婆は小説を書くのが得意だ。
少なくとも婆はそう思っていた。
ある日流れてきたポストを見るまでは。
感情を書くのは小説ではない。作文だ。
ポストにはそう書かれていた。
婆が書いていたのは小説ではなかったのか。
婆は酷く悲しんだ。