人間に飼育された後、遺棄されたオス赤ちゃん猿libyは、野生での生活に適応出来ないでいた。
飼育下では美味しい餌にありつき毛布に包まれ入浴もして衛生的であったが、野生は厳しい環境だ。
餌といえば半ば腐った臭い餌で、夜も寒さを凌げず、入浴などもってのほかである。
座っているだけで蟻に噛まれ痛い思いもする。
中でも、群れの猿からのイジメは耐え難い。
殴られる噛み付かれるは当然、libyが最も嫌がったのは、オス猿から小さいチンポコや肛門をいじられることである。
群れにはメス猿から相手にされないオス猿が数匹おり、その猿たちはlibyを性欲のはけ口としたのだ。
あるオス猿は、じっと佇みいやらしい目付きでlibyを見ていたが、ウンコを出すためlibyが腰を落としイキんだ瞬間、シュバババと走り寄りlibyの肛門に吸い付いた。
libyは驚きイキみを中断したが、外に出ていたウンコはおろか、肛門内に残っていたウンコも全て吸われていた。
又、libyが岩の上で昼寝中、下腹部がザワザワとしたので起き上がると、オス猿がlibyの小さいチンポコいじりをしていた。
起き上がったlibyを見て驚いたオス猿は、いずこへと走り去った。
libyは野生の怖さと理不尽さを感じ、怯えていた。