22歳童貞。
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「カーネーション」
1946年3月。
女性のオシャレ雑誌「日本美粧」が復刊した。喜ぶ糸子たち。
そして闇市では、やっと洋服の生地を見つけた。青地に白の水玉模様。
入荷した分は全部買うと言って生地を確保する。
踊り子のサエさんが喜んでくれたので、糸子はちゃんとした洋服第1号を、
まずサエさんに作ってあげることにした。
そしてワンピースが完成したところ、横から、
妹の静子が一生のお願いと言って頼みごとをしてきた。
「今日、そのワンピースを私に着させて欲しいの」
理由を聞いて驚く糸子。
実は静子には、無事に戦地から帰ってきたら結婚しようと約束した男性がおり、
今日帰還するので、そのワンピースを着て迎えに行きたいというのだ。
そう言えば糸子は33歳、静子もすでに30歳、いい年である。
静子は糸子の夫のことを配慮して言い出さずにいたので、
糸子には初耳の話だったが、もちろん快諾した。
急遽、静子に合わせてサイズを詰めたのでちょっときつかったが、
無事に着飾って迎えに行く静子なのだった。
ワンピースは好評で、生地の調達が売れ行きに追いつかないほど。
そして静子は間もなく結婚していった。
その際には、本来は糸子が着るはずだったが、
家に置き忘れたために着れなかった花嫁衣裳を着ていくのだった。
そしてそれを見送ったおばあちゃん(父方)は、間もなく静かに息を引き取ったのだった。 「カーネーション」
1946年7月。
小原家では間もなく、別の妹キヨコも嫁いでいった。
水玉模様のワンピースの売れ行きがすごく、
妹2人が去ってそのぶん縫い子さんも忙しくなったので、
新しく1人「松田恵(めぐみ)」さんを帳簿管理のために雇い入れる糸子。
ところが恵(めぐみ)さんは、てっきり女性だと思っていたら、実は男性でした。
恰幅の良い丸眼鏡の男性で、
以前は心斎橋の大きな洋服店に勤務していたとのこと。
そこでも職人ではなく社長秘書やら何やら、雑用のほうを担当していたらしい。
人脈に期待して仕事関連の人の紹介をお願いしたところ、
「泉州繊維商業組合」に顔を出してみたらどうか、と提案される。
組合に顔を出したら、ちょうど月の会合で料理屋で宴会中だった。
むさくるしいオッサン連中の集まりだろうと糸子は思っていたが、
酒が入ってすっかりできあがっていて、想像どおりというか想像以上というか。
組合長・三浦平蔵さんらが糸子に自己紹介。
そのなかでは唯一、若くてイケメンの周防龍一さんが目立つ。
周防さんは長崎出身で、糸子には長崎弁が少々分かりづらい。
それでも話を聞くと、長崎で職人をしていたが原爆で家も店も焼かれてしまい、
岸和田に移ってきたとのこと。
幸い、嫁も子供も無事らしいが、大変な目に遭ったのだ。
今は、組合長の三浦さんのカバン持ちやらをしているらしい。
「カーネーション」
(続き)
組合長が用事で席を外すと、オッサンが一人、糸子にからんできた。
「紅一点だから、どんな赤い花が来るかと思ったら、サトイモかよ!」
それまでも宴席では女性の糸子を小ばかにする発言がチラホラ出ていたので、
受けて立つ糸子。
白い日本酒を呑み比べして、見事対等に渡り合う。
実は糸子は、お酒を初めて飲んだらしい。
その割には、体質なのか意外とお酒を飲めたが、完全に酔っぱらってしまう。
酔いつぶれた糸子は、周防さんに背負われて店に帰ってきた。
翌朝、二日酔いでそこらへんの記憶があいまいだった糸子だが、
「いい年した女が酔いつぶれて背負われて帰ってくるなんて恥ずかしい」と
昌子さんに叱責されて、思い出す。
恥ずかしくなって、周防さんとは二度と顔を会わせませんように、と思うのだった。 ミルキーホームズの2期の1話を見た。
探偵の本分を忘れて、畑仕事に精を出す主人公たち。
畑ならまだマシだろう。
より生産性が高く、代わりに手間ももっとかかる田んぼをやりだしたら
完璧に農業娘だ。
OPは1期のほうが良かった。 1月11日(水)の日経新聞朝刊の1面トップ記事は
「日本株 公的資金頼み 外国人売りの7割を吸収」だった。
2011年下期は外国人が日本株を2兆円売り越したが、
同じく下期に日銀は5100億円のETFを購入し、
公的年金も9000億円弱ほど日本株を購入したと見られ、
株価を下支えしたという内容だった。
ちなみに1月11日(水)も東証一部の売買代金は1兆円割れで、19営業日連続の低迷。
東証によるオリンパスの上場維持方針が報じられるなど(罰金は1千万円)、
>>219のとおり大口優先の度が過ぎて個人投資家はしらけてると思う。 「カーネーション」
元・大日本婦人会のオバサンが来店して、相変わらずの説教口調で
今度は国に対する「米よこせ」運動の宣伝をしていった。
説教できれば何でもいいのか、と閉口気味な一同。
おじさん客が来店して、背広を新調したいと告げる。
しかし今の糸子の店には、ミシンなどの設備はあるものの、
夫・まさるさんが死んでしまったため男物の紳士服の職人がいない。
聞いてみたら、近隣の紳士服店はどこも店が閉まったままなので
ここに来たという。
そこで松田さんの提案で、例の繊維組合で男物の職人さんを借りて対応することにした。
組合長さんに相談したら、よりにもよって、あの周防さんを紹介された。
恥ずかしいが仕方ないので、周防さんを連れて店に戻る糸子。
周防さんはその日はお客さんの採寸を行い、後日、改めて来店して仕事にかかる。
一段落したところで糸子と話す。
糸子が周防さんの履いてるクツに感心したところ、あのクツは舶来品で
家が焼かれた時に嫁さんが何とか持ち出してくれた貴重な品だとか。
いっぽう、周防さんは糸子が作った、水玉模様に婦人服に感心していた。
大阪では長崎弁が通じにくいが、酒の席に三味線などを持っていくと
意思が通じ合える感じがする。服もそれと同じで、
町であの婦人服を見るといかにも戦争が終わったんだな、と感じさせてくれる、と。 「カーネーション」
周防さんが今日も糸子の店に、背広の仕事で働きに来た。
糸子の母が「いやみのない、ええ人やねぇ」と誉めるなど、店の女性陣の受けも良い。
そんな時、商店街のおっちゃんたちが糸子に知らせてきた。
夜逃げしたナツが、パンパンガールをしているのを見かけたと言うのだ。
「あれだけの別嬪や、見間違えやあらへん」
背広に合ったボタンが無いので、周防さんを連れて闇市にボタンを買いに行く糸子。
ふと、男前のびっこの帰還兵を見かける。
ナツがどうしようもなく面食いだったことを思い出し、気になって跡をつけてみる。
帰還兵は町外れのあばら家に入っていく、中から女性の気の強そうな声が聞こえる。
案の定、中から出てきたのはナツだった。
髪にパーマをかけ髪飾りをつけ、派手な花柄の洋服を着た、パンパンガールの格好だ。
思わず「何やってんや!借金残して夜逃げして、そんな格好で何やってんや!」と飛びかかる糸子。
ビンタし、引きずり倒して馬乗りになる。ナツは驚くが、
「関係ない!あんたには関係ない!もう二度と来るな!」と叫んで去っていく。
ナツの零落ぶりを見てショックを受ける糸子。
水玉模様のワンピースがとてもきまってるサエさんが来店しても、上の空だ。
周防さんが感じたとおり、糸子は服によって、女性たちに戦争の痛手を忘れさせよう
という夢を持っていた。
しかし本当にどん底の人間には、服じゃダメだ、やはり人が手を差し伸べてやらなきゃならない。
糸子の周囲にはもう一人、どん底の人間がいる。
八重子さんの義母で、安岡家の泰蔵さんや勘助のお母さんのおばちゃんだ。
糸子は八重子さんのところに出向いて、おばちゃんに会わせて欲しいと言う。 「カーネーション」
昨日の最後の一段落は、糸子がなぜ安岡のおばちゃんに会いに行ったのか分からなかったので
勝手に解釈して書いたのだが、自分は糸子の意図を読み間違えていた。
糸子は安岡のおばちゃんに、お願いをしに行ったのだ。
ナツは昔から、なぜか安岡のおばちゃんには心を開いていた節がある。
だからナツを助けてやって欲しい、と。
夜逃げした挙句、肉体商売にまで身を落としてしまったナツを何とかしたいのだ。
息子二人を失い、安岡のおばちゃんは寝たきりになっていて目もうつろだ。
そんな自分が人を助けるなんてできるはずない、といったんは断るが、後日、
孫の太郎(泰蔵さんと八重子さんの長男)におんぶしてもらい、
最後は杖をつきながら歩いて、ナツに会いに行く。
思ったとおり、ナツはおばちゃんを家に入れてくれた。
夜逃げ中にナツの母は亡くなったとのこと。
おばちゃんの方も勘助と泰蔵が死んだと告げたら、思わず耳をふさぐナツ。
感情を吐き出し、慰めの言葉をかけられ、これでナツも少しは立ち直ることができるのだろうか。
周防さんは期日どおりに背広を仕上げて、糸子の店を去っていった。
糸子が謝意を告げると、周防さんは微笑みながら
「最後のほうは口をきいてくれないから嫌われたのかと心配した」と言う。
糸子は、これ以上口をきいたら好きになってしまいそうだから、あえて会話しなかったのだ。
心を乱されないよう、もう二度と周防さんに会いませんように、と思う糸子だった。
(次週予告)
これまでドラマ中で扱ってきた服は、いちいち採寸して作るオーダーメイドだけだった。
これだと高価だろうし、自分で洋裁して作るにしても手間がかかるだろうと思っていたら、
次週予告で繊維組合の組合長さんが「これからはレディーメイドの時代やで〜」と言っていた。
洋服が廉価に大量販売される時代の到来か。 「カーネーション」
ナツが安岡家に恐る恐る顔を出して、勘助・泰蔵の遺影に手を合わせた
安岡のおばちゃんも吹っ切れて、八重子さんに今までの仕打ちを詫びるとともに、
安岡髪結い店を安岡美容室に改名し、八重子さんらの服装も洋装の制服にしよう、と言い
そしてナツに店を手伝ってもらいたいと頼む
ナツの借金は月払いで返すことになり、糸子がその保証人になった
昌子さんや松井さんは安易に他人を助けすぎると苦言を呈するが、
糸子はナツに「礼は要らない、これで私の祝言の時に助けてもらった恩を返したから」と言う
「安岡美容室」の看板を新調し、その前で
白い制服を着た八重子さん・おばちゃん・ナツ、そして糸子らが記念写真を撮る
本日のNHK 13:05からの「スタジオパークからこんにちは」で
ナツ(奈津)役の女優さん、栗山千秋を紹介
1984年生まれ
スタジオに登場した時は、長い黒髪を下ろして、少女趣味っぽい服装のせいで
今のナツ役とはうってかわって少女っぽく見えて意外だ
確かに初めての映画「死国」のよみがえる少女役が合いそうだ
それが2007年映画「ハゲタカ」では髪をつめて記者役を演じて知的に見えてナツ役も同様
自分はこの髪型の方が良いが、母はナツ役の今のつめた髪型の方が良いと言う
10年目には丸坊主の頭で舞台も演じたそうで驚き ナツの借金は、戦後の超インフレでかなり目減りしていて返済負担が軽くなってたと思う
日本の戦争国債も戦後のハイパーインフレで帳消しになったと言うし
>>273の訂正
× 栗山千秋
○ 栗山千明
× 松井さん
○ 松田さん
「カーネーション」
1948年。神戸から伯父さん(母方の伯父で、金持ちの松坂家)がやって来て、思い出話に花が咲く。
松坂家は空襲で焼けてしまったが、金持ちだけあって、すでに家は建て直し済み。
ただ、昨年冬に神戸の祖父(母方の)は死去。
また糸子の3人いる妹の最後の1人、ミツコは昨年春に祝言をあげて嫁に行った。
これで3人全て嫁に行ったわけだが、伯父さんが糸子の母(伯父さんの妹)に
「娘はまだ糸子が手元にいるじゃないか」と言うと、糸子の母は
「これ(糸子)は娘じゃなくて息子みたいなもんですから〜」と答えるので笑ってしまった。
姉妹げんかが絶えない長女・優子と次女・直子。
優子は口が達者で、直子は手がすぐ出る。
三女・聡子はけんかせず大人しいが、彼女らに言わせると「聡子は賢くない、アホや」。
安岡家の太郎は三姉妹にも人気だ。
店が大繁盛で多忙極まりないなか、繊維組合から糸子に、料理屋に来るよう呼び出しがかかる。
周防さんと会いたくないこともあって、月の会合も忘年会・新年会も出ず、
事務所にも顔を出さず、すっかりご無沙汰してるので尻込みする糸子だが、
松田さんがそこんところは謝っときましたから行ってきてください、と言う。
行ってみると、組合長・三浦平蔵さんが話を切り出す。
「こいつに手を貸してやってくれんか」
こいつとは、先日の会合の席で糸子にからんできたオッサン、北村達雄のことだ。何だろう。 世界景気に連動するというバルチック海運指数が
1000を割りこんで3桁に転落 「カーネーション」
まるでヤクザみたいな格好の北村さんの計画とは。
今の洋服は客から注文を受けて生地を選んで採寸して作るという、
昔ながらの呉服屋みたいな商売(オーダーメイド方式)だが、
これからはアメリカ式のレディーメイドという商売方法の時代だ。
あらかじめいくつかのサイズで服を何枚も作っておいて売るから(既製品)、安く作れる。
そういうレディーメイド式の洋服の商売をしたいというもの。
組合長は、北村さんのチャレンジを支援したいので、糸子の手を借りたいという。
すでに心斎橋の隅っこに店と工場(こうば)を用意してある。
糸子には、商品となる洋服の「型」だけ作ってもらい、それを工場の監督に教えてやって欲しい。
報酬は売上の1割の歩合制で。
糸子から話を聞いた昌子さんと松田さんは、話を請けるべきだという。
昌子さん「120円のワンピースが300着売れたら、3600円の稼ぎになる」
松田さん「パーマ機代は返ってきたが、美容室の改修代を貸しており、ナツの保証債務もある。
稼げる時に稼ぐべき」
※さらに個人的には、糸子が在庫リスクを抱えずに済むのが大きなメリットだと思う。
ただ、1割というのは安すぎるかも知れない。
しかし難色を示す糸子。
松田さんは、北村さんがアクの強い男だから嫌気してるのかと思ったが、
男勝りの糸子はそんなことは歯牙にもかけていない。
そうではなく、どこの誰が着るかも分からないのにとりあえず大量に作っておいて売るというのは、
あまりに雑で、情の無い商売だと思ったからためらっているのだった。
「カーネーション」
(続き)
来店して写真を見せる外人の婦人さんや、婦人雑誌を持ち込んで写真を見せる八重子さん。
いずれも「ディオール」の服だ。フランスの服ブランド。
しかしデザインは良いのだが、戦争の余波でフランスでもまだ洋服の生地が足りず、
充分に作れていないらしい。
さて、うるさい糸子の娘たち三姉妹の姿が見えない。
日替わりでピアノ、習字、絵、長唄、お花、ダンス、日本舞踊を毎日習わせることにしたためだ。
これで日中は、娘たちに煩わされずに済むと思ったのだが、そうはうまくいかなかった。
「ピアノが欲しい!ピアノ買って!」と三姉妹が口を揃えておねだりしてきたのだ。
ピーチクパーチク、やかましいことこの上ない。
ダメだと言ったが、夜中に三姉妹はピアノの絵を描いて「ぜったい買ってもらおうね」などと言っている。
先日の件で、繊維組合の事務所に2年ぶりに顔を出す糸子。
周防さんの姿がないので、安心して顔を出せる。
これからは月の会合に顔を出しますと組合長に言い、
北村さんと互いに「じゃがいも」「さといも」と言い合うのだった。
組合長さんが、「龍馬伝」で殿様役(山内容堂)だった人なので、
ついそちらを連想してしまう。 本日のNHK 8:15からの「あさイチ」で、手荒れの話題。
手荒れに関連して、>>241の疥癬の話も出た。
・疥癬は、なんと見た目だけでは手荒れと区別がつかない。皮膚の中にヒゼンダニが巣食っているのに。
・医師が顕微鏡などで診断するのはともかくとして、素人はどうやって判断すればいいのか。
・特徴のひとつは、手だけでなく広い範囲、全身に発症すること。
・もうひとつは、とんでもなくかゆいということ。深夜に眠れなくなるほどに。
・疥癬は自然治癒はほぼ不可能。医師にかかって薬などで治すことが必要である。 本日のテレビ東京 23:00からのWBSで、
ハリウッドのヒーロー映画「スパイダーマン」シリーズの最新作が、
世界に先駆けて日本で初公開されるとのこと。
日本では映画が冷え込んでおり、アメリカのヒーロー映画も売れないものが多いので
意外に思える話だが、
そんななか「スパイダーマン」シリーズは日本でも珍しくヒットしているからとの理由らしい。
ストーリーが重厚だからではないか、とか。
「カーネーション」
(木曜日)
レディーメイド(既成服)の商売を成功させるには、工場(こうば)の監督さんがキーマンだ。
どんな人だろう。
と思ったら、何と例の、周防龍一さんだった!
糸子は驚きのあまり、直そうとしていた工場の掛け時計を逆に壊してしまった。
さて肝心の、糸子が担当するデザインは、というと。
北村さんは、あんたが流行らせた水玉模様のデザインでいい、と言う。
あまりに女性向けファッションを舐めた無知な注文に、糸子は激怒する!
北村さんの首根っこを掴み、お手製の切り抜き帳を見せて、説教開始。
戦前の流行は、まず女性っぽいデザインの服が流行り、
それから肩パットが入ってピシッとした紳士ものっぽい服へと移っていった。
そこへ戦争が始まって、モンペ一色に。
そして戦後はまず、パンパンガールの服がもてはやされた。
それから、糸子が作った水玉模様の服が流行った。
しかしその水玉模様の流行は1946年の春から夏のことで、もう2年も前の話だ。
今じゃ犬も食わん。
流行という市場の絶対的な掟にはちゃんと従わないと、女性服は売れない。
初めて知る女性服市場のレクチャーに圧倒され、
北村さんはよろよろと退席していった。 「カーネーション」
(木曜日・続き)
あとの打ち合せを任されたのは、周防さん。
さてどんなデザインにするか。
糸子はまず、ディオールというパリのデザイナーが発表する服が、今は人気だと写真を見せる。
ではそれに似たデザインで行きましょう、という周防さんに対して、
糸子は、ディオールのは生地を使いすぎるので、
生地の使用を抑える方向にアレンジしよう、と答えた。
さて店に帰宅後。
つい周防さんのことを、皆に隠そうとしてしまった自分に気づく糸子。
ふだんは男勝りなのに、周防さんの前では一転しておろおろ気味になってしまう。
意識しすぎてやりにくい。
糸子は周防さんに、どうしてテーラー(職人)をやめて監督の仕事を請けたのか、尋ねてみた。
「紳士服は仕事量が増えすぎて、大差ない内容になってしまった。
だったら北村さんによると勉強になるし、給料がいいというし、
それに小原さんが指導すると言うので、請けてみた」
「小原さんが指導すると言うので」という周防さんの言葉に、
思わず固まる糸子。 「カーネーション」
(金曜日)
糸子は必死に、周防さんは職人としての自分に指導を受けたいだけなんだ、
と自分に言い聞かせて動揺を抑える。
糸子の3人娘が談判してきた。「ピアノ買うてください!」
糸子は自分が父に、パッチ屋で働きたいと談判した時のことを思い出し、
その時の父と同じく「アカン!」とはねつける。
この壁を乗り越えて、成長してみろ、と言わんばかりに。
さて、糸子のデザインが完成した。
いいデザインだ、カッコイイ。
ただ周防さんが心配したとおり、生地を使いすぎなので北村さんが反対してきた。
120円の価格設定の服に20円の生地を使うなんて採算を無視しすぎだ、
丈を短くしよう、ギャザーを減らせ、と怒鳴る北村さん。
北村さんが社長だから、反対されたらデザインは採用してもらえない。
しかし糸子もそこは譲れない。
そんなケチケチした服じゃ売れん。
特に開店時は大事だ、お得感を出して客に印象づけなきゃいかん。
糸子は説得するために、北村の襟をつまんで自分の店の現場に連れてきた。
次々と来店する女性客は、色々と細かな注文をつけてくる。
例えばサエさんは言う、「値段が高くなっても、生地をたくさん使ったスカートが着たいわ〜」
しかし北村さんの感想は、
「女っちゅうのは、自分のブサイクさをさしおいてあれこれ注文ばかりしてきて、バカだ」
ダメだこりゃ。
女性服の商売現場を一日見たわけだが、全然学んでない…。
このままでは、糸子のデザインは採用されない、どうする。 「カーネーション」
(金曜日・続き)
と、そこへ助け舟が。
帰ろうとする北村さんを糸子のお母さんが呼び止めたのだ。
店でみんなで一緒に夕食をとり、お酒を飲む。
「お母さんは仏さんですか?」
聞けば、北村さんは男ばかりの家で育ったそうだ。
だから、家に女がいるのは良いもんだとしみじみ涙ぐむ北村。
まぁ、糸子のお母さんには、
あわよくば北村さんを糸子の再婚相手にどうか、という魂胆もあったようだが…。
ともかく糸子のお母さんに毒気を抜かれ、女性への考えが変わった北村さん。
翌日糸子に、自分は女も服もよく分からんから全部周防に任せる、と言う。
つまり、糸子のデザインにOKを出したのだった。
「カーネーション」
(土曜日)
4月15日の、北村商会の開店日が迫ってきた。
糸子は北村さんに指示する。
薄利多売で行くので、とにかくたくさん売らなきゃいけない、
つまり品切れさせないことが大事。
縫い子さんの質は良いので、あとは生地をたくさん準備することだ。
北村さんが素直に応じるので、この店を失敗させるわけにはいかんと思う糸子。
繊維組合の月の会合が開かれ、糸子も参加した。
いよいよレディーメイドによる新しい時代の到来だ、
戦争で焼かれた跡からまた新しいものを見せてくれ、と
酒を飲みながら激励する組合長、その言葉に涙ぐむ北村さん。
そして糸子も、お湯につかったように、心の中が溶けていくのを感じた。
帰り道。
周りに男たちがいた昔を思い出し、それが全員死んでいなくなって、
自分は恋しいのかと思う糸子。
そして周防さんのことが頭に浮かぶ。
周防さんはヒトのものやのに…と空の星を眺めてつぶやく。
(※周防さんは妻子持ち)
泣いても笑っても15日まで。
開店を成功させたら、しまいや。
自分の気持ちにけりつけるために、ひとつだけ許そうと思う。 「カーネーション」
(土曜日・続き)
いよいよ開店日の朝。
紅をさし化粧をし、自分のデザインした服を着る糸子。とてもきまってる。
工場(こうば)に着くと、幸い周防さんしかいない。二人きりだ。
桜の花のついた枝を工場(こうば)の周防さんに差し出し、「好きでした」と告白する。
そして立ち去る糸子の腕を掴み、引き止める周防さん。
自分もずっと好きでした、と告白し、糸子を抱きしめる。
おおーっ、絵になるロマンスや…
それを扉の外で聞いてる北村さん。
次週予告。
「隠しきれない恋」
命短し恋せよ乙女。
怒る母。 「カーネーション」
不倫の恋の思わぬ影響に愕然とした回。
抱きしめあう糸子と周防さんだが、その現場を北村さんに見られてしまう。
糸子は立ち去った北村さんに謝りに行こうとしたが、周防さんに止められる。
帰宅した糸子は、周防さんと相思相愛だと分かって、気分が高揚。
母には「綺麗になった」と言われ、
今までずっと和服で過ごしていたのを洋服に着替えて店に出たら
「似合ってる」「綺麗」と皆から言われる。
久々に自分用の洋服を作ってみたくなり、作ってみたら出来が良くて商品化できるほど。
それが何着も続く。
しかし。
1948年5月、糸子は組合長に繊維組合の事務所に呼び出された。
何と、周防さんと糸子がグルになって北村さんからお金を巻き上げた、
という悪い噂が流れているという。
周防さんは北村さんの工場(こうば)をクビになり、
しかも噂のせいでどこも雇ってくれず、今は日雇い生活でしのいでいるらしい。
驚く糸子、悪いのは自分だ、どこのどいつがそんな噂を…!
北村さんか?
確かに、よりにもよって開店の日に二人でふざけていたと見えたかも知れないが、
いくら何でもそこまで言われるとは…。
…と思ったら、組合長「だからこそや。」
じつは北村さんも糸子に惚れていたのだ、だからこそショックを受けたのだと。
北村さんのことが全く眼中に無かった糸子は驚く。 「カーネーション」
(続き)
さらに組合長は、ためらいを見せつつも、糸子に話す。
「周防に聞いてみたんや」
遊びならともかく、真剣に想ってるなら、どうするつもりや、と。
周防さんはこう答えたそうだ。
妻は長崎の原爆の後遺症を患っており、妻を捨てることはできない、
一生背負って生きていくつもりだ。
それはとてもつらいことだ、そしてあまりにつらい時には、
必ず小原さんの顔が思い浮かぶのだ、と。
真剣に糸子のことを好きなのだが、どうにもできない、苦しい周防さんの心のうちを知って、
糸子は涙ぐむのだった。
組合長は糸子に、周防のことはよく知っている、絶対に飢え死にさせるようなことはせん。
だけど、自分ももう60歳だ…。と言っているところに、
ちょうど周防さんが事務所にやってきた。
顔をあわせる糸子と周防さん。
「カーネーション」
話題にしていた周防さんと顔をあわせ、気まずくてそそくさと立ち去る糸子。
全くの偶然だったが、運命を感じたり。
帰宅したら、店の前で母が台をこしらえて小物を広げている。
ピアノが欲しい糸子の娘たちが小物を自作したので、それを売ってあげるのだという。
手提げ袋や人形用の小さな服など、意外に良く出来てて目を見張る糸子。
しかしすぐにダメだしして片付けてしまう。
小物がどのくらい売れたか、楽しみに帰ってくる娘たち。
気をつかって、糸子の母(娘らの祖母)は「全部売れたよ」と言って
代金の入った小箱を渡すのだった。
このペースで売れたら、いつかピアノも買えそう、と喜ぶ娘たち。
張り切って夜更かしして、おのおの小物を作っていたが、糸子がもう寝なさい!と叱る。
糸子が引っ張り出した布団の上の風呂敷のなかから、
売れたはずの小物が出てきたので、娘たちは祖母のウソに気づいてガッカリするのだった。
翌日、周防さんから電話があり、糸子は喫茶店で会うことに。
行ってみたら何と周防さんは右足をケガして、杖をついていた。
全治1ヶ月、当然日雇いの仕事などできない。
窮した周防さんは組合長に雇ってもらおうと思ったのだが(先日事務所に顔を出したのはそのため)、
組合長はあえて糸子に雇ってもらうよう勧めたので、糸子と会うことにしたのだ。
周防さんは、それでは小原さんに迷惑をかけてしまうと言ったが、組合長はあえて言う。
「人の道は踏み外さないためにある。しかし踏み外して苦しむためにもある」
「惚れた女から告白されるなんてことはそうそうない」
糸子は周防さんを雇い入れることにした。周防さんと一緒にいれて、嬉しく思う糸子。 同人誌、[シュート・ザ・ムーン (フエタキシさん)] AOMAN (バクマン。)
で抜いた。
原作は、どんなものかは知ってるけど読んだこともアニメを見たこともまだない。
「カーネーション」
周防さんが糸子の店に働きに来るようになった。
まだ足は完治せずとも、自然と高いところの仕事は彼の担当になっていた。
娘たちに根負けして、ピアノではないが中古のオルガンを買ってあげた糸子。
きっちり三姉妹で使用する時間を決めてはいるが、喧嘩は絶えない。
ちなみに、長女・優子は習い事がどれも長続きしている。
いっぽう次女・直子は、絵だけ残して他はやめてしまった。
しかしその絵の才能は学年で一番、いや学校で一番と言っていいほど高いようだ。
安岡美容室の前に、怪しい挙動?のおじさん紳士。
糸子が美容室に娘たちを迎えに行ったら、入れ替わりにナツが店を上がって、
何とその紳士と連れ立って帰っていった。
そのおじさん紳士は、ナツを待っていたようだ。
周防さん用のミシンが手に入り、2階に設置完了。
今までは婦人服の手伝いをしていた周防さんが、いよいよ紳士服を本格的に手がけるようになる。
周防さんは、二人でいるときも、みんなといるときも、糸子と距離を置いている。
しかし糸子がふと周防さんの方を見ると、周防さんも必ず見返してくれる。
視線が触れ合う、それだけで嬉しい糸子なのだった。
娘たちはまだ夜の小物作りを続けている。
長女・優子に対抗して、次女・直子もまた作りはじめた。
ちょうど世間で三つ揃えの紳士服が流行っているおかげで、
店に紳士服の見本を置いたら早くもチラホラ注文が舞い込んできた。
そしてあの、ナツと連れ立ったおじさん紳士も客としてやってきたのだった。 ラジオで言ってたこと。
うつ病の初期症状は素人には分かりにくい。
うつ病は身体に出ることが多く、内科にかかることが多いのだ。
もちろん内科でいくら検査しても分からない。
しかしできれば内科でいくつか質問して欲しい、そうすればうつ病だと分かるのに。
・ここ1ヶ月、ずっと憂鬱な気分になってませんか?
・ものごとへの関心が低下してませんか?
…単なる過労とどう違うのだろう。
アニメAnother を視聴。
今期の新作アニメで今のところまともに見ている2本のうちの1つ。
しかし次週になると内容を忘れかけてて
再度先週の復習をしないといけない程度の関心度。
3話で、ラストの惨劇に衝撃を受けた。
決定的シーンでは目をふさいだが、耳に入る音は防げなかった。
「カーネーション」
ちょびヒゲのおじさん紳士・桜井さんは、ナツと結婚するのだと言う。
だから自身の燕尾服と、ナツのウェディングドレスを作って欲しいとのこと。
(ナツがかつて持ってた婚礼衣装は、夜逃げの際に置いていったので今は持ってない)
糸子が、ナツは相当「わけあり」だがそれを知ってのことか、と念を押すと、
それは承知の上で幸せにしてやりたい、と桜井さん。
ナツ自身は普通の服で済ませるつもりなので、ナツにばれぬようドレスの作成が開始された。
まず安岡美容室の人たちの協力で、ナツが着ている制服を入手して採寸。
パーマをかけてもらいつつ糸子がナツの体型を確認して、すらっとした首に合うデザインを選択。
そして婚礼の日、無事に桜井さんにドレスを渡して、
二人の旅立ちを見送る糸子たちと安岡美容室の面々なのであった。
周防さんも近所の人たちに馴染み、全てが順調で怖いくらいだ。
不意に足元をすくわれるのではないか、というかすかな不安。
さて、松田さんは例の遊び人の役者・中村春太郎のファンだそうで。
糸子の許可を得て、嬉しそうに仕事時間中に春太郎のラジオを聞いたり。
聞き終わって席に戻った松田さん。
かかってきた電話を受けると、不穏な内容。
「えっ? うわさ? 小原さんと周防さんが?」
不安的中か。
ビビッドレッド6
ピュアガール
祝福の鐘の音は、桜色の風と共に 俺も22年間彼女いなかったけど、突然彼女出来て昨日卒業したよ。勿論ぶさめん 23で卒業したやつもいる
でも25過ぎると一生童貞の確立が高くなるとか 親の病気がよくならなくて
あるときふと見たら以前より悪化しててびっくり
心配していろいろ考えたり調べたりして
「こういう可能性があるから病院で検査を受けたら」
と忠告するんだが
忠告するたびに怒鳴られる
そのくせ今通っている病院の高額治療(1回ン万円)では
なかなか改善せず、しょっちゅう文句を言っている
だから忠告すると耳を貸さず怒鳴るだけ
その繰り返し
よくならないから心配して調べてアドバイスしてるのに何で
「お前は性格が悪い」挙句の果てに「生むんじゃなかった」とまで
言われなきゃならないのか
もうどうなっても知らんわ 1000円中古車 → 諸経費込みで支払い額 148000円 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています