>>151
これで2匹を駆除したことになりますが、私にとって本命のターゲットは違うのです。
ここでの私のターゲットは、数日前に友人と一緒に遊びに来た時に見た、あの黒い猫なのです。

つまりここまでは完全に、見え見えの遠回り...
私は本当にやりたい仕事とは別に、時間外労働をさせられていたわけです。
コロニーにいたボス猫や部下の始末なんてどうでもいい。

あいつらの死など、広い宇宙をさまよう塵かすよりもどうでもいいのです。
早く、あの黒猫と(で)遊びたい。

ちなみに温泉の路地に残された部下2号については
夢の話を省略いたします。
特段書くこともないので、後日談として
漁港のモクズとなったということだけお伝えしておきます。

そしてここからはようやく本命の話に入りましょう。
あの石段の上から私たちを見下ろしていた黒い害獣です。
みなさん、こいつですよ!!
https://imgur.com/a/3uG7Vuj

私が友人と一緒にいるときに偶然出会ってしまった想い出のおもちゃ。
やはり記憶に残っているからには、こ〇しておきたいのです。
想い出の猫と(で)遊んだ記憶として残しておきたい。
記憶にはあるのに、遊べず終いなんていう悔いは残したくないですからね。

いつごろだったでしょうか。
あまり記憶にはないのですが、私はようやくあの黒い猫を発見しました。
時間帯は真夜中です。
私はボス猫と部下猫を葬った後も温泉街の現地に何度も通いました。

その途中で本命ではないモブ害獣とも何度か出会い、漁港に葬りましたね。
モブとの出会いはあまり大事にしませんから、遊びもすぐに終わるものです。
すべてドボンして終了です。
そして本命の黒猫は、もう私の中でプレイ内容をきちんと決めてあります。
「捕獲したらこうしたい」というプレイ内容がはっきりと決まっていました。
これこそ夢の話ですね。

その晩、本命の黒猫は、あの日と同じ石段にいました。
私が到着すると少しだけ石段を駆け上がって距離を置き、上からこちらを見下ろしています。
私はその黒猫にビクティムという名前を付けました。
英語でVictim。これからこの子が迎える最後にふさわしい、ストレートな名前です。