男子校に通う森美津留は、生まれて初めて同じ1年生の男子高校生・道音静一に一目ぼれをした。
道音はクラス内でも「美人」と噂されており、連絡先を知りたいクラスメイトが多かった。
そんな中、森は自分が聞くと宣言する。道音の顔を見た瞬間、心臓がドクンと高鳴った。
帰り道。
森は道音を見た瞬間、春雷に打たれたような衝撃を受けたとさえ思った。
そして、出会ったその瞬間に「結婚したい」とさえ感じた。
翌日も学校で道音のことが頭から離れず、「恋人はいるのかな」と独り言をつぶやく。
しかし、あまりに接点がなく、どうすれば道音のことをもっと知ることができるのかと悩む。
森は自問する。
「俺って男も好きになれるってこと…?」 しかし、自らの心に正直になれば、男が男を好きになるのは間違いではないはずだ。
むしろ、この気持ちには確かな手応えがある。
だからこそ、簡単に手放したりはしない――そう強く心に誓う。