0277やまなしおちなしいみななし2025/01/12(日) 23:22:24.62ID:??? ぬいちゃんがコンロに飛び込んだ。 婆が命じたわけではない。ぬいちゃん自らの意志で婆のために飛び込んだのだ。 布の焼ける香ばしい香りが充満する。婆はあまりの出来事に茫然とするしかなかったが、すぐに慌ててコンロの火を消した。 ぬいちゃんの名前を数回呼んだが当たり前のように返事はない。ただの焦げたぬの塊が転がっているだけだった。 震える手を叱咤しながら両手を合わせ、綿を啜り、布を貪った。 口の中に広がる久々の生き物の旨味に、婆は両目から迸る塩気を受けながら咀嚼し続けた。