938 名前:やまなしおちなしいみななし[sage] 投稿日:2025/10/20(月) 08:59:29.71 ID:???
「すぐ言えばセトは助かったの、自己反省できたの、だから言うのが優しさなの」って言うのは、
S2が終わった後でしか成立しないし、道理の通らない後出しの結果論だと思う。
そもそもホルスにとって、再会するまであのネフが本物かも分からず、証明手段もなかった。
そんな中で「あなたの妻は鏡で操られていた。本当に愛されてるのは貴方です」なんて言えるわけがないし、
もし言ったとしても、セトが信じる要素はどこにもないと思う。
セトは自分の目と耳でネフの言葉と天秤を見てきた。
仮に直接問いただしても、
ネフは再度「愛しているのはオシリス」と答えるのは自明で。
どこに真実と呼べる根拠があるんだろう。
洞窟での「正直ネフが嫌。でも直感は“出られない”と言ってる。どうなんだ。
これは自分の醜い感情が“出ても無意味”と思わせてるのか?」という描写も、
悪意や嫉妬で黙っていたわけではないことを示していたと思う。
それでもホルスは、無駄だと分かっていてもネフに寄り添おうとした。
そこに、オシリスとは違うホルスらしい優しさが描かれていた気がする。
だから、「S1と違ってセトに近づけたホルスに余裕ができたから今回はこうした」
なんて解釈で読んでホルスを悪意だったと言う人がいたことに驚いた。
ホルスがネフを思考の通じる存在として実感したのはS2の再会時で、
それまでは鏡の中のわけの分からない存在としてしか認識していなかったと思う。
だからこそ、ネフの側から「置いていかれたけど悪意は感じなかった」というS1の描写があるのだと思う。
もひ先生はホルスとネフの関係をとても慎重に描いてるよね。
スレの人はみんな闇雲に「ホルスは何も悪くない」という話をしてるのではないよ、
そう受け取る人は「ホルスは嫉妬でネフに言わなかっただけ」というバイアスに囚われている気がする。
ホルスは、嫌悪の感情に任せて直感を疑わず一蹴した愚かさを恥じ、ネフに慰めと救いを与えようとした。
自分の愚かさを恥じたのは、自己を正視した結果としての自省の描写だと思う。
その成長を“欲しい結論ありき”で都合よく解釈してしまうのは違う気がする。
ホルスがセトを責めず、言い訳もせず、自分の感情を素直に恥じた姿勢に乗っかりすぎた解釈だ、そりゃ反発食らう。
まるで「謝ったら、ここぞとばかりに被害者面して全部押しつけてくる外国人」みたい。
こんな人がエネアドにいるのは少し驚いた。