>>215
ここで先にお断りしておきますが、この話はこの時点でほぼ9割がおしまいです。
gatitoは私の手中に収まりました。あとの流れは、皆様お察しの通りです。

捕獲、接待、〆。

この三拍子でおしまいです。

運命の黒gatitoとの再会があまりに唐突で、私は接待の心の準備ができていなかったかもしれません。
私はいざ、こうして逃げ場を無くしたgatitoを目前にしたら、気持ちが早まってしまいましたw

私は歩み寄り、gatitoは当然、プレハブ内で逃げました。
逃げ込んだところは本棚の角です。
頭を端に追いやり、尻は隠せず、突き出したままです。

楽勝です。
私は左手で尻尾を掴み、引き摺り出し、それとほぼ同時に右手で首根っこを握り、素手で捕獲完了。

いつもなら準備して私から捕獲に出かけるのに、
今回は本当に、シチュエーションがあまりに唐突でしたから、この時点で私は気が早まってしまったのです。

小雨が降る中、gatitoを右手に掴み、外のゴミコンテナがある通路に出ました。
次の瞬間、速攻でgatitoを地面に叩きつけました。

今回のgatitoは私にとって急なサプライズプレゼントですw
意図せず急にプレゼントをもらったら、きっと皆さんも急いで封を開けてしまいますよね?
そんな感覚です。

嬉しさのあまり、もったいぶることなく、いきなり〆てしまいました。
gatitoは私の足元でコイコイしています。私は気分が良いので、なんだかコイコイしているgatitoが喜んでいるように見えます。

気持ちの乗った勢いのある腕っぷしで、パァン!!と音を立ててgatitoは地面とごっつんしました。
その瞬間、一度だけgatitoの身体はギュッと縮み込み、次の瞬間に勢いよくコイコイが始まりました。

私はその命懸けのパフォーマンスを存分に楽しみ、終演と同時に目の前にあるコンテナへgatitoを放り込みました。

ゴミは責任を持って私がゴミステーションへ持って行きました。

翌日。
午前中にゴミ収集車がやってきて、たくさんのゴミ袋は乱暴に車の中へ投げ込まれていきました。

黒のgatitoはこうして本来還るべき場所に還ることができたと思います。


今回はこれにておしまいです