夢物語・創作小説スレ★1獣さん
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夢物語・創作小説を書き込む際、レスごとに創作/空想/夢の話である、ということを明示よろしくお願い申し上げます ※既存の小説などのコピペにつきまして、このスレ内において重複しなければ可能です 動物虐待は犯罪です ・妄想、小説で楽しみましょう >>513 分かりやすい解説ありがとうございます。 やはりヘリウムガスが高いですが、素敵な夢を見れるなら何とか出せそうな額ですね。 私も立派な風船師目指して保護活動に力を入れます。 それにしても… ここ数日出て来るホモ漫画の宣伝気持ち悪くないですか?前の「先生何してるの‥?」の方がナンボかマシでした。 >>516 あ、その視点はありませんでした。 鴉に襲われる可能性有りですね。打ち上げは基本、目立たない夜なので鳥にとって見つけづらいかもしれませんが。 >>517 打ち上げ成功するといいですね。上手く発射できたらお祝いしましょう。 >ホモ漫画の宣伝気持ち悪くないですか? 旧軍のですか? 気持ち悪いもの見せんなやって感じですよね >ホモ漫画の宣伝気持ち悪くないですか? 旧軍のですか? 気持ち悪いもの見せんなやって感じですよね 夢の話になりますが、 次回以降の風船はこの状態で後ろ足と前足に4つずつ括り付けようかと思います。 https://imgur.com/a/UtMKAjg この姿勢は一番安定した飛行ができそうな気がしています。 中華ムツ頼む 誰でもいいから風船接待を実写化してくれ 画質悪くたっていいから風船に縛り付けられて飛んでいくgatoを見てみたいw >>522 有料の人も居るけどTGで直接頼んだ方がいいよ。 >>523 TGに電話番号登録してもSMS返ってこないんだが、原因わかる? 昨夜ヤバい夢を見てしまった 某ソシャゲで9月のマンスリーミッションをクリアしたかったから少し仮眠を取り、23時ごろに布団から起きて日付が変わるのをのんびり待ってた 24時になり、ゲームを開始。1時間くらいで終わって、25時くらいにコンビニに夜食を買いに行こうとした、その時!! 俺が住んでる住宅地と市営団地の間くらいから突然、ナ゛ァァァ!! ア゛ウア゛ウァァァ!!!などとgatoの騒ぎ声がし始めたのだ… その騒音はどうもボロい団地の裏くらいから聞こえてくる 俺は「2匹のgatoが鉢合って縄張り争いの醜い勝俣合戦をしているに違いない」と予想。 手元には財布しか持ち合わせていないので、せめて石だけでもぶつけてやるかと思い、コンビニは後にして騒音のする方へ向かった 歩いている途中で手ごろな大きさの石をいくつか拾い上げ、持って行った 騒音は鳴り続けているので、ここで間違いない。 ボロい団地の気味悪い物陰に到着 するとなんと、俄には信じられない珍場面に出くわしたのだ 二人組の細身な男がなんと罠に掛かったgatoをバットで殴っているのだ……… 唖然としてしまい、俺の心の中は一瞬にして「www」となったw 男2人は何やらボソボソ声を掛けあっていて、その発音とか声色から察するに、団地に集団で生活している中国人(もしくは台湾人?)で間違いない なんと俺が追い払うまでもなく、出会った時すでにgatoは裁きを受けている真っ最中だったのだw 俺は物陰からその光景を温かく見守り、ふふっとほっこりした気持ちで残りの始末を彼らに任せることにした 俺は何もしていないのに何故かすごくいいことしたような気分になり、コンビニでスプライトを買って飲みながら家に帰った このスプライトがなんと爽快で美味しかったことか そしてあのgatoはどうなったのだろうww 無事に虹の橋を渡ることができただろうか まあバットで殴られたんだから無傷なはずはあるまいww 中国人もセミの幼虫とか採ってないで、gatoをじゃんじゃん狩ってほしいものだ 日本にいる中国人もたまにはいいことするじゃない。ぜひ日本の愛誤ともバトって欲しい。 以前グエンが盗んだ豚解体して焼いて食ったって事件あったが あれって無許可で豚解体したから逮捕になったらしいな 日本の法律もよくわからない まあグエンはGATO食うらしいから日本のGATO食い尽くしてほしいね 場をお借りします。 夢の話になりますが私は「生態系の立場逆転gato」チャレンジを好んでよくやっています。 今日は久しぶりに晴れてくれました。 我が家は目の前が砂浜なので海鳥がたくさんいるのです。 肉食のものとしてはやっぱりトンビとカラスですね。 今日も家の周りにたくさんおられます。 さて、今朝の話ですが庭に糞をしにきた袋をゴミ拾いしてきました。 太ったサバトラなんですが、こいつは先週くらいから急に現れ、昨日も庭に糞をしていった個体になります。 今日は我が家が自分一人ですので、家族が出払った瞬間に庭に箱罠を出し、「その時」を待っていました。 案の定サバトラはノコノコと庭に訪問。 そして私がそのゴミ袋を生捕りにしました。 掛かるやいなや、私は砂浜へ箱を運んでいき、挨拶としてドボン。 サバトラを半殺しにし、弱った状態で四肢をペンチで切り、猫虫にして差し上げました。 虫となったサバトラはもう弱肉強食の自然界ではほぼ最下位となったと言っても過言ではありません。 私はふと思ったのです。 「弱き者は食われる」のであれば、強い地位で調子に乗っているgatoという捕食者も、私が「弱らせて」あげれば弱き者の餌となるはずです。 そんな理由で私はサバトラを猫虫にしたのです。 そして朝から砂浜に放置し、遠くからボーッとその様子を眺めていました。 猫虫はまるで打ち上げられた魚のような動きで砂浜をクネクネしたりしながら這いずっていました。 そして数分後、すぐにカラスがやってきました。 クチバシで乱暴に突かれて、すごく嫌がっていたようです。 でも人の家の庭で糞をするなど、先に嫌がらせをしてきたのはそっちなんですから、いくら嫌でも受け入れなければなりません。 カラスに散々虐められた後、遅れてトンビが飛来してきました。 猫虫はまた乱暴に突かれていました。 あとはなるように、なるだけです。 私は家に帰りました。 そしてついさっき様子を見にいったら、見るも無惨なゴミ袋の亡き骸が砂浜にポツンと転がっていました。 私に四肢を奪われ、そして全身は血まみれになり、肉が雑に剥がされて所々食い千切られていました。 あと両目が無くなっていました。 我が家を荒らしたサバトラは虫となり、刑罰を全うしたのでした。 >庭に糞をしにきた袋をゴミ拾いしてきました。 何も間違ってるわけではないけど、文字通りの意味で考えたらわけのわからん状況ww >>531 合縁奇縁、一期一会、袖すり合うも他生の縁…素敵な出会いに感謝しなければなりませんね。御袋ちゃんも自然の摂理の中で輝けて幸せだったと思います。 >>531 獣ちゃんを猫虫にして下さってありgatoございます カラスさんとトンビさんに代わってお礼申し上げます >>531 猫猫虫プレイの夢羨ましいです きっとかわいらしい姿にしてくれて喜んでいたでしょうね 猫猫虫の状態でどれくらい生きられるのか? 慣れてくると新たな移動方法を身につけるのか? 猫猫虫には興味が尽きない 夢の話になりますが、ついさっき初めてgatoを自らの手に掛けてしまいました 一昨日から俺は田舎の爺ちゃんの家に帰省してるんですが、時々庭に野良猫がやって来るそうです 俺の爺ちゃんは魚が大好きなので、基本いつも刺身とか焼き魚とか煮魚とかを食っています 魚釣りもするし、料理も上手いです 魚もほとんど捨てる所なく綺麗に食べる人なんですが、食って余った骨を庭に来た野良猫にやっているそうです なんか昔ながらの光景だなぁと思って最初は聞いていたんですが、さっき俺が居間の畳でくつろいでいると、どうやら庭に野良猫が入って来るのが見えたのです 俺は吐き出し窓にかかっていた薄いカーテンを少し開いて様子を見ていました 野良猫は白と黒の模様をしたデカいやつで、口にネズミっぽい小動物を咥えていました そして窓越しに俺の近くまでやってきて、足元にネズミを放置したのです そして庭で横になり、ゴロゴロし始めました 俺は足元に置かれたネズミの亡骸を見て悲しくなりました 食われるわけでもなく、ただ殺されたのです こんな悪質な殺生は俺には耐えられませんでした 2階に上がり、爺ちゃんの木刀を持ってきました そして木刀を片手にゆっくり庭に出ました 野良猫は警戒心もなく、ゴロゴロしながらウナァーンなどと贅沢な自由時間に浸っています 小さなネズミの命を無駄に奪っておいて優雅に悦に浸るなんて、俺にはその光景がまるで悪役が笑っているかのように見えました 俺はこいつに刀を振ると決意しました 近くで観察するフリを装い、たった一撃のチャンスを見計らいました ちょうど野良猫が仰向けになり、庭の芝生に背中を擦り始めたタイミングで思い切り首元に木刀を振り下ろしました ニャ゛ァ゛ン!!と一言叫び声を上げたので俺もビックリしました しかし次の瞬間にのたうち回ってコイコイを始めたので、今度は思い切り顔面に踵落としを喰らわせたら静かになりました かなり緊張しましたが初めてgatoを自分の手で〆れて嬉しかったです あと、初めて目の前で見た光景に「ああ、これがコイコイか」と感じました 軍手を持ってきてgatoのしっぽを掴み、畑に持っていってすぐに埋めました その後で木刀を綺麗に拭いて爺ちゃんの部屋に入り、元の位置に戻しておきました 俺の爺ちゃんは農家です。だから基本的に日中は留守です 仕事がなくても出かけるくらい、家にいない人なので、軽トラが家に戻って来る音がしない限り家に人がいません 俺は今、木刀でgatoを打った時の手の感触が忘れられません 自分の掌をボーッと見つめながら余韻に浸っているような気分です(実際には居間でテレビを見てるだけなんですが) >>537 見事な日の呼吸・円舞! 悪鬼滅殺を達成しネズミさんは天国で微笑んでいる事でしょう(南無 >>537 愛誤ならば、「あら、お礼にネズミをくれるのね。お利口なgatoちゃん」となりそうだが、 そこは命を平等に扱う黒ムツ、無辜のネズミの命を奪ったgatoに見事な罰を与えましたね! gatoを一匹虹らせば七堂伽藍を建立したるより功徳あり、あなたに幸せのあらんことを 爺ちゃんの家には夏と冬に毎年来ます なので爺ちゃんの優しさをつけ狙って群がるgatoを爺ちゃんがいない間に俺が討ち取れたらいいなと思ってます >>537 さすが一撃必殺! 私も見習わなければ!! 万が一にでも木刀が破損するといけないので次回以降はエチグリ定食にしようと思います それなら爺ちゃんが在宅の場合でもこっそり餌に混入させるだけなので >>537 獣ちゃんを即締めして下さってありgatoございます 苦痛が少なく虹の橋へ行けたことで獣ちゃんも感謝してることでしょう >>537 これ外国の学者が言ってんですよね 野良gatoがいかに野外の生き物を殺生しているか だが愛誤共は「ネコチャンの野生の本能!」とか舐め腐ったことを抜かしやがります 「ネコチャンがお土産持ってきてくれました」とかほざいて殺されたスズメと共に写真Xに上げたりとか ふざけんな 子供の頃、大事に育ててた金魚たちをごっそりgatoにやられたのを思い出した 糞袋害獣gato許すまじ >>379 さんのドラム缶風呂接待どうなってるんだろ? めちゃ気になるw >>379 さんのドラム缶風呂接待どうなってるんだろ? めちゃ気になるw 過疎ってるから俺も夢の話にチャレンジしてみようかな 気長に待っててください 未来の大先生に期待してます! 軽く予告編にどんな系統の接待だったかだけでも教えてください 念願かなってgatitoを生け捕りにする夢を見ました しかし眠りから覚めてしまい、次にどんな夢を見ればいいか思案中です 素手で捕まえてポリ袋に入れ、車のトランクに放り込んだところで夢は終わっています ぜひ諸兄の案を教えていただけないでしょうか コンビニに行ったついでにトランクを見たら捕まえたはずのgatitoを逃してしまってた セダンなので逃げるはずはないと思ってたけど甘かったな gatoの糞尿は信じられんくらい臭いのでトランクにダイレクトインは危険ですよ GATOは捕獲しても即首輪付けるか結束バンドで拘束と >>555 念のためトランクの消毒された方がいいですよ 当事者ではありませんが悔しさがこみ上げてきます せっかく楽しく遊んであげようとしていたのに恩知らずのクソgatitoですね 内装めくったら中にいるとかないかな? そうでなければ走行中に何らかの手段で逃げたとしても高確率でミンチでは トランク開けた隙に逃げたではなく、開けたら既にいなかったってことか。 @ 俺の父親は五人兄弟の末っ子で兄二人と姉二人がいた。 長兄は田舎に残り弟妹四人は上京して其々が家庭を持ち暮らしていた。 俺の父親は末っ子で甘やかされて育った人だったがその中でも二つ違いの姉には殊の外可愛がられ、二人の子を持つ父親となってからも何かにつけては伯母の所に行きたがるような人だった。 特に予定もない日曜日など急に思い立って伯母の所へ行こうと言い出すことなどザラだった。 そして当時から息子の俺よりも伯母の娘つまり俺の従姉妹たちの方を可愛がっている節が見え隠れしていた。 父親の中では妹>従姉妹たち>俺だったように思う。 さてそんなある日の日曜日いつものように伯母のところへと出かけることになった。 なんでも伯母の家では猫を飼い始めたらしいのでそれを見に行くという名目だった。 俺がまだ小3でただの子供でしかなかったあの日。穏やかな日常を過ごしていた頃の最後の記憶。秋晴れの日曜日。 その日は俺にとって生涯忘れることの出来ない日となった。その日には色々なことが一度に起きた。 その中の一つの出来事が俺の生まれて初めての猫殺しだった。 A 俺は本当にどこにでもいるような普通の子供だった。ただ少しだけ短気で怒りやすい性格ではあったかもしれない。 しかし人前では例え気に入らない事があっても短気を表に出さず怒りを抑えて何事もなかったかのように振る舞い立ち回れる程度の知恵も同時に持っていた。 但し、独りきりになった時などに抑え込んだはずの怒りが心の中から突然噴き出すように溢れてきてどうしようもなくなる時があった。 そんな時はその場にある物を手当たり次第に壊したり、普段なら思いつかないような悪戯を実行してしまったりしていた。 怒りに煮え滾り我を失いそうになっているはずなのに、どこか冷静な頭の中の部分で今なら誰にもバレないと確信出来なければ破壊や悪戯をする事はなかったが。 伯母の家に到着し大人たちは大人たちで談笑し始めた。すると子供たちは子供たちで遊ぶように言われ体よく大人たちの輪から俺は弾き出された。 先ほど軽く触れたがその場にいる子供といえば妹と従姉妹たちつまりは女ばかりの中で男は俺一人だけ。残れるものなら大人たちの輪の中に残りたかった。 そしてもし残れてさえいれば俺は…このあと猫を殺すこともなく猫を殺したいなどとも全く思わずに生きてこれたのかもしれない。 しかし従姉妹たちは買ってもらったばかりの子猫を連れて俺を大人たちの輪から引き剥がした。 B 従姉妹の部屋の中で猫を囲みながら皆で楽しそうに談笑している。妹へのお下がりの洋服を品定めしたり、また猫の話題に戻ったりしながら楽しそうな雰囲気の談笑が続いていく。 猫を買ってもらえるまでどんなにおねだりして結局どうやって買ってもらえることになったかという話題を中心に盛り上がりながら猫を撫でたり、おもちゃで遊んであげたりしていた。 俺も笑顔でその輪の中にいる。顔は笑っていても心の中は憤怒ではちきれそうだった。 妹はしきりに猫を羨ましがり、家でも買ってもらおうと俺に何度も頼んでくる、そうだな家に帰ったら相談してみようと笑顔で答えたが、その時の俺はそれこそこの瞬間から猫が嫌いになり始めていた。 伯母の家の猫は俺に全くなつかなかった。 撫でようとすると逃げ、抱きかかえようとするとあからさまに嫌がった。 次第にその場の話題は猫が俺を嫌がっているのをイジる流ればかりになってきた。 すっかり書き忘れていたが、その場にいた子猫というのは顔の中心の辺りと両耳や足先や尻尾の一部だけ黒っぽい毛を生やし全体は白っぽい毛に包まれていた。シャム猫の子猫だった。 従姉妹たちが名付けについて一歩も譲らず争いあった結果、仲裁に入った伯母が名付けたらしい。 ◯◯◯と呼ばれた猫。 俺が殺した猫達の中でもっとも幼くそしてもっとも愛されていた猫。 そして俺の人生を一変させた存在。 あの日あの場に存在しなければと何度も繰り返し恨んだ。 いや今も恨み続けているのかもしれない。 C 姉妹の部屋の中、場の空気は一向に変わる気配をみせなかった。 相変わらず猫が俺を嫌がる素振りをするのを見ては笑い、 皆で猫を誘導して俺の方に行かせようとしても走って逃げいく様を見て笑い、 楽しそうな笑い声の輪の中で俺一人だけが激しい怒りに震えていた。 しかし表情や態度には出さなかったので他の誰一人として気づかない。 我慢の限界を迎えようとしていた俺はこの状況を一変させる妙手を思いついた。 ようは俺が猫を撫でている間に猫が逃げないという状況を作り出してしまえばよいのだ。 それならば皆に分からないように物理的に猫を固定してしまえばよいのだ。 皆の死角になるようにして左手で猫の足を掴み床に押さえつけて固定し、右手でものの何秒か猫を撫でさえすれば…猫が嫌がらずに俺に撫でられたという既成事実を作りあげることができる。 その後は猫に嫌がられないように予めこちらから猫を避け続ければよい。 あくまでも自然に他の皆が違和感を覚えないように自然に、俺が猫を避け続けていればやがて話題も変わるはずだと。 そして俺はこの作戦を実行にうつす。 その後に何が起こるのかなど知る由もなく。 D 俺は何回か頭の中で作戦をシミュレーションし、慎重に進行方法や位置取りを検討した。 猫はまだ妹の近くからすわりこんだまま動かない。 顔の向きからして猫の視線は従姉妹たちに向いているはず。 こちらを警戒している気配はない。 俺は座っている体勢から静かにゆっくりと四つん這いへと体勢を変えた。 そしてそのまま静かに四つん這いでゆっくりとゆっくりと静かに猫へと近づいていく。 確認を入れる。 猫はその場から動いていない。視線も変わらない。 猫は何も気がついていない。 妹も従姉妹たちのほうを向いているので何もきづいていない。 しかし、従姉妹のうちの一人は確実に気づいている。 四つん這いへと体勢を変えた時に視線があった。何かするつもりだとは分かったようだが止める気はないようだった。 笑顔のまま従姉妹は俺から視線を外し談笑の輪の中へ戻った。 まるで何かしようとしている俺の為に猫と妹たちの気を引けつけておいてくれているようだった。 そういえばこれも書き忘れていた。 従姉妹たちは二人姉妹だ。姉は俺より一つ年上で妹は俺よりも一つ年下だ。 先ほど視線があったのはその下の方の従姉妹だ。 自慢するわけではないが下の方の従姉妹は俺の事が好きだ。 物の分別もつかない幼女の頃から何度も何度も大好きだの結婚してだの言い続けていたので親戚中の誰もが知っている話だった。 E いまいる従姉妹の部屋とは上の従姉妹の部屋だ。そして上の方の従姉妹は俺の妹が大のお気に入りでそれこそ猫っ可愛いがりしていた。 その部屋にはかなり大きめなドレッサーがあり、先ほど妹へのお下がりの洋服の品定めをしていのでそのドレッサーの三面鏡は開いたままになっていた。 いま思えば全は定められていた運命だったのかもしれない。 父親が伯母の家を頻繁に訪れたこと。 伯母の家で猫を飼い始めたこと。 二人姉妹の従姉妹たちが俺たち兄妹を大好きだったこと。 姉は俺の妹を。 妹は俺の事を。 予め決めておいた距離まで近づいた俺はこの次からの行動は速さこそが決め手だと自分に言い聞かせた。 そしておもむろに左手を伸ばし猫の左前足を掴んだ。 掴むと同時に膝を前へと滑らせ四つん這いから床に座る姿勢へと移行した。 よし、あとはこのまま猫を何秒か撫でていればいい。 成功を確信し撫でるための右手を伸ばそうとした時、それは起こった。 F 突如として左手から激痛が走った。 いや今となっては激痛だったのかどうかは朧げな記憶の中だ。何しろ全治まで僅か二週間程度の傷でしかなかったのだから。 俺の左手が猫に噛みつかれた。事実とすれば単にそれだけのことだった。 しかしそれは後から考えればというだけの話で、その時の俺は痛みと同時に左手を抜き、同時に撫でようとしていたはずの右手で猫の首を掴みながら立ち上がった。 後から聞けばその時は物凄く大きな声で悲鳴のように何か叫んでもいたらしい。 猫を掴んで立ち上がった俺は何も考えられないままに全力で猫を投げた。 どこも狙ってなんかいない、それこそ何も考えられずに気づいたら猫を投げていた。 制御していたはずの激情に憤怒に完全に呑み込まれていた。 俺は本当に何も狙ってなんかいなかった。 むしろもう少しだけ冷静でいられて何か別の物を狙って投げられていればと何度も何度も悔やんだ。 しかし何も考えずに行った行動の結果がもたらした被害は甚大だった。 投げられた猫はドレッサーの三面鏡に直撃し、鏡が割れて飛び散り幾つもの破片が空を舞った。 割れた鏡を見ながら何かとんでもない事をしてしまったことを俺は理解しはじめていた。 思考が感情に追いついたのかもしれない。 そして同時に、再びの悲鳴が響き渡った。 G 猫を投げた瞬間、俺の妹はただただ吃驚して動きを止めた。 距離的に言えばドレッサーから一番離れた場所にいたお陰で破片も殆ど飛んで来なかったそうだ。 そしてその直後のことはほとんど記憶に無いと言っていた。 次に、妹と向かい合わせに座っていた上の方の従姉妹、彼女の姉はおれが大声を出した時に咄嗟に顔を伏せるように頭を抱えて蹲り、難を逃れた。 彼女はその後、この日よりも遥か先の遠い遠い未来のある日、その行動を今もまだ悔いていると俺の前で泣いた。 私があの時に■■に覆い被さっていれば、と。 その場にいた4人の中で唯一俺の他に俺が何かをしようとしていると気がついていた彼女だけはその瞬間も俺の行動を目で追っていた。 俺が大声を出しながら立ち上がった時も視線は俺から外さなかった。 そして俺が猫を投げた。 彼女の視線は自然と俺から俺が投げた物へと移り…そうすると必然的に彼女の顔はドレッサーの方へと向くことになる。 猫を投げた俺の激情にようやく思考が追いつこうとした時の悲鳴は彼女のものだった。 悲鳴を聞き咄嗟に彼女を見ると、顔には指一本分ほどの長さの傷が見え、そこから血が流れていた。 そして彼女は傷口を押さえながら痛い痛いとしきりに繰り返していた。 傷口を押さえた彼女の小さな手から更に血が流れ出してきていた。 俺はその時生まれてはじめて頭の中が真っ白になった。 何もかもよくわからないうちに、子ども部屋のある二階へと階段を駆け上がる音が聞こえてきた。 H 何があった一体どうしたと上擦った声で言いながら俺の父親が真っ先に部屋に入ってきた。 入るなり父親は大きな声で救急車、救急車、急いでと叫びながら彼女を抱きかかえて部屋から飛び出ていった。 そして部屋の中にはまだ固まったまま動かない俺の妹、 蹲り怯えるように俺を見あげる彼女の姉、 そして呆然と立ち尽くす俺、 そして全ての元凶である子猫の死骸だけが残った。 心配した伯母と俺の母親が部屋に入ってきた。 そして猫の死骸に気づいたのだろうか、一瞬だけ顔を強張らせたが二人はすぐに心配そうな顔に戻り俺達は部屋を出るように促されて一階へと移動した。 惨劇の場となったその部屋には猫の死骸だけが残された。 その頃、俺の父親たちは救急車の手配に奔走していたそうだ。 誘導の為に四角まで迎えに行き、動線を確保し、迅速に彼女を搬送する為に、彼女の顔の傷が少しでも早く治療される為に。 だから彼、俺の父親は救急車が来るまでの間に、俺と伯母との間で何が起きたかは知らなかったはずだ。 後々になってから聞かされたのかも知れないが、この日帰路についた時には間違いなく絶対に知らなかった。 もし知っていたら結果は変わっただろうか。それともいずれまた違う形で同じような運命にたどり着いたのだろうか I 妹は感情を取り戻すと同時に母親にしがみつき泣いていた。 安心させる為にだろうか柔和な笑みを浮かべた伯母が従姉妹と俺に優しく問いかけてくる。 何があったのか知る為に、何故、娘の顔に傷がつかなければならなかったのかを知る為に。 彼女の姉は俯いたまま何も答えない。 よく見れば静かにしゃくりあげ涙を流していた。 伯母がもう一度優しく問いかけてくる。 あの場にいた子どもたちの中で言葉を紡げるのは俺だけだと思い定めたのだろう。 二度目の問いかけの時、伯母の柔らかな視線は真っ直ぐに俺の瞳を捉えていた。 猫に噛まれて驚いて投げた。 俺はありのままの事実だけをゆっくり絞り出すように答えた。 それで鏡が割れて■■の、 そこまで話した時に俺は自分が涙を流し始めたことに気がついた。 物心がついてからはじめての涙だった。 伯母は自分の娘も直ぐ側で泣いているにも関わらず優しく俺をだきしめて言った。 俺が悪いわけじゃないから大丈夫だと、 自分の娘の顔を傷つけてしまった俺を一切責めるようなことをせず赦しの言葉をかけ続けてくれた。 何度も何度も表現を変えながら、優しく俺を抱きしめながら伯母は俺に赦しの言葉をかけ続けてくれた。 俺が声をあげて泣き始めると優しく頭を撫でてくれた。何度も。 J 俺は彼女に赦しを請わなければならない。 自分の何もかもを投げ捨て償わなければならない。 俺は一刻も早く彼女のもとへ行きたかった。 その部屋にいる全ての人が泣いていた。 遠くからサイレンの音が近づいてくる。 妹はいっそう声をたてて泣き始めた。 やがてサイレンは遠ざかり父親が戻ってきた。 彼女には伯父が付き添い病院へ向かったらしい。 部屋に入った父親は泣いている伯母を見て一瞬だけ顔色を変えた。 おずおずと病院に連れて行ってほしいと言おうとしたが父親に言葉を遮られた。 車で待っていなさい、その声は酷く冷たく聞こえた。 だがしかし俺はその声に含まれた父親の感情をあまり深く考えていなかった。 それこそ父親は俺の気持ちをわかってくれている。 一刻も早く病院へ行きたいという息子の気持ちをちゃんと汲み取ってくれていたのだ。 その時の俺はそう思いながら車に向かった。 逸る気持ちを抑えながら待っていると、ほんの少ししてから母に手を引かれ泣いている妹と両親が近づいてきた。 伯母の姿は見えない。 伯母は病院には行かず家で待つことをにしたのだろうか? こちらに近づいてくる間、誰も何も話していない。 重苦しい空気を漂わせながら父が車の鍵を開けた。 乗りなさい、父が静かに言い俺たちは車に乗り込んだ。 K 俺はてっきり病院へ向かっているものだと思っていた。 しかし三十分ほど車を走らせた頃に、ふと見覚えのあるような景色に気がついた。 まさか家に向かっているのか? 俺は疑問に思い父親に聞いてみようかと思ったが、それは出来なかった。 それまでの三十分間、車内は重苦しい空気のままで誰一人として何も話さなかった。 車内では時折、妹のすすり泣く声が小さく聞こえてきただけだった。 見覚えのある景色を通過し、更にしばらくすると妹は泣きつかれて寝てしまったようだ。 そしてそのタイミングで父親は静かにゆっくりと路肩に寄せて車を停めた。 四車線の国道、周囲には店舗など何もなく田んぼに囲まれた薄暗い場所だった。 助手席には母が座り、後部席には俺たち兄妹、そして俺は助手席の後ろ側に座っていた。 車を降りた父親は助手席側の後部ドアをゆっくりと開けて、俺に外へ出るように促した。 疑問に思いながらも何か話でもあるのかと思いながら外へ出た。 瞬間、突然の浮遊感に襲われた。それに続いて全身を襲う衝撃と痛み。 父親は俺を投げ捨てたのだ。 今思えば二つの意味で投げ捨てたのだと思う。 物理的な意味と心理的な意味。 恐らくもうその時には父親の心の中では俺の存在は全てかき消されていたのだろう。 L 父親に投げ飛ばされた衝撃でまた俺の頭は真っ白になった。 全く何もわからなかった。 なぜ投げ飛ばされなければならなかったのか全く理解出来なかった。 そしてようやく投げ出された歩道で少しだけ身を起こして車の方をみると、母が物凄い剣幕で父親を怒鳴りつけていた。 俺は呆然とその光景を眺めていることしか出来なかった。 全く理解が追いつかなかったのだ。 しばらくすると体のあちこちから痛みを感じてきていた。 俺がようやく痛みに気づいた頃、ついに父親は母に手をあげた。 崩れ落ちる母、母子に背を向けて歩み去る父親、そして走り去る車。 俺と母は周囲に全く何も無い暗い場所に置き去りにされた。 俺が生まれて初めて猫を殺した日。 それは俺が本当に大切なものを幾つも幾つも失ってしまった日だった。 そして俺が初めて殺してしまった猫は、 この出来事の後から頻繁に見ることになる夢や妄想の中で、 数多く殺してきた猫たちの中で、唯一本当に殺すつもりがなかった猫だった。 俺の思い出の中に一番強く残る猫の話はこれで終わる。 「俺が初めて猫を殺した日」 終わり @「友人たちが猫を殺した日」 小3の秋に父親と妹を失った。 四人だった家族は母と俺の二人だけになり、母の実家へと引っ越すことになった。 両親の間にどういうやり取りがあったのかまだ子供だった俺には分からない。 大人になってからも聞くことは憚られたしもう今となっては確かめる術もない。 俺は母方の祖父に非道く嫌われていた。 俺の記憶には全く残っていないのだが、俺のお食い初めの日に父方の祖父ばかりになつき、母方の祖父が抱こうとすると泣いて嫌がったそうだ。 あの秋晴れの日曜日を過ごした後の俺には祖父が俺を嫌う気持ちが痛いほど理解出来たので、その点については全く異論は無い。嫌われて当然だとさえ思う。 当然のように学校も変わった。俺は本当に色々なものをあの猫に奪われたのだ。 次の学校に馴染めるかどうか俺は不安だった。 なぜなら転校初日にはまだあの日の傷が全て癒えておらず、 左の頬に大きなガーゼを貼り付け、体の所々に包帯を巻いている俺の姿は完全に弱いもののそれだったからだ。 子供は残酷だ。弱ければ甚振られる。 それはきっといつの時代も変わらないだろう。 しかし俺の不安は杞憂に終わった。 隣の席になった女子がとても優しい子で何くれとなく俺の怪我を心配し手助けをしてくれた。 彼女はクラスの中でもかなりの発言力を持っていたのでその取り巻きも必然、俺に優しくしてくれた。 更に自分の幼馴染の男子と俺との仲を取り持ってくれたのだ。 俺はその男子を足がかりに友人グループに入りクラスに溶け込む事が出来た。 A 冬休みを迎え正月になると、俺を嫌っていたはずの祖父もだんだんと態度が柔らかくなり、俺は新しい環境に少しずつ馴染み始めていた。 しかしそうやって日常の中でなんの悩みもなく過ごしているとどうしてもあの日のことばかりを考えてしまう。 あの日を境に父方の親族との交流は全て途絶えた。 そうなると彼女の近況を知る術は俺にはなかった。 これまで毎年のように正月は父親の実家へ家族全員で行っていた。 しかし今年は母と俺は母の実家で正月を過ごした。 祖父が優しくなりなじめたのは正月を一人娘と孫と一緒に過ごせることも原因だったのかも知れない。 やがて春になり俺は小4にあがった。 クラス替えがあり転校初日に親切にしてくれた女子とは別のクラスになった。 それまでの間もあの日のことを考え続けた。 そして俺はあの猫こそが全ての元凶だという結論に達していた。 しかし本来の復讐相手は既にこの手で殺してしまっていた。 その結果憎むべき対象を求める俺は全ての猫を憎んでいた。 それは彼女への贖罪を求める俺の心の悲鳴だったのかもしれない。 俺はなるべく彼女のことを考えないように、猫への復讐ばかりを考えるようにしていた。 ある日のこと友人グループ5人で遊んでいた時に誰かが猫がいると言い出した。 俺は今までに何度も思い描いてきた場面の一つに遭遇できたことに内心歓喜していた。 俺は小4になってからの友人グループを形成するにあたり意図的に家で猫を飼っていない友人で周りを固めていた。 B 様々な場面を想定しその経過や考えられるいくつかの結果、そこに至る分岐、セリフ、表情、行動、思いつく限りの全てを考え抜いてきた。 全ては俺から様々なものを奪った猫への復讐の為に。 さり気なく友人たちを誘導する。 猫も一緒に遊んであげようよ、しかし友人たちは余り乗り気ではない。 彼らは家で猫を飼っていない。 猫に対する免疫がなく、かと言って猫が好きな訳でもない。 面白い遊びを思いついたんだ、それでも俺は囁やきかける。 それまで俺が考えたという触れ込みで俺が提案した遊びは中々に好評を得ていたので皆は少し乗り気になってきた。 なんのことはないただ単に前の学校でやった遊びを色々と教えていただけだったのだが、友人たちは皆揃って俺が考案した遊びだと信じていただけだ。 俺が提案したのは鬼ごっこだった。 鬼の役は猫、五人で連携して猫の動きを止めたら勝利、猫に逃げられたら敗北。 そしてこちらは五人もいるからハンデとして手を使わないことも付け加えた。 猫を触るのを嫌がり参加を渋っていた友人もそれならと了承した。 友人たちはきっと深くは考えずに了承したに違いない。 手を使わないで猫の動きを止めるには蹴って止めるしかないということに友人たちは気づかない内にゲームは始まった。 しかし所詮は小学生、皆で走り回り、数の利を生かして先回りも駆使したが誰も猫に追いつけない。 少しずつ皆が熱くなり始めていた。 少しずつ異様な興奮状態に包まれ始めていた。 まだ陽は高い。 帰宅しなければいけなくなる時間はまだまだ先だった。 C 計算通りだった。 猫への復讐を考え始めた頃から俺は猫について色々と調べ始めていた。 だから単純な追いかけっこで俺たちのような子供が猫に勝てるはずもないことはわかっていた。 例え数の利を駆使しようとも俺を含めた五人ではまず捕まえられないと考えていた。 万が一追いついたとしても動きを止めるには蹴るしかない。それはそれで別に良かった。 どちらに転んでもいいように俺は既に散々考え抜いていた。 子どもは総じて負けず嫌いだ。 俊敏な動きや立体機動を使ったトリッキーな回避方法に翻弄され始めた子供たちはますます熱を入れて猫を追いかけ回した。 県営団地に逃げ込んだ猫が一階のベランダの下に身を伏せている。周囲には植物も植えられ絶好の隠れ家だとでも思っているのだろう。 確かにそうかも知れない、友人たちは揃って猫を見失っていた。 しかし友人たちを適度に煽り指示を与えながら、その後方から状況を把握し続けていた俺は猫が何処に隠れたのか確りと見ていた。 一旦、友人たちを集合させた。 皆口々に惜しかった場面や、仲間のミスについてや、一体どこに隠れたのかという疑問を言い交わしている。 俺は人差し指を口にあて一旦皆を静かにさせてから、猫の隠れ場所がわかることを伝えた。 続けて、このままでは埒があかないのでハンデを少し緩めて手を使っての投石解禁を提案した。 完全に熱くなり始めていた友人たちは投石解禁に一も二もなく賛同し、それぞれに適当な石を何個か集めさせてから猫を追い詰める手順を指示してから散開させて持ち場につかせ、上手く隠れているつもりの猫を完全に包囲した。 包囲が完了したことを確認した俺はベランダの下に潜む猫の視界に入らないように注意しつつ少しずつ接近した。 射線が重複するように友人を配置しており例え猫が予想外の方向に逃げようとも最低でも一人か二人の射線には入る。 本命の逃走経路は完全なキルゾーンで三方向から投石で狙われることになる。 あまり大きな石を入手できなかったこともあり友人たちには散弾で、つまり何個かの石をいっぺんに投げるように伝えてもある。 一番初めに俺が提案したハンデ。手を使わないというルールには実はもう一つの理由があった。 俺は猫への復讐を考え始めた頃に、猫の習性を調べる為に猫を飼っている友人の家に何度も遊びに行っていた。 猫好きな友人は自分の猫についてよく語ってくれた。実際にサンプルも目の前にあり、俺にとっては最高の学習環境だった。 しかしその友人宅に通いつめるうちに俺にはある一つの弱点があることに気がつかされた。 俺は猫を触れない。 撫でようとして手を伸ばしてもどうしても躊躇してしまうのだ。 触れようとすると動悸がして胸が苦しくなり心なしか頭痛も感じてくる。 俺が猫を触れば何か悪い事が起こる、何の根拠もないその言葉が猫を触ろうとするたびに頭の中を駆け巡り、体調を瞬時に悪化させるのだ。 そんな俺を見たその友人とは結局だんだんと疎遠になった。 俺は猫を触れなかった。 D もうあと一歩踏み出せば猫の視界に入り、同時に包囲作戦の火蓋が切られる。 俺は躊躇していることを友人たちに悟られないようにこれから踏み込むと合図を送る。 かなり低い確率であることは知っている。だがしかし稀に起こるかもしれない、逆に猫が俺に飛びかかってくるという事態。 もしそうなれば猫に触れない俺は無様に逃げ惑い友人たちに醜態を晒し、今後の全ての計画は破綻するだろう。 俺は全ての猫に復讐しなければならない。あの日失ったものへの代償を全ての猫に支払わせなければならない。 決して失敗出来ないその一歩を、踏み出すと同時に俺は吠えた。 吠えると同時に振りかぶり手に握り込んでいた三つの石を投げた。 全て命中したがダメージは殆ど無さそうだ。 猫は一度驚いてその場で飛び上がった後、踵を返して本命の逃走方向へと走った。 最大火力のキルゾーン。その火力を担う三人の友人には優先的にやや大きめの石を渡してある。 当たりどころ次第では一撃死さえあるのではと俺は予想していた。 それはそれで少し困るのだが、このまま取り逃がしてしまい友人たちがこの遊びに冷めてしまうほうが怖かった。 三人のうち一人は完全にタイミングを外して猫が走り過ぎた後方への無駄弾となった。 しかし二人はの友人はほぼ完璧なタイミングで投石を行ってみせた。 全弾命中とまではいかなかったがいくつか命中した中の一つ、やや大きめの石が猫の顔面を捕らえた。猫の体が少し横へ泳いだ後、見事に転倒した。 俺達は示し合わせていた通りに投石と同時に猫との距離を詰める為に走り出していた。 一番足の速い友人が猫へと到達し猫の首の辺りを足で踏みつけながら勝鬨を上げた。 次に猫へ到達した友人は前足を抑えるように踏みつけた。 その次の友人は腰の辺りを思いきりよく踏みつけた。 俺達は完全に猫を制圧し長く続いた戦いに終止符をうった。 E まだ猫は死んでいなかった。 三人の友人の足で押さえ込まれている猫は少ししてから力なく鳴いた。 勝利の高揚感に酔っていた友人たちだが、その力無い鳴き声を聞いた瞬間から徐々に困惑が流れ始めた。 このあと猫をどうすればいいのだろうか、そんな困惑を感じているのだろう。 可哀想だから逃がしてあげよう、俺は直ぐに提案した。 心理的な抵抗を全く感じない俺の提案は友人たちにすぐに受け容れられ友人たちは直ぐに足を離し、皆で猫から少し距離を取った。 猫は少しの間横たわったまま横目で様子を伺うように俺たちを見ていた後、ヨロヨロと立ち上がり、何度もこちらを振り向きながらゆっくりと歩み去った。 猫が起き上がり歩き出したことに安堵を覚えたのか友人たちは先程の勝利を振り返り口々に何か言っていた。 俺は適当に相槌を入れながら猫を観察していた。 やや大きめの石が顔面に直撃したダメージが最大だろうか? 恐らく腰も損傷している。猫を足で押さえ込んだ三人目の友人はふくよかな友人であり尚且つ出遅れを取り戻そうとしてか結構な勢いで走り込みながら猫の腰を踏みつけていた。 うまくすればあの猫は二度と走れない。 俺は最高の結果に満足していた。友人たちの目の前で猫が死ぬことなく、かといってこの先あの猫は遠からず死ぬだろうと思えたからだ。厳しい環境の中で生きている野良猫にとってあれ程のダメージであれば生き抜くことへの支障が必ず出る。 遠からず死ぬだろう、いや死んでくれと思いながら俺はその猫を見送った。 その後、この日発明された猫にまつわる遊びはとある友人が名付けた猫サッカー、略して猫サカという名称に変わり最初の鬼ごっことは似ても似つかない遊びへと変貌していくのだが、まだそれはもう少し先の別のお話し。 F 猫を見つけたならば追いかけ回し、何処かに隠れるまで追い込んでから包囲して投石し、倒れたならば足で踏みつけ押さえ込み、勝利の余韻に浸ってから解放する。 このルーティンを確立した俺たちは何度かまた猫を見つける度にこの遊びを繰り返した。 何回目からか初手からの投石を解禁したのだが、そうすると難易度が格段に下がった。 その結果、俺達は一日での最高討伐数を求めるようになった。 毎回確殺のダメージを与えるわけでは無いので最高で七回遊んでくれたタフな猫もいた。 その頃になると俺はこの友人たちから少しずつ距離を取り始めた。 親がうるさくて塾に行かなければならなくなった、そんな言い訳で少しずつ距離を取りやがてごくたまにしか彼らと遊ぶことはなくなった。 塾に通い始めたのは本当の話だが、それには俺の復讐の為の次の計画も含まれていた。 その次の計画についてはまた改めて別の機会に語ることにするとして、何故俺が猫遊びの味を覚えた友人たちから距離を置いたかを語ってこの話を終えようと思う。 小4になりクラス替えがあった。 そこから友人グループを形成するにあたり、俺が誰を友人にするか選別していたことは前に少し話したかと思う。 彼らに共通することは3つほどある。 一つ目は猫を飼っていないこと、これは前に話したと思う。 二つ目の理由は彼らは過去に何度も友人と喧嘩を繰り返したりの理由でやや嫌われ気味だったこと、彼らに猫と遊ぶ適性を俺が感じていたということ。 三つ目は両親が共働きであったり片親であったりの理由で「鍵っ子」であること、大体の場合において彼らは家に帰りたがらない。帰ったとしてもどうせ一人きりだからだ。必然的に遅くまで遊べる友人を必要としていくことになる。 例えこの先この仲間から俺が消えたとしても彼らは今と同じ仲間同士で遊び続ける。 だが、今までは色々な新しい遊びを提供し続けていた俺がいたから彼らは常に新鮮な遊びを体験出来ていた。 では俺が居なくなったら?、彼らは過去の遊びを繰り返すしかなくなる。 その過去の遊びの中で最も仲間との結束を感じられ、知恵を絞ったり工夫したりと努力し、勝利することの高揚感を得られる遊び、少年◯ャ◯◯でいうところの「友情・努力・勝利」(笑)を一番感じられるのが、俺が彼らに最後に提供した遊び、猫との遊びだ。 もう俺が何もしなくとも彼らは飽きるまで、それかもっと大人になりもっと楽しいことを知るまで同じ遊びを何度も繰り返すだろう。 その後の彼らは前に少し話した通りどんどんと猫との遊びの内容をエスカレートさせ、やがて歯止めが効かなくなっていった。 それからだいぶ後になってからクラスメートの外飼いの猫に手を出してしまったことが発覚したことがある。 学校でも少し問題にされてクラス会が開かれたりしたが、猫の糞害に悩まされている家庭の子供たちに俺が根回しをして、猫の虐待の問題から猫の外飼いの話の是非についての話にすり替えることに成功した。 俺はあくまでも中立という立場に見られる立ち位置を確保していたので交通事故死の話や猫エイズの話など猫の外飼いによる弊害の話を語っておいた。 結局、かつての友人たちが飼い主にその場で一度謝罪するという処分ともいえないような処分で決着した。 俺としても虐待に至る経緯などを根掘り葉掘りと掘り返されては困るので助かったのは事実だ。 そのクラス会の後で久しぶりに彼らと話したが、皆一様に対した罰にならなくて良かったと笑い合った。 その時に色々とその後の戦果の話などを聞いて知ったのが、前に話した猫サカの話だった。 最後に、彼らが手を出した外飼いの猫とはかつて俺が猫に触れないということを思い知らされた、かつての友人の家の飼い猫だったことを付け加えてこの話は終わる。 「友人たちが猫を殺した日」 おわり ※この話はフィクションです。 何という大作 早朝から一気読みしてしまいました 続きも是非よろしくお願いします 「俺が二匹目の猫を殺した日」 @ 今からする話は、 先ほどの話の最後で少しだけ触れた、次の計画と密接に関係する出来事になる。 但し、その次の計画の全貌はこれからする話しとは切り離して、また改めて別の機会に話そうと思う。 何故ならその計画は本当に予想外の結末を迎え、そのお陰で俺はあの秋晴れの日に傷つけてしまった彼女の、その後の消息の一端を知ることになるからだった。 次の計画を進行させる為に、どうしてもやらなければならないことが一つ出来ていた。 俺の弱点の克服。 当時の俺は過去のトラウマから猫を触る事が出来なかった。 しかし次の計画を成功させる為には、どうしても猫に触れるようになる必要があった。 その為に必要な道具は既に準備してあった。 猫と遊ぶことが大好きな友人たちと俺には隠れ家的な場所があった。 流石に小4になってまでは恥ずかしくて秘密基地とは呼んでいなかったが、 俺たちの間では、あの場所、例の場所と呼んでいたその場所は雑木林の中で少しばかり開けた空き地の片隅にあった廃プレハブのことだった。 俺はその例の場所に彼らが遊んだ後の猫を動けないようにして置いておいてくれるように頼んでいた。 その日俺は塾をサボり、たった一人きりで、黄昏時の暗くなり始め不気味さを漂わせる雑木林を抜けた先にある、例の場所へと向かった。 A 猫を用意して貰うにあたり彼らには正直に理由を話してあった。 手で猫に触れない、その弱点を克服したい。 俺がそう言うと彼らは皆、何を言ってるんだコイツはという表情をした。 散々あれだけ一緒に猫で遊んでおいて、 今更になって手で猫に触れないと言い出した俺を、彼らは心底信じられないものを見るような目で見てきた。 しかし俺はトラウマの理由までは細かく話さなかったが、真剣に彼らに説明した。 俺と彼らの間には数多の猫の血で幾重にも結ばれたた仄暗い絆がある。 今さら猫を触れないと言っても馬鹿にされたりはしなかった。 逆に真剣に心配されて弱点の克服の手助けを約束してくれた。 そして俺が頼んだ翌日に登校すると、彼らは既に例の場所に用意したと言って皆口々に頑張れと励ましてさえくれた。 彼らの準備は完璧だった。 それは一見しただけでは猫とわからない姿で拘束され廃プレハブに監禁されていた。 どこから説明すればわかりやすいだろうか… まずそれを最初にパッと見ても猫だとは決して思えないような一直線に真っ直ぐな一本の茶色い何かだった。 説明が下手で申し訳ないが、本当に謎の何かとしか言えないような姿で拘束されていたのだから仕方がない。 次に彼らが選択した拘束具を説明すると、ある意味小学生らしく縄跳びと布製のガムテープの二つだった。 某アニメ、鬼ホニャララの某妹キャラのように縄跳びの持ち手部分を咥えさせらて猿轡を噛まされていた。 そしてそのまま縄跳びの紐部分で何重にも縛りあげ、もう一方の持ち手部分は猫の頭の部分に直立させるように固定してあり、まるで侍のちょんまげのように見えた。 そしてその縄跳びの拘束を補強するように布製のガムテープで数か所グルグル巻にされ目立たないように壁の隅に転がされていた。 最初は普通にその間抜けな姿を見て笑っていたのだが、 その猫の間抜けな姿から彼らなりのエールや気遣いや優しさが段々と見えてきて嬉しくなり、 はじめの笑いとはまた別の意味で笑った。 B 俺の弱点を詳しく説明すると、どうしても手で猫に触る事が出来ないというものだ。 手で触るという行為以外の猫との接触は特に問題なかった。 視覚的な接触、猫を見るだけなら全く問題はない。ただただ憎たらしいだけだ。 手以外の体の部分が接触しても全く問題はない。 それは過去既に確かめてあった。 かつて友人たちと手分けして猫を追い回していた時に、ブロック塀の向こう側で友人に追い立てられた猫が塀を飛び越えてこちら側に逃げてきたことがあった。 塀を飛び越えた先にたまたま俺がいて頭上から猫が降ってきた。 その時俺はブロック塀を背にして立っていた。 降ってきた猫は首から肩甲骨の辺りと接触し、そのまま背中を滑り落ちて俺の背面側の足元、つまり俺とブロック塀との間に落下した。 反射的に俺は振り返り、そして振り向きざまにそのまま猫を蹴り抜いた事があった。 足で蹴る分には全く問題がなかった。 俺の弱点とは手で猫に触れることが出来ないというものだった。 結果から言うと俺は友人が用意してくれた猫のお陰でトラウマを克服し、そして俺の弱い部分を余さず見てしまったその猫は口封じに殺した。 一直線に拘束されたままの状態で足を持ち、雑木林の中で何度も猫の頭を木に打ち据えて殺した。 行為に至るまでの経過は主に自分の内面の心の揺れ動きだけでしかないので割愛し、俺が二匹目の猫を殺した日の話を終わる。 こうして黒ムツの自叙伝とでも言うのだろうか、まとまった文章を読んでみるとつくづく思うのだけど 翻って愛誤の連中が書く文章って知性が感じられんのだよな 文章の内容について考えが合うとか合わないの問題じゃなく 文章を読み書きすることで給与を得るという営みをしたことないんやろなあって透けて見える マックジョブとかそんなんで生きながらえてるんやろなって と変な感想になってしまったけれど、続きを楽しみにしてます >>580 電車の中で読み返していたのですが、フェイクをかけ損ねて失敗していました。 訂正します。 ✕クラス会→◯学級会 またこの一連の話は全てフィクションであり実在する人物や出来事とは一切関係がなく、文中で猫と書いた部分についても全てフェイクであり、本当は全く別の生き物についてのお話しです。 猫にそんなことできるわけないので、gatoという妖怪との書き間違えですよね 伏線回収が最高です爽快感がハンパない妙に中毒性あって三周ぐらいした続き待ってます >>587 低学歴、ナマポ、そもそも底なしに頭が悪い、これが愛誤ですから 毎回毎回「オナジmany!!!!」の連呼 ノーパン婆みたいな知性の無さ 猫しか相手するやつがいないのも愛誤ですから まともじゃないから同じ人間につまはじきにされたクズ共のなれの果てだと思ってます 昨夜、雨の止み間にgatoが掛かりました。 ついさっきまで我が家の車庫にて保管していたコイツですが、 https://imgur.com/a/5AnPovt 今まさに旅立ちの瞬間を迎えようとしているところです。 私の地域は今朝から雨足が非常に強く、土砂降りでした。 降ったり止んだりしているのですが、降り始めるとゲリラ豪雨のように強烈です。 そんな雨も今ちょうど止み間に入っています。 gatoは離陸体制に入りました。 今回は前足と後ろ足をキツく縛り、6つの風船と共に仰向けの体勢で打ち上げます。 前回までのように胴体に括り付けていない分、飛行が安定しそうな予感です。 空は分厚いグレー雲がかかっており、またいつ急に降り始めるか分かりません。 今飛ばなくていつ飛ぶのか。 発射5分前です。 14:40発の便は1袋の乗客を乗せ、 ただいまをもって搭乗を締め切り、離陸体制に入りました。 きちんと定刻通りに飛んでいきましたよ 私と別れるのが辛かったのか、ナァ〜ン、ナァ〜ンなどと甘えた声で鳴き続けていました もちろん時間は待ってくれませんから、その声は次第に遠ざかり、小さくなっていきました 大海原へ消えていく船の汽笛がどんどん遠ざかっていくあの感じに似ていましたね 早く行ってほしかったので手は振りませんでした 中gatitoですかね この冒険通じてたくましいgatoになってほしいものです あえて厳しい使命を課す>>597 氏の意図を汲み取ってくれるでしょうか 汲み取るのはもしかしたら虹の向こう側に逝ったあとかもしれませんがw 撮影したgato動画をAI加工して「全部AIで作りました!」と言い訳すれば何とかなるかも それでも身バレとか考えたらあんまりおススメはしないけどw >>598 その通りです 体重が軽かったので風船の数を通常よりも2個減らしました ヘリウムガスの節約です 「可愛い子には旅をさせよ」の精神で打ち上げさせていただきました 「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」とも言いますしね 可愛い子にこそ時には心を鬼にしてでも厳しく接する必要がありますよね >>602 その通りです そのまま成長しごく一部のキチガイ共のような狂信者共を除き静かに暮らしたい近隣住民に迷惑かける獣にならぬための修業の一環ですからね >>597 「早く行ってほしいから手は振らなかった」 センスが凝集されていて好き ありがとうございます 前回打ち上げの時に作っていただいたイメージ画像を気に入ってまして、再掲させていただきます https://gofile.io/d/H68sBb 獣ごときに希少なヘリウムガスはちょっともったいない 獣程度には安い水素ガスで充分 8000メートルちょうどで風船が破裂して、gatoが4キロと仮定すると10分前後で地上に帰還と計算。 10年ぶりに物理やったけど、計算間違ってたらスマン。 >>597 久しぶりに覗きに来たら お元気に活躍されてるようで 安心いたしました。 また1gatoを大空の旅へと 誘われたとのこと、 大変お疲れ様でした。 これだけ皆さんを 楽しませてくださっているので、 投稿がすぐに貴殿のものとわかるように そろそろペンネーム、いや失礼 gatoネームを名乗られてみては いかがでしょうか? 風船が割れて落下したら加速度センサーでドローンを自動飛行するようにしても 実際に機体と動画の回収がうまくいくかどうかは疑問だしな 民生用のクアッドコプターだと4000m上空まで飛ばせるけど上昇力が足りない 野に返すタイプの接待はAppleのAirTagをつけてニヤニヤしたさがあるけど使い捨てるにはちょっともったいないし 回収できる場合は一目について持ち主に連絡されても困るし難しいのよな >>615 足を何本か折って解放とか蹴りまくって内臓破裂させて解放じゃね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 09.0h [pink] - 2025/10/27 Walang Kapalit ★ | uplift ★ 5ちゃんねる