いくらジムバッヂを所持してもトレーナーの言葉に聞く耳を持たず戦い続ける───
可愛らしい見た目で人気を博したが
裏腹に言う事は聞かず 特に食べ物に目がないうえ好き嫌いが激しく食い漁り仲間のご飯を強奪 さらには覚えられる技も限定されており 進化すればするほど逆に退化していくのだ
数年して育てきれなくなって放出するトレーナーが後を絶たなくなり
野良化したおねちゃ達は森の木の実をきのこを草を食べ尽くし…しまいには集団を形成し村を襲うようになった
最初は空腹を満たす為だけで食料を盗む程度だったがいつしか捨てた人間らへの復讐が目的となり おねちゃに襲われた村は滅んでいた
憎悪で真っ黒になったおねちゃ達はいつものように村に火をつけ人々を襲っていた
すると
もういい…もう戦わなくていいんだおねちゃ!
突然飛び出してきた村の子どもが泣きながら言った
先頭に立っていたおねちゃは子どもをみつめ
あぁあの日わらしを捨てた子ども おねちゃはその子と出会った思い出しそっと油を流した
「ハァン!」
1匹がひと鳴きするとぞろぞろとおねちゃ達は村の外へ歩きだし
その日から村が襲われたどころかおねちゃ達の姿はとんと見かけなくなった
そして幾日も経ちおねちゃ達の事を忘れ去られそうになった頃───
今はチラシの裏って所に住んでいるらしいよぉ
誰かが言った