰にも渡したくないんです』
そしてリポーターの1人に促された魘夢が、真っ直ぐにカメラを見つめながら口を開いた。
『杏寿郎、愛してるよ』 >>708
永遠とは続かないから大丈夫でしょ
ここでヲチ対象数人絞られたし(そもそもタグ詐欺問題頻発してるよね、てことから始まった話だし嗜好叩きのやつはただの当たり屋だからスルーでいい)今後もやるようなら後は然るべきところに持っていく、てある程度答えが出たんだから 明らかに刷り込み(サブリミナル)や自分のことを愚痴った相手に嫌がらせがしたくて界隈に居座ってるのはいる
あかれには一切反応しない相手の炭猗窩にウオオーッ!!って滾った人とか >>711
もうその人達名前あがってるでしょ
ニラヲチ対象でいいじゃん >>619
炭煉とかもR18はサンプル含め全消ししてる人結構いた 話がどんどんずれていってる
別に作品消そうが消さないがは当事者界隈じゃないなら必須じゃないよ
気にいらない界隈を叩く事をこの問題に混ぜないで欲しい
私は別にどあかでも煉猗窩でもちゃんとタグをつけて棲み分けて活動してる人なら何も文句ないし
(そもそも興味ない)
猗窩煉に擬態したり承認欲求満たすために利用してるのが嫌なだけで 別界隈をただ叩いてる人いないでしょ
すりより需要アピールとか擬態サブリミナルとかタグ詐欺を言ってるだけっしょ 言うて名前が上がってる人達微妙な人達じゃん
つるんでるのも微妙な人達で上手い人やガチ人気の人達は固定じゃない?
流石に固定から変えたら批判くるだろうからその時は垢変えしてくれるだろうし
ジャンル自体先細りだからどうにかしてなんでも屋さんになってw売りたいんだろうけど見てる分には滑稽で面白いけどな あ、でもアンソロに入ってくるのはやめてほしいわ
買わなくなっちゃうから そいつは基地だよ
糖質みたいな文章みたら分かるだろ ツイっていい子ぶったりみんなと仲良しアピールしないと陰キャですみたいな空気あるじゃない?
それであんな原作みかけらもない誰おまキャッキャウフフパロがはびこるってことない?
女子が何でもかんでもあれカワイイこれカワイイって言ってみせる、どう?カワイイって言ってる私カワイイでしょ!
的な、ファッション可愛い >>722
ツイ辞めた大手さんしか知らない あかれんって他みたいに大手さんが何人もいると違って一強であとは中堅て感じだよね だから別にガチガチ固定じゃなくてもいいけどリバ要素とか座受けみたいなこといきなりやんなって話でしょ 別に甘々でもいいし監禁陵辱とか思いっきりハードな話じゃなくていいけど
少しは座の凶暴性や邪悪な感じを出してほしいな
せっかく良いキャラしてるのにそれが活かされてないのもったいない
反社や不良設定の座の方が本来の座に近い話が多い >>728
自分が描けば?自分はそんなのはどうでもいいわ
貴方にはそれが譲れないところでも他の人は違うんだろうし
問題になってるのはタグ詐欺、明らかに座受けや煉猗窩なのに猗窩煉として読んでー!てしてるのが問題でどうなの?、て人が多いって話でしょ
嗜好まであれこれ言い出したら話が逸れるんだよ 何か月も前から浮かんでる
自分の好きなように書いて欲しいなんてミザリーって映画みたいだわ >>731
1人、脱線してる人いるよね
この人が騒ぐと本筋からずれていくから少し黙っててほしいって本気で思うわ
そんなに自分好みの話を見たいなら自分が描くのが一番だし。
好みの話は表記詐欺、擬態背乗りとはまた別の話 自分で書かないやつに限って声がデカいってやつなのかな >>734
嗜好叩きの人はね
その人は便乗して自分のわがまま言ってるだけだから。それは別の話で本題からずれていくから少し静かにしててほしいと思う 大手含めて何人か煉炭から猗窩煉来てる人がいるみたいだけど逆にその方が猗窩受けには行かなそう ここで名前あがった人?
詐欺しながらやるよりははっきり言って正直やってくれた方がいいわ
でもちゃんとタグつけてほしい。ここに書かれてた人ならここ見てるかマロとか来たのかもね もう猗窩右が書きたくてたまらないみたいだし始めから書くつもりだったんじゃないかな
リバと猗窩煉展示で猗窩煉でイベ出るんだ >>737
大手の方も元々は煉炭だもんね
ただ、猗窩煉固定になって垢作り直しされたり描き手読み手双方にきちんと配慮されてる
他の界隈見てる人はわかると思うけど、大手ほどきちんと垢分けだったりその辺はシビアにするよ
猗窩煉は雑食でもきちんと注釈入れてくれる人なら問題ないよ
そうじゃない人が多いからここでヲチられるし、なんだかんだでこのスレが注目されて伸びてる >>739
どの人?
それもう煉猗窩煉だよね
笑
なぜ頑なに猗窩煉クラスタ名乗る…? >>739
それでも猗窩煉でイベ出るってあたりが最後っ屁みたいで往生際悪いな
描きたくてたまらない逆として出ろよ >>726
憶測だけど もし自分が考えてるのと同じ人ならその人元々煉炭だし
座受けも描いてたよ >>740
このスレが伸びてるのは荒らし水腐が暴れてる上に同じ奴が同じ話を続けてるからじゃん
注目()とか本気で言ってんの >>740
煉炭垢で猗窩煉上げて揉めてたし
猗窩煉垢で童猗窩上げてたよ
さすがにもう今は学んだみたいだけど タグつけてないのは論外だけど同一垢で色んなカプかくのは犯罪ではないでしょ >>746
それで〇〇さんがあかれん書くなんてショックですとかマロたくさん来てたもんね 煉炭民からしたらあかれんとか地雷でしかないもんね
垢分けしてきっちりされてからはすごく一途で良い方だと思った >>747
固定派の嗜好こだわりがある人1人がずっと言ってるからその人のは話半分で聞いてたらいいと思う
極端な話、リバも書く!て言ってちゃんと作品に煉猗窩煉とかリバ、てしっかり明記してくれるならそれは苦手な人が自衛すれば済む問題だし >>750
その人、ガチガチの固定なんだと思う
多分他のキャラが少しでも絡むとだめな人
友情出演くらいなら座に童、煉に宇や義、実あたり絡むのよく見るし
そうじゃなくて明らかに座の尻に何かされてるようなニュアンス(未遂でもそうなりそうな雰囲気)を頻繁にしてるのに頑なに猗窩煉としてタグつけてくる奴が問題なんでしょ
嗜好叩きの人頼むからどっか言ってくれ なんで煉受け垢で座受け話すのはダメで
猗窩煉垢で童猗窩アップするのはいいの?
後者の方がダメじゃね? 練習期間中はBAぽいこと言いつつもAB(ネタっぽい)ばかり描いて上達したらBA(エモ()エロ)にごっそり移動したって案件が過去あった
匿名の5ではBAの養分ABwとか平気で言ってたし
そういう人種もいるってことで 少しでも他キャラ絡んだらだめな人いるね
性的な絡みなければ表記求める必要もないと思うよ >>755
そしてそういう人はここにヲチられニラヲチされ今後も酷いようならヲチスレ行きって事で
それでいいじゃん >>754
いいとは言われてないような
あかれスレでも隙あらばどあか挟んで来るのがいていらなーいって言われて消えたし
自分もムリ派 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています