先程まで楽しげに響いていた婆たちの声に一人の怒号が飛んだ
すると静かな湖に石を投げたように波紋はだんだんと広がり
今や怒号だけが飛び交う戦場になっていた
婆はそんな様子を見て悲しんでいた
先程まであんなに楽しく笑い合っていたのに
どうして争いは無くならないのかと
だがそんな悲しみの声も届くことはなかった
婆はそっと消えた
またいつか楽しく笑い合える日が来ると信じて

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