>>157
ビクティムは自分の足元から上がり始めた炎をまじまじと恐れながら、
一瞬で危険なものだと察したようです。
ものすごい剣幕で罠の金網に突進をし始めました。

ドシャガシャ!!!
ガシャン!!!!ガシャン!!!!ガシャン!!!

ウナァァァァァァァーーー!!!

危機を察した命乞いのSOS鳴きが始まりました。
いい鳴きです。
私の心の中では可愛い小悪魔たちがいろんな声色で笑っています。
「ンフフフフ!!」とか「キャハハキャハハ!!♡」とか、
「ア”ーーーーーハッハッハッハッハ!!!」とか、いろいろです。
とにかく目の前のビクティムの必死の様子を見て、心の中に住むあらゆる小悪魔たちが騒ぎ出したのです。

なんでかって、必死のビクティムはこの状況で言葉の通り必ず死ぬのですから☆

ビクティムは、なんとか少しでも火の当たらない檻の端っこで身を固め、熱に耐えています。
火はすでにずいぶんと大きくなっています。成人男性の腰より上くらいの高さまでは火が上がっています。
なのにどういうことでしょう。ビクティムは檻の隅でなんとかその火に耐え続けているのです。

私はここで伝説のカルおじ作品を思い出しました。
そう、ガスバーナーです。
なぜ猫という生き物はこうも炙りに対して強いのでしょうか。
体毛のおかげか。それとも皮膚が厚いのか。

なにはともあれ、私は火を追加することにしましたw