昨夜見た夢を共有します。
冬ぶりに田舎に帰省してみると見たことのない糞袋が近所でうろちょろしている姿を目撃したため定食配膳して5匹ほど虹の足を渡らせた。
冬にも定食配膳したり箱で捕まえて水ドボンしたりして、根絶やしにできたと思ったが甘かった。
何はともあれ5匹も虹らせたのだから、これで平穏が取り戻されると半分安堵しつつも、念には念をということで夜に付近を車で徘徊していると、何やら黒くて小さな物体がモゾモゾしている。生後2ヶ月ほどの黒gatitoだ。
車で轢いてやろうと少しアクセルを吹かせたら直進して逃げるのではなく、わざわざT字路を右に曲がってその角にある家の門に入って行った。(ト←これを下から見ると"右に曲がる"という意味が伝わるかな?)
「なるほど。こいつはどこが安全地帯かわかってるな。」
一旦自宅に車を戻し、次は徒歩で先ほどの糞袋がいた道に出向いてみると、そこにヤツはいた。
危険がなくなったということで、家の門から出できたわけか。
そして同じ場所に戻って来るということはその付近で餌を探そうとしているに違いない。
近づいてみると、しばらくじっとこちらを見つめていたが、ある程度距離が詰まると一目散に逃げ出した。
しかし、何を血迷ったか、糞袋は私の方に向かって走って来たのである。
そのまま私を横切り、その先にある小さな茂みに入り込んだ。
私は素手で茂みに手を入れ、この醜い害獣を捕獲しようと試みたが、コイツはUターンしてT字路を直進し始めた。
ここで私の勘が働いた。
つい先ほどのコイツの行動からすると、またT字路を右に曲がってその角にある家の門に入ろうとするに違いないと。
私はダッシュで門まで先回りしたところ、予想通りこのアホはその門に入り込もうとしたため、私は足で行く手を塞いだ。
見事先回り通せんぼが功を奏し、素手でこの黒ゴキブリの捕獲に成功。
多少暴れて噛まれたが、地面に叩きつけて2回顔面を踏みつけた。
しかし、瀕死の状態にも関わらず、隙をつかれて再度逃げられ、先ほどの茂みの中に入ってしまった。
そこからずっと茂みの中を調査したが全く見つからない。
どこへ行ったのか、もしかして息を吹き返したのか?
確実に仕留められなかった悔しさで悶々とする中、今朝改めて茂みを調査したところ、その茂みの中にgatito1匹入れるくらいの小さな洞穴があることに気づいた。
もしや?と思い、その洞穴を覗いてみると、「いた!昨夜仕留め損ねた黒gatitoだ!」
目を瞑って横たわっている。
「なるほど。普段はこの茂みの中にある洞穴を棲家にし、飯の時間になれば付近を荒らし、何か危険を察知するとT字路の角にある家の門をくぐって身を守ろうとしていたのか。」
ということは、母親から捨てられたか、はたまた数日前に同じ場所で黒い成獣を仕留めたが、もしやその子供か? 
いずれにせよ、生まれて間もないくせに生存戦略だけは一丁前だ。
しかし、所詮は動物の中の底辺オブ底辺。
人間様の知能に勝てるわけがなかろう。
コイツの生存戦略を木っ端微塵にできたことに感激しつつ、こんなとこで屍になられると悪臭がひどいため、ひとまず洞穴から引き摺り出した。
まだ呼吸はしている。
なんたる生命力だ。
ゴキブリ並みの生命力だけには脱帽だな。
そう思いつつ、虹の橋を渡る際は人様に迷惑をかけないようにと、効果があるかわからないがハーブ香るリセッシュを吹きかけグーパンチでトドメの一撃を喰らわせて完全に虹らせたのだった。

※全ては夢の中で見た話です。