ギャングを裁く男
ペドロ・ロドリゲス・フィーリョ

彼は独自の正義感に基づいて悪人を殺しまくったサイコパス。

こんな人物として知られています。

・14歳で市長を暗殺

・DVをしていた父の心臓をえぐりだす

・ギャングは悪だから〇してOK

1968年、ブラジル。
14歳の少年ペドロはこんな考えを抱いていた。

「悪は許さない、悪人は皆殺しだ」

よくある中二病と思いきや、ペドロは周囲の悪人を本当に殺し始めてしまった。
この異常な思考と高い戦闘能力は、妊娠中の母が父親に暴力を振るわれ、その際に脳に傷を負ったからではないかといわれている。
そんな訳で殺人を繰り返すペドロは指名手配犯に。

そして逃亡生活の中で世直しのためにと、あるビジネスを始めた。

それがギャング狩り。

彼は麻薬カルテルのメンバーを次々と襲撃し殺害、金品を持ち去ったのだ。
その中でペドロは麻薬カルテルのボスの元妻と恋仲になり、2人で幸せな家庭を築こうと誓う。
だが、ギャングたちが黙っているはずがなかった。
彼らはペドロをリンチしようと考える。
しかし歯が立たず、代わりに恋人を惨殺してしまった。

数週間後。とある教会で新郎新婦が誓いのキスをしようとしていた。
彼はペドロの恋人を殺害したギャングの一人。
友人席にはギャングたちが座り、祝福の拍手を送っている。
その時、、、

「ちょっと待ったぁ!」

ドアをけって乱入してきたのは重装備のペドロ。

彼はおどろく新郎新婦を問答無用で射殺。
それから座っていたギャングたちに向けて銃を乱射し7人を殺害、16人に重軽傷を負わせた。

以降、ブラジルでペドロはアンタッチャブルな存在として認知されたという。
こうした犯罪の末にペドロは逮捕され、70の殺人で懲役128年を宣告されてしまう。
しかし、ペドロは内心喜んでいた。

「刑務所には裁くべき奴がごまんといるぞぉ」
彼は刑務所へ向かう護送車の中でさっそく性犯罪者を殴り殺してしまう。
それを皮切りに、「更生の余地なし」と判断した犯罪者を次々と殺害。
これに反抗するギャングたちも、もれなくなぶり殺しにしていった。
最終的にペドロは刑務所への中で47人を殺害。
懲役はどんどん加算されていき400年に達していた。
これでペドロは一生どころか来世まで刑務所暮らし、、、と思うだろうがそうはならない。
実はブラジルには、30年以上の懲役を禁じる法律があるのだ。

そのため2007年にペドロは釈放された。
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