>>222

私はしばらくその様子を監視しました。
真夜中だけでなく、真昼間に再び現れたのです。
これは間違いなく、何かを探しに来ています。

害獣の色は黒が混じったネズミ色です。
グレーというより、なんかネズミ色と言いたくなる色です。
つまり、なんだか清潔感がなく、汚いのです・・

そのネズミ色が、畑にある農具箱や草木の間などに顔を入れて覗き込んでは、
ここにもない、あっちにもない、といった感じで何かを探しています。
そして常に、アオォォォウなどと鳴いています。

これはどうも食べ物を探しているわけではありませんね。

そこで私は思いました。
このネズミ色はもしかして、私がこの前始末した黒gatitoの親なのでは???、とw
住処が取り壊され、一家が解散し、はぐれた仲間やgatitoたちを探しているのではないでしょうか??w
一度そんなふうに思ってしまうと、もうそうとしか思えなくなってまいりましたw 辻褄は合っていますしね!

それに過去にもそんなgatoを私はたくさん見てきましたよ。
どんなgatoかというと、私が始末したgatoなりgatitoなりを、別の仲間のgatoやgatitoが後日必死に探しているという光景ですw
親子連れを見つけて私が親gatoを始末したらgatitoたちが必死に親を探し始めた、とか、その逆とか、はたまた特例ではありますが首輪の付いた外猫を始末して後日飼い主が必死に探している光景とか、まあそういうものです。

そんな光景を私は数多く見てきましたから、今回もまあ似たようなパターンかもしれません。

ネズミ色は畑で力なく鳴いています。
こいつは畑だけでなく、一日中近所のいろんなところに出向いてはこうしていなくなったgatitoを探しているのでしょうか。
もう私の手によって天に還ったなどとは知る由もなく延々と・・w


しかしですね、害獣は存在自体が罪ですから、同情もなにもあったものではありません。

真夜中に呻き声を上げながら近所を彷徨う悪霊など、祓う以外の選択肢はありませんからね!

こうしてひとまず声の主が特定できたところで、私は畑の自分の家が所有している区画に箱罠を置くことを決めました。

久しぶりの箱です。
最近使ってなかったからな〜。どこにやったかな??