>>293
そして、また翌日。

おじいさんはいつも通り仕事を終えて、いつも通りの時間に家へ帰ってきました。
水色の軽自動車が家の小さなカーポートに入ってきます。
ヴヴヴーンというエンジン音、バタンと扉を閉める音。
これはいつも聞き慣れている音です。

あ、おじいさんが帰ってきたぞ。

今宵も、懲りずにその車の音を近くで聞いているのは、私です。

今宵は分かります。猫はもう、来ないでしょうww

さて、では私は何をしに来たのでしょうか。

私は、おじいさんのリアクションを見に来たのです。

おじいさんが昨晩入れておいた餌は、間違いなく一粒たりとも減っていません。

あれだけ毎晩来ていた3匹の猫が、昨晩は一粒も餌を食べに来ないのです。
おじいさんはどんなリアクションをするでしょうか??w

それが気になり、私は今宵もやってきました。
ここは私の家からだと車で7分。自転車だと15分。徒歩だと多分30分。
まあまあ面倒臭い距離ですが、気になって来てしまいましたw


おじいさんは玄関前の餌箱を覗き込みました。
そして、物置の戸を開く様子もなく、しれっと家の中へ入って行きました。

なかなか薄情なジジイですねw w
私はもう少しこう、周囲を見渡したりして、猫ちゃんは??猫ちゃんは??ってやると思ったんですがねw
餌箱を一目確認しただけで、すんなりと家の中へ入って行ってしまいました。


それを確認し、私はおじいさんの家の玄関前へ。
餌箱を確認すると、予想通り餌はたっぷりと残ったままです。
プラスチックの丸い餌箱には2匹のナメクジがくっ付いています。もう猫は来ないよ、たくさんお食べ!

私はおじいさんの家の物置を勝手に開けました。
中を拝見すると、雑多に置かれたいろんな用具に混じって、猫用のカリカリ餌の大袋が置いてあります。
1kgくらいは入る大きい袋のやつですね。

しかしこの大袋ももう必要ないでしょう。もう猫達は二度と来ないのですから。
私はこれで駆除用の餌代が浮いたぞと思いました。
私は物置からその大袋を取り出し、持ち去りました。

この家にもう用はありません。
猫3匹と、猫用の1kgの餌は、私の手によって消えてなくなってしまいました☆