0131名無しさん@ピンキー
2023/11/21(火) 04:58:49.63ID:/VnjumRT隅で不安そうに目を細めていた黒のうち1匹が、導線の1個目のカリカリに向かってスーッと前足を差し出しました。
様子は恐る恐る、といった感じです。うーん、バカですねぇ笑
動きがまさにさっきのグレーそっくりですw そのグレーは今、海の中にいるというのに。前例から何も一つ学ばず、同じ結末を辿ろうというのでしょうかw
なんと黒はそのまま鼻を伸ばして導線のカリカリに辿り着き、1粒目を食べ始めました。君はさっきのグレーを見ていなかったんですか?それとも一部始終を見ていながら、食欲を我慢できないのですか?
gatitoとはここまで愚かなものなのでしょうか?チョロいです。いくら何でもチョロすぎます。。。。私は少しばかり呆れてしまいましたw
そんな私のことは気にも留めず、黒は1粒、また1粒と、目の前の餌だけに関心を示し、まんまと導線の通りに紙皿へ向かっています。
そして、その後ろから2匹目の黒がついて行っています。こいつに付いていけば自分にも順番が来ると思っているのでしょうか。それとも1匹だけでその場に取り残されるのが嫌だから後ろに付いていくのでしょうか。はたまた、何も考えていないのでしょうか。
先頭の黒は紙皿に到着です。大丈夫ですか?すぐ隣には私が立っていますよ?
相変わらずこの黒は不安そうです。しかし鼻先は皿の中へとゆっくり伸びていきます。
周囲をチラチラと確認しています。そして、すぐ隣の私が襲って来ないかどうか、慎重に確認しています。
まあそんな単純な襲い方はしませんよ。ほら、お食べなさい。
言葉の通り、黒は皿の中の一粒目を食べました。そして、後ろからソロソロと付いてきていた2匹目の黒も皿のすぐ近くまで寄って来ています。
私はまだ動きません。今度は黒に少しだけ成功体験を与えます。
一粒目を齧った黒は、その瞬間こまめに顔を上げ、私の様子を逐一確認しやがります。
そして私に動きがないと分かると、二口目を食べ始めました。
それを見た2匹目の黒が、そっと鼻の頭を皿に近づけています。すごく食べたそうです。
1匹目の黒はそろそろ餌場を自分のモノと感じ始めたようです。
二口目の咀嚼を終え、今度は警戒することなくノールックで三口目に突入しました。
しかし、、
その瞬間、黒は首根っこを見事に取られ、私の右手と共に宙に浮きました。
ンナァーーー!黒は急に身の危険を悟ったように助けを求めて一声鳴きました。
2匹目の黒が、ビクッ!と驚いたように後退りしてこちらを見上げています。
あはは。じゃあね。
私を見上げる2匹目の黒に対し、私は背を向け、1匹目の黒を掴んだまま、私はその場を歩き去りました。