えぺちのびょうしゃ;;

優也とグリムはあんぐりと口を開けた。
立っていたのは驚くほどに可愛らしい、ラベンダー色の髪をした少年だった。顔の作りは何もかもが華奢で、触れば崩れる砂糖細工のようだ。
ヴィルの美貌とはまた違い、幻のごとき儚さを持っている。