吉田正尚を支える“秘密道具” 異国を感じて数分…颯爽と球場入り「財布と携帯だけ」

 スクーター通勤で爽快な気分になれる。レッドソックスの吉田正尚外野手は、本拠地のフェンウェイ・パークに向かう際、マイカーではなく「マイスクーター」で球場入りしている。
自宅からスタジアムまでの数分間、風を切り裂くように道路を進み、笑顔で“職場”に到着する。

 メジャー挑戦1年目、見知らぬ土地で考え抜いた通勤手段はスクーター移動だった。
理由は「野球に集中できるから」とのことで、道路の右側をスイスイと進む。ニヤリと「信号もありますからね」と説明すると「(自宅から)歩くと(球場から)遠いんですけど、車に乗るのも少し違うかなと感じたので」と、購入したマイスクーター。
お気に入りの移動方法は「財布と携帯だけを持って出発します。メジャーの施設は球場に全てが揃っているので」とニッコリだ。

 5年総額9000万ドル(約126億円)の大型契約を結んでも、中身は全く変わらない。
今では自宅の電気を「こまめに消すようにしていますよ」と“エコ活”にハマっているほど。公私ともにストイックな男は、熱中すれば抜け出せない。

 ボストンに住み始めた頃は「まだ何もわからないので、自分の目で見て経験してからですね」と歴史ある街並みに驚いていた吉田。
今では「ボストン、すごく良い街ですよ」と胸を張る。ペナントレースは終盤に入った。目標の「シーズン完走」まで“相棒”とともに駆け抜ける。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5840dba77b92f11e688a621c7bdc0c8e958a7903
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