>>871
さて、今宵もスノーメンがここに居ることを確認したので、私は一度家に帰ります。
時刻は金曜日の22時30分。
一度家に帰り、24時を回ったころに再び参上したいと思います。
人の目を避けるためと、猫が眠るのを待つためです。
日付が変われば人の目はまず間違いなく避けられます。
ただ、その時刻に猫がハウスの中で眠っているかどうかは運次第ですね。

まあひとまず私は家に帰り、夜食を摂ることにしました。


   ◆


家ではどん兵衛を食べ、冷蔵庫で冷やしておいた梨を切って食べ、
コーヒーを一杯淹れて、YouTubeを観ながら過ごしました。

気づけば時刻は23時50分。

ああ、そろそろ鈴木の家に行ってみましょうか。


   ◆


軽トラを走らせ、7分で到着です。
ほぼちょうど24時くらいです。

鈴木の家がある静まり返った路地を街灯が静かに照らしています。
人の気はまったくありません。
目の前はシン...としずまり、街灯の灯りと鈴木の家だけがそこに存在している感じです。

野良の気配も今はありません。
まあハウスの中を覗けば、揃いも揃ってペットショップのように中のブランケットに収まっているのを知っているんですけどね。

さあどれどれ、スノーメンの部屋を覗いてみましょうか。
スノーメンの部屋は鈴木の家の玄関門の真横においてある、「パンパース ふかふか」と書かれているダンボールです。
部屋はいつも通りの場所においてあります。
閉じられたダンボール箱にノートパソコンくらいの大きさの長方形の穴が開けられていて、その小さな穴からスノーメンが出入りするのです。

私は忍足で足音ひとつ立てずにハウスの前に立ち、出入り穴からそっと中を覗きました。
すると、いました!
間違いなくスノーメンです。
やはり決められた自分の部屋にきちんと収まっています!

ブランケットの中でずんぐりと丸くなった白毛の塊が静かに箱の中に収まっています。

私はそのつもりで準備をしてきましたから、スノーメンのダンボールハウスの上から、さらに一回り大きいダンボール箱を被せました。
こうしてスノーメンのハウスは、私が持ってきた一回り大きいダンボールの中に丸ごとすっぽりと収まりました。

あとは簡単です。
このダンボール箱を閉じ、軽トラの荷台に乗せて持ち帰るだけですw

私をあなどってはいけません。
これまでどれほどの猫を手にかけてきたと思っているのですか。

今宵の仕事も、ものの5分ほどで終了しました。


つづく