>>382
キジトラは討死した宝物と私を交互に見つめながら、
私がゴミのように投げた宝物の傍に立っています。

それではメインの〆に入りましょうか。

定食にしようか打撃にしようか迷いましたが、私はまずリュックからトンカチを取り出します。

そしてシンプルにキジトラへ歩み寄りますw

右手にトンカチを持ったリュック姿の人間が歩み寄ってくるキジトラの気持ちはどうでしょうかw

キジトラはゴミとなった宝物から離れようとしません!

いいですね、その根性を見込んでトンカチにしたのです!

私がさらに歩み寄ると、キジトラの勝俣は復活しました!

シャッ!!!
フシャァ!!!

汚い口を目一杯開き、牙を剥き出しにした怒りの顔です!

しかしこんな細身の害獣など私は怖くも何ともありませんw
これまでに一体何匹〆てきたと思っているのですか?え?w


私はキジトラの前で中腰になりました。

フシャ!
ベチッ!!!!!

トンカチはキジトラの顔面に振り下ろされました☆

キジトラは一瞬よろめき、横に倒れました!

次の瞬間には私の踵がキジトラの顔面に落ち、完全にトドメとなりました。

リュックを背負った私の周囲には、それぞれ別々の場所で親子4匹が地面にくたばっています。

ああ、いい宝探しでしたよ!

なるほど、Golden Weekってことですね。

私が見つけた宝物は全てゴミとなりましたが、宝物を探す時間は大変愉快なものでした☆

私はリュックからゴミ袋を取り出し、糞袋をゴミ袋に入れてきちんと持ち帰りです。

夜中の散歩道を静かに歩いて帰宅し、ゴミは焼却炉へ☆

春の静かな晩に夕涼みのつもりがなかなか激しいものとなってしまいましたが、
夢の中では何が起こるか分かりませんからね!

それに春は宝物の季節ですし、次は最初からリュックを背負って散歩に出掛けようかと思います。

それではまた夢を見たら報告します!


おしまい