0001逢いみての… ★2022/06/25(土) 00:16:41.47ID:CAP_USER
先日進水した、中国海軍3隻目、国産としては2隻目となる新空母「福建」。習近平国家主席自らが命名したとする艦名は台湾と向き合う福建省にちなんだとあって、「台湾侵攻を強く意識したもの」との見方が各所で指摘されていますが、彼らはさらにその先を見据えているようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では著者で台湾出身の評論家・黄文雄さんが、「その先」が日本侵攻であるとの見解を示すとともに、そう判断する理由を歴史的背景等を交えつつ解説。さらに現在習近平氏が置かれているという厳しい立場を紹介するとともに、追い詰められた指導者の暴発に対して警戒を呼びかけています。
6月17日、上海の港南造船所で中国解放軍の3隻目の空母「福建」の進水・命名式が行われました。このニュースは日本でも報じられましたが、もちろん台湾でも大きな注目を集めています。
電磁カタパルトを備えた最新式空母で、満載排水量は8万トン以上と見られています。台湾国防院国防戦略資源研究所所長である蘇紫雲氏は、装備と訓練にあと2年はかかるとしており、2025年に初期作戦能力を持つと推定しています。
アメリカのヘインズ国家情報長官は、5月10日、上院軍事委員会で「中国は2030年までに台湾侵攻できるよう軍備を整えている」と発言していますが、蘇紫雲氏の推定は、ヘインズ長官の発言とも符合しています。
日本のニュースでは、この空母の「福建」という名前が、対岸にある台湾侵攻を目指したものだと説明されています。蘇紫雲氏によれば、中国の命名規則では、1級艦については通常、造船所のある省によって命名されますが、今回、上海の江南造船所で建造された空母が「福建」と名付けられた背景に、清朝の海軍大将で福建水軍を率いた施琅(しろう)にちなんだ政治的意図があると分析しています。
施琅は、「反清復明」を目指し台湾に拠って清に反抗した鄭成功と対峙し、鄭成功の死後に台湾を攻略して清の版図とした人物です。この施琅を念頭に置いた命名であるなら、中国政府の台湾侵攻の意図は明確です。
加えて私は、日本を意識した命名である可能性もあると見ています。というのも、施琅が降した鄭成功一族は、よく知られているように、日本人の血が流れているからです。鄭成功は貿易商だった鄭芝龍と田川マツのあいだに生まれました。出生地の長崎県平戸市には、マツが手をついて鄭成功を出産したという「鄭成功兒誕石」や「鄭成功記念館」があります。近松門左衛門が鄭成功をモデルに「国性爺合戦」を書いたことは有名でしょう。
鄭成功は、台湾では「開発始祖」とされ、台湾人の不屈精神の支柱ともなっていますが、その裏側には母親が日本人であったということとも大きく関係しています。台湾では「日本精神(ジップンチェンシン)」といえば、勤勉、誠実、不屈を意味しており、それが鄭成功という台湾人の「民族英雄」と重なるわけです。
そのため、中国の空母名が施琅にちなんだものであるということは、日台の絆をも断ち切るという意味も持つことになります。中国からすれば、台湾も尖閣諸島も日清戦争によって奪われたという認識です。そのため、尖閣諸島への侵攻も空母名に込められているのではないかと私は思うのです。
さらにいえば、中国では、現在の沖縄人について、明の洪武帝の時代に福建から琉球へ渡来した「?人三十六姓」の子孫だという主張もあります。これまでのメルマガでも書きましたが、近年、中国では沖縄について、中国の領有権を示唆しはじめています。
また、2005年に中国で起きた官製の反日デモでは、「琉球回収、沖縄解放」という横断幕が掲げられたこともありました。こうしたことを考えると、「福建」という空母名は、台湾だけではなく、日本侵攻をも念頭に置いた命名である可能性があるのです。そのことを日本人はもっと警戒すべきでしょう。
続く
以下ソース
https://www.mag2.com/p/news/543228/
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電磁カタパルトを備えた最新式空母で、満載排水量は8万トン以上と見られています。台湾国防院国防戦略資源研究所所長である蘇紫雲氏は、装備と訓練にあと2年はかかるとしており、2025年に初期作戦能力を持つと推定しています。
アメリカのヘインズ国家情報長官は、5月10日、上院軍事委員会で「中国は2030年までに台湾侵攻できるよう軍備を整えている」と発言していますが、蘇紫雲氏の推定は、ヘインズ長官の発言とも符合しています。
日本のニュースでは、この空母の「福建」という名前が、対岸にある台湾侵攻を目指したものだと説明されています。蘇紫雲氏によれば、中国の命名規則では、1級艦については通常、造船所のある省によって命名されますが、今回、上海の江南造船所で建造された空母が「福建」と名付けられた背景に、清朝の海軍大将で福建水軍を率いた施琅(しろう)にちなんだ政治的意図があると分析しています。
施琅は、「反清復明」を目指し台湾に拠って清に反抗した鄭成功と対峙し、鄭成功の死後に台湾を攻略して清の版図とした人物です。この施琅を念頭に置いた命名であるなら、中国政府の台湾侵攻の意図は明確です。
加えて私は、日本を意識した命名である可能性もあると見ています。というのも、施琅が降した鄭成功一族は、よく知られているように、日本人の血が流れているからです。鄭成功は貿易商だった鄭芝龍と田川マツのあいだに生まれました。出生地の長崎県平戸市には、マツが手をついて鄭成功を出産したという「鄭成功兒誕石」や「鄭成功記念館」があります。近松門左衛門が鄭成功をモデルに「国性爺合戦」を書いたことは有名でしょう。
鄭成功は、台湾では「開発始祖」とされ、台湾人の不屈精神の支柱ともなっていますが、その裏側には母親が日本人であったということとも大きく関係しています。台湾では「日本精神(ジップンチェンシン)」といえば、勤勉、誠実、不屈を意味しており、それが鄭成功という台湾人の「民族英雄」と重なるわけです。
そのため、中国の空母名が施琅にちなんだものであるということは、日台の絆をも断ち切るという意味も持つことになります。中国からすれば、台湾も尖閣諸島も日清戦争によって奪われたという認識です。そのため、尖閣諸島への侵攻も空母名に込められているのではないかと私は思うのです。
さらにいえば、中国では、現在の沖縄人について、明の洪武帝の時代に福建から琉球へ渡来した「?人三十六姓」の子孫だという主張もあります。これまでのメルマガでも書きましたが、近年、中国では沖縄について、中国の領有権を示唆しはじめています。
また、2005年に中国で起きた官製の反日デモでは、「琉球回収、沖縄解放」という横断幕が掲げられたこともありました。こうしたことを考えると、「福建」という空母名は、台湾だけではなく、日本侵攻をも念頭に置いた命名である可能性があるのです。そのことを日本人はもっと警戒すべきでしょう。
続く
以下ソース
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