>>150
皆様、読み疲れてはおりませんでしょうか。
話はなるべく手短にまとめたいものですが、どうしても長くなってしまいます。
ホットコーヒーを片手にのんびりと書いております。
皆様もどうか、興味ない部分は飛ばしたりして気楽にお読みくださいませ。



私はボス猫を葬り、再び温泉街の路地へ。
そこにはもう、残り2匹の姿はありませんでした。
どこか別の場所へ移動したのでしょうか。
それとも近くに身を潜めて私の様子を伺っているのでしょうか。


正解は後者でした。
私は箱罠を再セッティングし、何もいなくなった路地の脇に罠を置きました。

数分間待っていると、先ほどボス猫に押しのけられた2匹のうち、1匹が単独で草の茂みから姿を現しました。
姿は消えても遠くへは行っていなかったようですね。
やはりこの場所をコロニーとして、住み着いているに違いありません。

箱の外から中の餌の周囲をクンクンと嗅ぎ、ノーリスクで餌にありつく方法を探っているようです。
世の中そんなに甘くはありません。私としては早く食欲に釣られてまんまと罠に掛かってもらいたいものです。

害獣はどうしようかと悩んでいます。
死んだボス猫とは違い、明らかに躊躇っています。
だって目の前でこの檻に入ったボス猫が消えていなくなったのですからw

しかし、警戒はしたものの、この害獣が出した結論は檻に入ることでしたw
私の目にはこう映りました。
「ボスがどこにもいないのは好都合」
「アイツがいない今のうちに早く食べ終えないと」
「この餌は怪しいけど、またボスが来たら取り上げられちゃう」
「悩んでないで早く食べてしまおう」

まぁボスは永遠に戻ってこないんですけどねw
どこに消えたかも分からない部下猫にとってはおそらく、
またいつ戻ってくるか分からないクソ上司みたいなものだったのでしょうw

その部下1号はハチワレの若い猫でした。
まぁ模様以外にこれといった特徴はありません。
これまで駆除してきたモブキャラ猫達と同様、私にとっては量産型のおもちゃです。

私は部下1号を連れ去り、漁港へ行きました。
そして喜んで刑を執行しました。