赤ちゃん猿libyは三度人間に拾われた。
libyがホッとしたのもつかの間、今度の人間は何か奇妙である。
まず、人間はlibyに両手を挙げたままにすることを強制した。
人間は両手を挙げたlibyをスマホで撮影し、撮った動画を観ては何か話している。
libyが両手を降ろすと、人間は酷くlibyを叱り、libyは恐れた。
libyの恐怖は、なぜ両手を挙げたままにさせるのかが不可解であったことから生じていた。
libyは言いつけを守らず、人間はlibyの両腕を後ろ手に縛り上げた。
また、libyはストレスから下痢便を垂れ流していたため、人間はオムツを履かせた。
しかし、オムツを替えることをしなかったので、libyのオムツは汚れ茶色に変色し、激臭を放った。
その様子も人間はスマホで撮影し、何やら話している。
これもlibyには理解出来なかった。
まるで、オムツが汚れ臭い猿を、人間が観て喜んでいるみたいではないか!
最もlibyが理解出来ないのは、libyが臭い屁をこくと、人間はとても喜びやはりスマホで撮影することである。
libyの屁は激臭で長く大きな音が出る。

「ブップゥ〜バッ!プゥプゥ〜?プップップウ〜プッ!ピプウ〜?バッ!チッッパバッ!ビッ!
(ビチャビチャ…→下痢便が出る音)
ヴボッッビッ!プウゥ〜?ピャッピッ!プウ〜?バッッ!ピャッビッ!プスゥ〜…プッ!ブッッ!」

人間は屁の激臭に我慢しながら、libyの屁の音をスマホで録音する。
なぜ、この人間は屁の音を聞いて喜ぶのだろう?
libyの理解と忍耐は限界に達し、その人間の家から逃げた。