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背の高い筋肉質な男が鼻を鳴らした。頭の上、艶のある長髪の中でひくんと耳が動く。獣の耳だ。
思わず見つめていると背筋が凍るような顔で睨まれ、慌てて視線を外す。大型の肉食獣を思わせる鋭い眼光だった。
どうやっても目が引き寄せられる、ただならぬ雰囲気のある男だ。
制服の上からでもわかる引き締まった筋肉と、左目に付いた傷痕が端正な顔立ちに迫力を加えている。