いかんせん異様な死に顔だったため、オバチャンは「動物虐待よぉ〜!通報しなくちゃ!!」と興奮状態です。
オバチャンの名誉のために言っておきますが、彼女は愛誤ではありません。放し飼いや餌付けもやっていない、ごく普通のオバチャンです。
ただ、価値観が昭和なのでしょう。
侵略的外来種の猫や鯉に餌付けして当たり前、飼いきれなくなったアライグマは逃して当たり前、外来種のマングースに在来種のハブを襲わせるショーがあって当たり前…
そんな狂った時代です。
「動物愛護法」も昭和に作られていますから、野生動物や環境の事なんか眼中にありません。
「ドラえもん」では、タイムマシンで過去の原野へ行き、犬猫や植物の種をばら撒く話がありました。
現上皇陛下だって特定外来生物のブルーギルを日本に導入されています。
現代では考えられなくとも、当時の環境観ではそれが普通だったのです。
オバチャンが電話している間に、私は家に戻ってブルーシートと献花用の白百合を持ってきました。
白百合は神聖な花であるらしく、昔、放し飼い爺の家の近くに白百合のツボミを混ぜたツナ缶を供えたら放し飼いをやめてくれた事がありましたw
gatoにくれてやるのは勿体無いのですが、枯れかけていたのでまぁ良いでしょう。
ビニールハウスの中の白百合を採るついでにしれっとマジナイは片付けておきましたw
それからは色々聞かれて、我が家の車庫の防犯カメラのデータを提出したりしましたね。
提出前にデータを確認した際に半gatitoの姿が映っており、そこからフィリックスの処分に繋がったというワケです。
体色を見るに、フィリックスはデブgatoの子供だったのかもしれません。