箱に近づくと、フィリックスは狭い箱の中で精一杯距離を取り、内壁に尻をぶつけながらシャーシャー勝俣してきます。
明らかに不利な状況なのに喧嘩を売る…まだ若いのにしっかり頭gatoですね!
私は本来動物好きなので態度次第では愛護センターに送ってやってもよかったのですが、これは更生の余地は無さそうなので予定通り処分します!
暗さでフィリックスを落ち着かせるのと目撃者対策のため、箱ごと黒いゴミ袋に包み、処分場に連れていきます。相変わらずフーフーゴニャゴニャ言いながらジタバタしてますが、半gatitoで体重が軽いというのもあり容易に持ち運べました。
処分場は離れの風呂場です。
離れは私有林に面していますから、多少声を出されても大丈夫だろうというのと、普段使いの風呂にgatoを入れたら不衛生というのが理由です。
さて、風呂場に着きました。
ステンレス製の浴槽には傷がつかないようにブルーシートが敷いてあります。その上にフィリックスを箱ごと置き、排水口にゴム栓をします。
フィリックスは環境の変化に驚いたのか、いつの間にか勝俣もしなくなっており、不安そうに上目遣いで周りの様子を伺っています。
まずは「下ごしらえ」として、洗剤液を柄杓でまんべんなくかけて油分を落としていきます。