飯島:僕はただただ素直に穣になりきって、その目の前にいる豊がすごく素敵だなと思いながら、撮影に挑んでいました。
そのうちに、いろいろな料理を作って、家族のような関係になって……。役を演じる上で、何か特別なことをしたわけでもないし、悩みを感じたこともないですね。
犬飼:ゲームの「たまごっち」のキャラクターに恋をしてしまった女性の話をテレビで見たことがあります。恋愛対象としてキャラクターを見て、2人で公園に行ったり、キスをしたり。
僕はそれを見て、「愛だな」と感じたんですね。だから僕の中では、男性同士の恋愛、いわゆる「BL」も含めて、そこまで何かを組み替えなくてはいけないものでもなかった。
僕自身、男性同士の恋愛を描いた作品は3作目だったこともあると思いますが、そんなに苦労はしなかったです。