>>38
私の手にはプラスチックのおもちゃのバット。
そして私の足元には命を宿した使い捨てのおもちゃ。

私は被告がコイコイをオドルまで、
その絶妙な硬さのバットを手に、ひたすら頭部打撃を続けました。

ミュージック、スタート!!!!

エンジョーイ!コイコイ踊り続ける☆
It’s join! 届けたい虹の橋ー☆ Oh!
コイコーイ踊る アンコール沸かす
Dance dance dance! レディゴー☆★



コイッ!

コイコイッ!

コイコイコイコイコイコイ………



こうしてビクティム2はその罪を償い、
大空の彼方に旅立ちました。

その翌朝。
翌朝とは言っても、それは
被告が旅立ってから数時間後のこと。

朝日と共に庭の畑で繰り広げられていたのは、
いつもの通りの光景です。

捨てられた猫の死骸に群がるカラス。
その5〜6羽のカラスたちに
ビクティム2はせっせとその己の肉を献上しておられたのでした。


おしまい