湯を出そうとシャワーに手を伸ばした時、風呂場の硝子戸の開く音に慌てて振り返る。そこには、バスタオル一枚を纏っただけの妹が立っていた。とっさに近くにあったハンドタオルで下を隠す。「お、お前何やってんだよ、すぐ上がるから待ってろって」「ち、違うもん……!」